お店の時計はいつも3時の西荻3時

西荻窪駅から徒歩約3分。商店街から路地に入ってすぐにあるカフェ『西荻3時』。

お店は2021年5月のオープンですが、建物は家主さんも正確な築年数を覚えていないとのことで、少なくとも半世紀以上は経っている歴史ある建物。

歴史が作り出す雰囲気が素敵な入り口横には、3時を指したまま止まっている時計。

店名は、3時のおやつ時に気軽に立ち寄って欲しいと付けられたそうですが、お店は常に3時ですから営業時間中は、いつでもおやつ時にゃー♪

店内に入ると、レトロな建物の雰囲気を活かしつつ白を基調とした明るく居心地良い空間。

2階席もあるとのことで、黒猫はそのまま2階へGO!

2階も、ゆったりとした空間で、窓も大きく明るい雰囲気。

カウンター席もあり、おひとり様でも気兼ねなく過ごすことが出来ます。

オーナーの林田佳子さんと、娘さんでスタッフの甘奈さん。

オーナーの林田さんは、デザイナーでもありお店のインテリアや雑貨などにも、そのセンスが活きています。また長崎県のご出身とのことで、長崎の伝統工芸である波佐見焼や、長崎のそのぎ茶、そのぎ抹茶などの展示・販売もされています。

お二人から色々とお話を伺いましたが、素材へのこだわりや常に良いものを提供しようという思いが伝わってきました。

お店で提供しているジェラートも、オープン当初はオーナーがセレクトしたメーカーのものを使っていましたが、研究を重ねて自家製にチェンジ。

今では、日替わりで6〜8種類を提供しています。

好きなジェラートに点てたばかりの抹茶を

そのぎ抹茶のアフォガード 900円。アイス抹茶ラテ セット550円 単品700円。
そのぎ抹茶のアフォガード 900円。アイス抹茶ラテ セット550円 単品700円。

好きなジェラートを2種類選べるアフォガード。

抹茶甘酒、ほうじ茶キャラメル、五島の塩バニラ、和紅茶チャイ、玉緑茶ミントから選ぶのですが、散々迷って抹茶甘酒とほうじ茶キャラメルに決定!

セットのドリンクは、アイス抹茶ラテに。抹茶は、オーダーを受けてから点てるので、香りとコクが豊かで大満足の美味しさです。

点てたばかりの熱々最高級そのぎ抹茶を、ぶしゃー♪

まずジェラートの美味しさに、黒猫テンションMAXひゃっほー!

抹茶、ほうじ茶それぞれ優しい自然の味わいで、他にはない心に染みるジェラートです。

熱々のそのぎ抹茶と合わせて味わえば、ウマウマ倍増にゃー♪

もちもちの白玉、粒あん、さつまいも甘露煮もたっぷり入っているので、味わいや食感の変化も楽しめます。

ヘルシーで爽やかなパフェ

季節限定 そのぎ抹茶香る、レモンとパイナップルとのブランチパフェ 1600円。
季節限定 そのぎ抹茶香る、レモンとパイナップルとのブランチパフェ 1600円。

人気メニューのパフェ。定番の「そのぎほうじ茶と塩キャラメルパフェ1600円」もありますが、黒猫は季節限定をチョイス。

こちらは、2023年6月頃までの限定です。

一層一層が丁寧に作られ美しいパフェ。

上から、レモンヨーグルトジェラート、抹茶のリーフ、セミドライパイナップル、ドライキウイ、メープルプチケーキ、甘酒とパイナップルのソルベ、緑茶ミントチョコのジェラート、抹茶のフィヤンティーヌ、パイナップルのシナモンソテー、アボカドとココナッツのムース、レモンジュレ。

そして別添えのレモン風味のオリーブオイルをかけて味わいます。

一見ボリュームありそうですが、朝食をイメージしているので重くなく、爽やかでヘルシーなパフェです。

そのぎ茶 玉緑茶 スイーツとセット450円 単品600円。
そのぎ茶 玉緑茶 スイーツとセット450円 単品600円。

長崎の東彼杵町(ひがしそのぎちょう)で作られたそのぎ茶。全国生産量3%の貴重なお茶です。

この玉緑茶は、2022年全国茶品評会で日本一を獲得しています。

ほとんど渋みがなく、まろやかで旨味が深い玉緑茶。

他に東京で味わえるところは少ないので、ぜひ一度味わって欲しい美味しさです。

 

絶品のお茶と自家製ジェラートを使ったスイーツを堪能できて、今回も大満足の“黒猫スイーツ散歩”だったにゃー♪

『西荻3時』店舗詳細

取材・文・撮影=ミスター黒猫