那須与一の墓

あの弓の名手も熊野を目指した?

与一の墓とされる宝篋(ほうきょう)印塔。新旧2つあり、こちらは古い方。

那須与一宗高(1169? ~ 1189?)は、源平合戦で源義経に従った武将。弓の名手で『平家物語』には屋島の戦いで軍船上の扇の的を射落とすエピソードが有名。義経亡き後の足跡は定かでなく、出家して旅に出たなど諸説あり、全国各地に伝説や墓所が残る。長野地区には熊野詣での道中で倒れた話が伝わる。後年、末孫の定守が終焉の地を探しあてて寺社を建立したといい、現在もこの地には那須姓が多い。

住所:田辺市長野195不動寺/営業時間:見学自由

鬪雞神社

2019年に創建1600年を迎えた武蔵坊弁慶ゆかりの古社

熊野本宮大社の旧社殿の形を再現。2016年世界遺産に追加登録された。

熊野三山の別宮的な存在で「権現さん」の名で親しまれている。神社の名は、壇ノ浦合戦で源氏を勝利に導いた熊野水軍の伝説が由来。武蔵坊弁慶の父であるとされる熊野別当湛増(たんぞう)が、源平双方から熊野水軍の援軍を要請され、神意を確かめるために本殿前で赤を平氏、 白を源氏に見立てた紅白7羽の鶏を闘わせた故事による。勝運導きの神としても信仰を集める。

源義経愛用といわれる笛や湛増ゆかりとされる品々を社務所に展示。
住所:和歌山県田辺市東陽 1-1/営業時間:参拝自由(開門は8:30~17:00)/定休日:無

RaRa Locale

天然酵母パンとパスタを大正風な洋館でいただく

くまぐすあんぱんは各162円。

地域に愛された洋館を残そうと、町家カフェとともにNPO 法人が運営。あんパン好きの熊楠にあやかった天然酵母の「くまぐすあんぱん」が人気。ランチのパスタセットは、スモークサーモンのクリームソースなど 5、6 種類あり各 1320 円。

警察署や図書館、公民館などに使われた1949年築の建物を活用。
住所:和歌山県田辺市上屋敷町 2-6-7/営業時間:9:00~17:30(ランチは11:00~15:00)/定休日:火

辻の餅

かの熊楠も愛した田辺の定番スイーツ

おけし餅108円。芥子(けし)頭に似ているのが名の由来という。

熊野街道の辻に立つ天保年間(1830 ~1844)創業の老舗。看板商品のおけし餅は、杵でついた餅の表裏につぶあんをつけたシンプルな和菓子。厳選した国産糯米(もちごめ)と北海道産小豆を使用、あんは甘過ぎず餅はしっかりした粘りがある。添加物不使用なので当日中に。

住所:和歌山県田辺市北新町 1/営業時間:8:00~18:00/定休日:火(大安と祝の場合は営業)

宝来寿司

紀州の海の幸たっぷりの「あがら丼」(=私たちの丼)

定番のかつおと釜揚げしらすのづけ丼ずし1210円。

田辺観光協会がプロモートする名物ランチ「あがら丼」。昭和 8 年(1933)創業の老舗には「あがら丼」が4つあり、写真は紀州沖で捕れたカツオを特製タレに漬け、田辺名物の釜揚げシラスを盛り込んだ、一番人気の丼。また田辺湾に自生するひとはめ(ヒロメ)はワカメより厚いのに柔らかい海藻。すべてに、このひとはめと地物の小梅入りのお吸い物がつく。

ひとはめ寿司660円。冬期はひとはめのしゃぶしゃぶも。
住所:和歌山県田辺市湊 18-12/営業時間:10:00~20:30 LO/定休日:月