荻窪の『かつら文庫』で、石井桃子と児童文学を巡るちいさな旅を
2008年に101歳で亡くなるまで、「ノンちゃん雲に乗る」「クマのプーさん」「うさこちゃん」など、児童文学作家であり翻訳家として活躍した石井桃子。彼女が自宅に子供のための図書館(文庫)を開設していたことを知っている人は少ないのではないだろうか。もともとは子供のための施設だが、石井さんの死後改装し、子供の本に関心のある大人のために書斎や展示室を公開している。今回は「東京子ども図書館」広報の吉田さんに説明を受けながら、ちいさな図書館と児童文学の歴史を旅してみた。