問題!
これはなんの路線でしょうか?
ヒント(1)
全長(営業距離)は14.2km
ヒント(2)
山手線の線路を書き込むと、こんな感じ。
正解は……銀座線
昭和2年(1927)に日本初の地下鉄として上野駅~浅草駅間が開業、その後昭和14年(1939)に渋谷駅までの全区間が開通した銀座線。
枝分かれしていないから丸ノ内線ではないし、南北に走る部分が多い南北線や副都心線ではないことも予想がつく。ざっくり北東から南西をつないでいるという点では、半蔵門線・千代田線・日比谷線と若干似ているけれど、どの道路の地下を通っているか把握していれば答えを導き出すことが可能。浅草駅を起点に、線路の通り道をおさらいしてみよう。
上野駅~浅草駅間は、主に浅草通りの地下を通って直線で上野と浅草をつなぐ。上野駅から先は、中央通りの起点から終点までをまんまなぞっている形だ。万世橋のところで神田川を、さらに日本橋のところで日本橋川をくぐるが、モグラのように掘り進めるシールド工法ではなく地表から掘る開削工法のため、川の下を通すのが難工事だったそう。銀座を通って新橋駅まで延びた線路はそこで右折し、今度は外堀通りの地下を通って赤坂見附の交差点で左折、青山通りの地下を突き進んで渋谷まで、というのが銀座線の全経路。
ピンと来るポイントは人それぞれありそうだけれど、“日本最初の地下鉄”らしい特徴は中央通りの部分だろう。そもそも中央通りは、江戸時代に徳川幕府が整備した五街道の起点・日本橋を通る東京都心の大動脈。上野~神田川あたりは寛永寺への御成道、神田須田町~日本橋までは中山道、日本橋~新橋駅付近までは東海道と、かつての街道や主要な道がもとになった道路だ。この中央通りの道筋がなんとなく頭に入っていれば、銀座線の上野駅~新橋駅の形にも「おっ」となったかもしれない。
文・地図制作=中村こより







