心ときめくラグジュアリーなお茶の時間『CAFE LA SYMPHONIE(カフェ ラ サンフォニ)』[東所沢]

清里のナポリピザ職人手製の苺ピザ1200円、ハンドドリップ600円。セットで100円引き。
清里のナポリピザ職人手製の苺ピザ1200円、ハンドドリップ600円。セットで100円引き。

森の合間の立地に惚(ほ)れ、建設会社を営むオーナーが建てたのが一軒家カフェ。アンティーク家具、チェコガラスのシャンデリアがクラシカルな風情を醸し、「西日が柄入りガラスを虹色に染めるんですよ」と、店長の竹下麻美さん。特注ブレンドTOKOROZAWA coffeeと味わうなら、手製ケーキを。香ばしさと濃厚な卵の風味が絶妙なカヌレ、香りはじけるフルーツピザは忘れ難し。ゆったり過ごしたい。

柄入りガラスの窓越しに差し込む光も美しいが、陽気がいい時は戸が開け放たれ、目の前の雑木林を眺めながらお茶できる。
柄入りガラスの窓越しに差し込む光も美しいが、陽気がいい時は戸が開け放たれ、目の前の雑木林を眺めながらお茶できる。
ランチもお菓子も竹下さんの手作り。実はピアニストでもあり、時折、店内で演奏会も催す。
ランチもお菓子も竹下さんの手作り。実はピアニストでもあり、時折、店内で演奏会も催す。
定番のNYチーズケーキ660円、カヌレ330円のほか、本日のケーキ440円も用意。
定番のNYチーズケーキ660円、カヌレ330円のほか、本日のケーキ440円も用意。
赤いミニが目印。オーナー自ら設計したカフェは邸宅のよう。広いテラス席も人気だ。
赤いミニが目印。オーナー自ら設計したカフェは邸宅のよう。広いテラス席も人気だ。

『CAFE LA SYMPHONIE』店舗詳細

住所:埼玉県所沢市新郷204-20/営業時間:9:30~16:00/定休日:日・月・祝/アクセス:JR武蔵野線東所沢駅から徒歩22分

雑木林と柳瀬川の息吹を感じながら本とお茶を『図書喫茶カンタカ』[所沢]

1階は光差し込むカフェ空間。2階では音楽会、ワークショップ、写真展などを催す。
1階は光差し込むカフェ空間。2階では音楽会、ワークショップ、写真展などを催す。

河原をイメージしたカウンター、不揃いの木製机、天井のあちこちには落ち葉の影が。音楽の合間に耳に届くのは川音だ。雑木林保全にいそしむオーナー肥沼位昌(こいぬま のりあき)さんが、父が遊んだ所沢の情景に想いをはせ、2020年に開店。森、地域、音楽、絵本など、壁を埋める本棚も圧巻で、読みふけるもよし、手作りあんこ添えのトースト、西所沢『negombo33』監修のカレーやコーヒーと楽しむもよし。

肥沼さんの所蔵書は約4万冊。
肥沼さんの所蔵書は約4万冊。
モーニングセットは11時まで。選べるパン&サラダのプレートのバタートースト500円に手作りあんこ100円を。深煎りブレンド落ち葉はセットで300円。
モーニングセットは11時まで。選べるパン&サラダのプレートのバタートースト500円に手作りあんこ100円を。深煎りブレンド落ち葉はセットで300円。

『図書喫茶カンタカ』店舗詳細

住所:東京都東村山市秋津町3-30-6/営業時間:9:00~20:00/定休日:無/アクセス:西武鉄道池袋線・新宿線所沢駅から徒歩13分

朗らかな空気感の中、小さな幸せを呼ぶ青い鳥『BLUE BIRD ベイクハウス』[東久留米]

陽菜さんが手に持つ義妹作のマグカップはシーズナルドリンク時に供される。
陽菜さんが手に持つ義妹作のマグカップはシーズナルドリンク時に供される。

アメリカ人の夫と店を営む陽菜さんは「ここは祖母たちが総菜パン屋をやっていた場所で」と、記憶を頼りにコッペと食パンを焼き、日替わりサンドイッチや弁当を用意。「夫が凝り性で」と、自家焙煎のコーヒーにも力を注ぐ。青い壁が印象的なパンカフェは、父の手作り家具など、家族の温もりに囲まれた空間。小体ゆえ相席になることも多いが、夫妻を交えて客同士、話がはずむ姿にも和む。

早朝7時から開店。テイクアウト可。
早朝7時から開店。テイクアウト可。
博多あまおうのフルーツサンド520円は「高級果物店品質、東久留米価格の『後藤フルーツ』さんから仕入れています」。自家焙煎コーヒーのハンドドリップ450円。
博多あまおうのフルーツサンド520円は「高級果物店品質、東久留米価格の『後藤フルーツ』さんから仕入れています」。自家焙煎コーヒーのハンドドリップ450円。

『BLUE BIRD ベイクハウス』店舗詳細

住所:東京都東久留米市大門町2-6-6/営業時間:7:00~14:00/定休日:日、第1・3・5月(臨時休あり)/アクセス:西武鉄道池袋線東久留米駅から徒歩6分

たなびく香りの余韻に、ほうっとため息『お茶とおやつ 和茶』[清瀬]

定番のガトー・ショコラ520円は希少なクリオロ系カカオ100%を使用した贅沢味。東大和『木下園』製の東京紅茶500円。セットで100円引き。
定番のガトー・ショコラ520円は希少なクリオロ系カカオ100%を使用した贅沢味。東大和『木下園』製の東京紅茶500円。セットで100円引き。

商店街のざわめきから一転、店に入れば白壁に反射した穏やかな光に包まれる。店主の松田尚子さんは「ケーキを日本茶で味わうのもいい」と、東京紅茶のほか狭山茶も用意。「奇をてらわずシンプルに」と、仕上げるおやつを頬張れば、香りにうっとり。中でも、希少&最高級チョコのオクマーレを使用したガトー・ショコラがリッチ。お茶をすすれば、甘酸っぱさが口中で花開き、2度おいしい。

自ら設計し、壁を手塗りし、和洋家具で設えた空間。
自ら設計し、壁を手塗りし、和洋家具で設えた空間。
「和みのお茶の時間を」と話す松田さん。旬の果実を取り入れた気まぐれおやつも用意。
「和みのお茶の時間を」と話す松田さん。旬の果実を取り入れた気まぐれおやつも用意。

『お茶とおやつ 和茶』店舗詳細

住所:東京都清瀬市松山1-20-4メゾンヨコオ1F/営業時間:12:00~18:00LO/定休日:月~木/アクセス:西武鉄道池袋線清瀬駅から徒歩5分

裏路地に流れる焙煎の香りに誘われて『珈琲の店 もっく』[東久留米]

毎日14時頃まで焙煎し、ハンドドリップする鈴木さん。豆の販売、テイクアウト可。
毎日14時頃まで焙煎し、ハンドドリップする鈴木さん。豆の販売、テイクアウト可。

「この路地を歩かないと近隣の人でも気づかないみたいで」と笑うのは、店主の鈴木一真さん。木造りの老舗喫茶を幼少の頃から窓越しにのぞき見し、高校生の時に初来店。常連、手伝いを経て、前店主から引き継いだ。「人が変われば味は変わるもの。店名を変え、自分の味でやりなさいと言っていただきました」。真摯で深みのある香りと気さくな笑顔に惚れ、窓辺でのんびり憩う人が絶えない。

「ツツジに始まり、アジサイ、ヒガンバナと、季節の彩りは見飽きません」。テラス席あり。
「ツツジに始まり、アジサイ、ヒガンバナと、季節の彩りは見飽きません」。テラス席あり。
まったりしたコクがあり、後味すっきりのマイルドブレンド460円、お供に『リアント』の焼き菓子220円を。
まったりしたコクがあり、後味すっきりのマイルドブレンド460円、お供に『リアント』の焼き菓子220円を。

『珈琲の店 もっく』店舗詳細

住所:東京都東久留米市本町2-2-19武蔵野サンハイツ1F/営業時間:10:00~20:00/定休日:火・水/アクセス:西武鉄道池袋線東久留米駅から徒歩5分

取材・文=佐藤さゆり(teamまめ) 撮影=原 幹和