煮干しラーメンの最高峰!『中華ソバ 伊吹』
店の前からはフワッと煮干しの香りが漂ってくる。使用する煮干しは独自のルートで仕入れた全国各地の極上のもの。店主は煮干しのことを熟知していて、種類ごとに温度や火入れのタイミングなどを変えて、旨味を抽出しているという。おすすめは中華ソバ800円。スープは一見くどそうだが、魚介系の上品な香りが広がり、ひと口飲めば奥深い味わいを感じられる。低加水の細麺はパツっとした歯応えで、濃厚な煮干しスープを受け止めてくれる。極厚チャーシューは、ガッシリとした歯ざわり。刻みタマネギはシャッキリした食感とサッパリ感があり、力強い煮干しスープにぴったり。
『中華ソバ 伊吹』店舗詳細
陳さんファミリーのキャラも魅力的。『華福』
ベトナムと中華という組み合わせは、シェフの陳賢錦(チンケンキン)さんの家族の歴史に深く関わる。福建省出身の陳さんは、ベトナムの華僑の家系であった縁でベトナムに渡り料理を習得。渡日して銀座のベトナム料理店などに勤めたのちにこの店をオープン。メニューには、ボリュームたっぷりの中華料理、野菜と米粉をたっぷり使ったヘルシーなベトナム料理がズラリ。餃子の皮もタレも一から手作り。奥様と開発したオリジナルメニューも絶品の味揃いだ。
『華福』店舗詳細
やさしくバランスがいい絶品スープ。『中華そば さわ』
2018年12月開店。店名の「さわ」は店主の2人の子供の名前から1字ずつ取ったそう。一番人気は特製中華そばで、手作りにこだわるワンタンは、ショウガの風味が効き、サッパリ食べられる。また、低温調理した肩ロースのチャーシューは食感と旨味が楽しめる。多くの人を魅了するスープは、鶏ガラや背ガラ、煮干し、かつお節などを使用し、温度を徹底的に管理して作っている。醤油ダレの味わいと香りがしっかりと立ち、バランスがよくやさしくありがながらしっかりとした旨味を感じさせる。中細ストレート麺はスープに合うプリッとした食感だ。大ぶりのメンマや味玉も旨い。
『中華そば さわ』店舗詳細
エキゾチックなスパイス遣いに瞠目。『マナカマナ』
看板には「Since 1998」の文字。オーナーの齋藤まどかさんと亡きネパール人の夫が店をオープンしたのは、ネパール料理が世間に認知されるはるか前のこと。「フェヌグリーク、アジョワン、山椒などのスパイスを熱々の油で熱して香りを出すのがネパール料理の特徴」と齋藤さん。スパイスの香りが食欲をそそるおかずが添えられたネパール定食ダルバート、干し肉の炒め物スクティなど、ネパール人シェフによるソウルフードを召し上がれ。ランチはバイキングで日替わりカレーが楽しめる。
『マナカマナ』店舗詳細
優しすぎるマフェの味わいに舌鼓。『喫茶さかもと』
「他の喫茶店では食べられないものを出したかった」とは、店主の坂本新介さん。妻・千佳子さんが仏留学中にルームメイトから教えてもらったアフリカ料理・マフェをカスタマイズし、看板メニューに。欠かせない食材のピーナッツペーストがたっぷりと入って、香ばしさが甘みを引き立てる。ゴロっと大きなチキンは煮込まれてホロホロ。味わい優しく、ボリューミーで大満足の一品だ。
『喫茶さかもと』店舗詳細
/営業時間:11:00~20:30(20:00LO)/定休日:月・火/アクセス:東武東上線上板橋駅から徒歩3 分
スパイス香るアッツアツの鉄板カレー。『匠えん』
数十種のスパイスが芳しい匠えんカレーには、タンドリーチキンがゴロゴロ。「鉄板の熱で、香りが最後まで立っているんです」とは、店長の小畑真さん。強い辛味も癖になるが、そこにバターが溶けて甘く変化するのも楽しい。また、スープカレーも人気だ。チキンと野菜、アサリを圧力鍋で煮込んだあっさりスープは、魚介の香りが際立つ。玄米ごはんをたっぷり浸して食べれば、やみつきに。
『匠えん』店舗詳細
定食感覚でどこか懐かしい味わい。『カレーハウス LAHAINA』
店主の佐々木敏男さんは、学生時代にアルバイトしていた学生食堂のカレーを再現。飴色にしたタマネギやリンゴを煮詰めてこっくり甘めのルーを作り、客の好みに合わせて辛さを調整する。「ウチは香り重視。20倍でも優しい辛さだよ」と、ニッコリ。ふんわりチーズオムレツとの相性ときたらもう。さらに、大きな具材があふれんばかりの豚汁にまたびっくり。意外なマッチングが癖になる!
『カレーハウス LAHAINA』店舗詳細
鯛のうま味が濃厚に詰まった一杯。『鯛塩そば 縁』
『鯛塩そば 縁(えにし)』はその名の通り、鯛のおいしさを満喫できるラーメン店。一番人気の鯛塩濃厚そばは、鯛で炊いたクリーミーなスープが特徴。メニューを開発したのはなんとフレンチのシェフ! 鯛のうま味を最大限に引き出した洋風の一杯はラーメン好きを裏切らない濃厚な味わい。ミニサイズの鯛茶漬けでしめれば満足必至です。
『鯛塩そば 縁』店舗詳細
濃厚シチューの芳醇ハンバーグ。『AIDA』
新板橋駅から3分の場所にある『AIDA(あいだ)』は、街の洋食屋として地元の客さんを中心に人気を集める。看板メニューはホイルに包んで提供するビーフシチューがけあいだハンバーグ。ビーフシチューの芳醇な味わいとジューシーな手ごねハンバーグの取り合わせは幸せの味。しっかり濃厚なのに後味が重たくないのは、保存料も化学調味料も使わないから。老舗洋食屋『つばめグリル』から受け継ぐレシピが並び、どれも体にやさしい味わいだ。
『AIDA』店舗詳細
ワイン通の美食家に支持されるパスタランチ。『WineBistro Le mariage』
お肉料理やパスタ、一品料理を中心にしたイタリアンを、店主がセレクトするワインとともに堪能できるのが『WineBistro Le mariage(ワインビストロ ル マリアージュ)』。ランチタイムのパスタセットはボリューム抜群。中でもゴルゴンゾーラとトマトのクリームパスタは素材同士を引き立てる組み合わせの妙がキラリと光る。ワイン好きなら足を運んで損はない、隠れ家的レストラン。
『WineBistro Le mariage』店舗詳細
本格フレンチのランチコースを板橋価格で。『パリ4区 板橋店』
飲食店が集まる板橋駅前で、本格的なフレンチを食べられるのが『パリ4区 板橋店』。ランチタイムは特にお得で、コースは1600円から! オーナーシェフが市場で買いつける新鮮な肉や魚を使ったメイン料理はもちろん、多くのお客さんが選ぶニンジンのムースも絶品。修業時代は料理勝負を仕掛けるなど、実力を磨き続けたシェフが作る工夫あふれる料理に舌鼓すること間違いなしだ。
『パリ4区 板橋店』店舗詳細
取材・文=鈴木さや香、高橋健太(Teamまめ)、速志 淳(アド・グリーン)、宇野美香子 撮影=井上洋平、加藤熊三、松岡誠、宇野美香子