江戸川一望の絶品イタリアン『リバーサイドレストランBIBI 』[本八幡]

パエリア1450円は魚介をたっぷり使用。アルコールも各種あり。

水上オートバイやボートの販売、免許スクールを運営する『エムジーマリーン』の3階に2019年5月オープン。窓際のカップルシートは江戸川が目の前で、川面を染める夕日を眺めながら食事を楽しめる。メニューは系列のイタリアン店直伝の本格派だ。生地から作り専用窯で焼くマルゲリータ1100円、炊き上げ・蒸らしに時間をかけて魚介の味を染み込ませたパエリアなど、手間を惜しまない料理はどれも美味。眺めよし味よしの川辺の住宅地の穴場店だ。

内装はマリンを意識。
店が3階に入る『エムジーマリーン』の建物。水上オートバイほかウェイクボードやウェイクサーフィンの講習・体験も。

『リバーサイドレストランBIBI 』店舗詳細

住所:東京都市川市大和田2-19-6 3F/営業時間:11:00~21:00(金・土・祝と祝前日は~22:00)/定休日:無/アクセス:JR総武線・地下鉄新宿線本八幡駅から徒歩23分

こだわりの小麦粉が旨味を増幅『PIZZERIA CANTO DELLA TERRA』[本八幡]

ナポリ製薪窯で1分ちょい。

生地をかじると、小麦のふくよかな香りに鼻腔がふくらむ。店主の吉川修さんは、ナポリにいる師匠の「お前はお前のピッツァを作れ」という教えを胸に、イタリア産小麦に国産小麦を配合。小麦粉から作る天然酵母で発酵させる。日々、天候で変わる生地の顔を手捏ねの触感で察知し、ご機嫌をとることも忘れない。ミントグリーンの薪窯で焼けば、木の香りをまとう香ばしい姿に。ランチビールとの相性も申し分なし!

ランチは1300円~。 PronzoB1700円はサラダ、ピッツァ(写真はマルゲリータ)、ドリンク、ドルチェ(ティラミス)付き。
「窯のピザ屋さんって呼ばれてます」と、吉川夫妻。2017年7月より営む。

『PIZZERIA CANTO DELLA TERRA』店舗詳細

住所:千葉県市川市南八幡3-7-10 /営業時間:平日11:30~15:00(14:00LO、月・木は休)・18:00~22:00LO、休日11:30~14:30(14:00LO)・18:00~22:00LO/定休日:水・第3木休/アクセス:JR総武線・地下鉄新宿線本八幡駅から徒歩5分

旬の彩りに心躍る美しきプレート『和shoku 穂々』[本八幡]

週替わりAセット1350円の9種のおかず盛り合わせ。

旬の刺し身と、ハモやコチ、イトウリなど、9種おかずプレートのなんと彩り華やかなこと。しかも、週替わりで姿や形を変え、訪れるたびに感嘆。日本料理店で腕を磨いた代表の八木沼康雄さんは地元出身で、「お客さんは誰かしら知り合いにつながるから、嘘がつけない」と頭をかくが、真摯な姿勢が客を呼ぶ。かつお節を惜しげもなく用いた品のある出汁が、旬味の香りをやさしく引き出し、あぁ滋味深し。

八木沼さんと若手の鈴木さん。
Aセットは、ごはんか野菜すし3貫を選んで。味噌汁、サラダ、香の物、デザート付き。

『和shoku 穂々』店舗詳細

住所:千葉県市川市南八幡3-7-5 山喜マンション1・2F/営業時間:11:30~13:30LO14:00(平日のみ)・17:00~22:15LO23:00/定休日:月/アクセス:JR総武線・地下鉄新宿線本八幡駅南口から徒歩5分

部位で異なる食感と味に開眼!『寿司居酒屋 まぐろのカリスマ』[本八幡]

本まぐろオールスター丼1575円は、 脳天、中トロ、赤身、手造りツナのせ。まぐろ汁220円は平日昼、無料。

本マグロやインドマグロは船橋市場仕入れ。店主の中山修さんは「味と値段が比例することが多いから」と、余すことなく使い切れる一頭買いを決意した。おかげで、希少部位にだってお目にかかれる。人気は、本マグロのオールスター丼。赤身はもちろん、1頭から数百グラムしか取れない脳天、中とろ、おみやげにも人気のツナと、まさにマグロスターの贅沢競演。風味多彩で、昼酒にもつい、手を出したくなる。

地酒も豊富。「燗酒は夏もマグロに合いますよ」。
部位ごとに作取り。

『寿司居酒屋 まぐろのカリスマ』店舗詳細

住所:千葉県市川市南八幡4-3-17 斉藤ビル1F/営業時間:12:00~14:30LO・17:00~22:30LO/定休日:不定休/アクセス:JR総武線・地下鉄新宿線本八幡駅から徒歩1分

旬野菜の底力を引き出すおふくろの味『青海』[市川]

お惣菜盛り合わせ750円は、ごはんと味噌汁付き。

店主の龍野美紗子さんが、娘2人と妹と切り盛りするのは家庭料理の店。牛肉だけはちょっと贅沢に松阪牛を。けれど、圧巻なのはカウンター上の常備菜だ。カボチャや大根の煮物は砂糖と醤油で、サツマイモは最後にレモンを加え、「素材の力を信じて」ひと晩かけて、ゆっくり味を含ませる。どのお総菜もやさしい香味が引き出され、男性や外国人客も虜に。厚削りと花がつお出汁の味噌汁にも、ホッ。

日替わり弁当550円など、持ち帰り弁当も評判。
カウンターの上に総菜がずらり。並べ切れないものも含め約20種以上。

『青海』店舗詳細

住所:千葉県市川市新田4-17-14/営業時間:11:30~14:00/定休日:水・日・祝/アクセス:JR総武線市川駅から徒歩7分

そばずくめの余韻に浸る『SOBA I SBA いさと』[国府台]

ざる850円。

黒糖を用いる返しを2年半寝かせたまろやかなコクのつゆの独創的なこと。「このつゆに合うそばを作ったんです」と、店主の斎藤順三さん。丸抜きのソバの実を丁寧にピッキングし、そば粉の粒が揃わぬよう、石臼で手碾(ひ)き。ふるいにかけず、食感の妙を生む。ソバの実や薬味が満載の焼き味噌、注文ごとにそば粉を練り上げるくず餅風など、コースは贅沢の極み。庭を望む居間の気張らぬ風情で、ゆるりと堪能したい。

庭の旬味も添える恭子さんと始めて21年。
鴨そぼろを入れて巻く。
玉子焼きM900円はみやげにも最適。 焼味噌350円、そば久寿餠500円。 ざるコース(2人~注文可)なら3050円。日本酒600円~。

『SOBA I SBA いさと』店舗詳細

住所:千葉県市川市国府台1-12-9/営業時間:12:00~15:00ごろ(予約優先、売り切れ次第終了)/定休日:月~木/アクセス:京成本線国府台駅から徒歩20分

ワインを愉しむ大人のビストロ『La marge』[市川]

ダルマイカと穴子のレタスルーロ ガスパチョソース(季節限定メニュー)1620円×微発泡白。

ラフな空気感は、店主の石郷岡勝(いしごうおかまさる)さん、ルミさん夫妻が醸し出す“抜け感”のせい。「うちはハレの日に似合わない」と謙遜するも、おまかせコース5280円~を予約した人が「おめでとう!」と乾杯する光景が日常だ。季節を感じる各地の産直食材を使い、繊細さと大胆さが同居する皿は、スパイスやハーブがふわっ。ワインは二人が惚れ込むナチュール(自然派)中心に、小さな醸造所の個性的なものを揃えている。例えば、イカとアナゴの前菜には、口触り柔らかな微発泡白を。「ボトルなら開栓から変化する風味を愉しめます」と、ルミさん。料理と好みに合う1本を選び、食べて飲んでを繰り返すうち、果てしなく晴れやかに。

岩手産白金豚の煮込み2530円。
ワインを愉しむお肉屋さんの盛合せ2090円× 軽い赤。ワインはグラス880円~、ボトルは200種以上から選べる。
石郷岡さん夫妻。

『La marge』店舗詳細

住所:千葉県市川市市川南1-6-21/営業時間:18:00~23:00(土・日は17:30~22:30)/定休日:火休/アクセス:JR総武線市川駅から徒歩2分

優雅で温かな時間が流れる『cuisine française Lupin』[本八幡]

鮎のポワレと日本酒。

ディナーは6270円のコースただ1つ。苦手な食材を伝えたら、あとはオーナーシェフ・山田勝好さんが熟考して織りなす献立を心ゆくまで楽しめる。アミューズからデザートまで全7皿を2 ~ 3時間かけて味わうが、どの皿もシンプルながら、想像力をくすぐられるアイデアがひそみ、歓声の連続だ。「釣ったその場で食べているアウトドア感を表現しました」と言う和歌山産の熊野鮎のポワレは、グリッシーニで作った枝をくわえ、木の葉を敷いた特注皿にのって登場。運ばれてきた途端、自然の風景が浮かぶではないか。デザートまで驚きは続き、並ぶアメリカンチェリーに遊び心ある仕掛けが。頰がゆるみっぱなしになる夜を約束だ。

山田さん(中央)、スタッフの近藤雅明さん、河田明莉(かわた あかり)さん。
丸ナスとシマアジのマリネ じゅんさいとトマトのジュレは爽やかな白と。 ワインはグラス660円~、ペアリング3300 円~。
ラクレットチーズとヤングコーンの野菜料理。
デザートのアメリカンチェリー。サプライズが待つ。

『cuisine française Lupin』店舗詳細

住所:千葉県市川市南八幡3-8-13 シャトーデザールクボタ101/営業時間:11:30~13:00LO・18:00~21:00LO/定休日:月 ・第3火/アクセス:JR総武線本八幡駅から徒歩7分

農家の14代目が始めた野菜カフェ『Garten Cafe ぶ楽り』[国府台]

いしい農園オリジナルピザSサイズ935円。

市川に農家レストランがあると聞くと驚くかもしれない。場所は国分の閑静な住宅地。その屋号からも、おしゃれなログハウス造りの店舗からも、ここが農家レストランだとは誰も思うまい。実は、江戸時代から続く農家が経営しているのだ。14代当主の石井一平さんが露地栽培した野菜や、ビニールハウスで育てた完熟トマトを使った料理を食べさせてくれる。シェフは奥様の久美子さん。「野菜がたくさん採れると、ついうれしくて多めに盛ってしまうんです(笑)」。ミニトマトや旬の野菜を盛り付けた、サラダ感覚のピザを考案したのも久美子シェフ。トマトジュースは絶品。完熟トマトを1時間煮詰めたことでトマトの濃厚な旨味を堪能できる。

グリルした野菜や サラダが盛られた皿が付くいしい 農園カレー1100円、一平トマトのトマトジュース693円(季節限定)。
トマト農家のトマトパフェ660円(季節限定)。
石井一平さんと、シェフの久美子さん。

『Garten Cafe ぶ楽り』店舗詳細

住所:千葉県市川市国分4-3-23/営業時間:11:00~17:00/定休日:火・水/アクセス:京成本線国府台駅から京成バス「国府台病院経由北国分駅」行きなど10分の「じゅん菜池」下車3分。

旬の市川野菜のイタリアン『トラットリア・アルポンテ 道の駅「いちかわ」』[北国分]

ランチ2160円(市川野菜のスープ、生ハム、パスタなど)。

2018年市川市内に、日本橋浜町の名店『リストランテアルポンテ』の姉妹店が開業した。国道298号沿いに立つ道の駅「いちかわ」に併設する『トラットリア・アルポンテ』である。2019年5月、松島正さんがシェフに就任。松島さんは本店で副料理長を務めた後イタリアに渡り、帰国後、各地のレストランでシェフを歴任してきた。いしい農園の石井一平さんなど、これからの市川の農業を支える若手農家チームの「いちかわファーム」が丁寧に育てた野菜やハーブと、イタリア産チーズや、切りたてのパルマ産生ハムなどを組み合わせた、滋味あふれる本格的なイタリア料理を廉価で提供している。市川ならではのイタリア料理を、イタリアワインと一緒に舌で鑑賞させてもらおう。

ケールを練り込んだタリアテッレのミートソース アルポンテ風1728円。
メカジキのグリルといちかわファームの野菜1944円。
松島正シェフは地産地消のメニュー 開発に加え、製品化も進めている。

『トラットリア・アルポンテ 道の駅「いちかわ」』店舗詳細

住所:千葉県市川市国分6-10-1/営業時間:11:00~14:00(ランチ)・14:00~17:00(カフェ)・17:00~ 21:00(ディナー)/定休日:無/アクセス:北総鉄道北国分駅から京成バス「国分経由市川駅」行きなど10分の「道の駅いちかわ」下車1分

構成=フラップネクスト 取材・文=佐藤さゆり・松井一恵(teamまめ)、中島茂信 撮影=オカダタカオ、山出高士