スタート:秩父鉄道行田市駅―(5分/0.2km)→足袋蔵まちづくりミュージアム―(6分/0.3km)→足袋とくらしの博物館―(14分/0.8km)→かねつき堂―(5分/0.3km)→行田市郷土博物館―(11分/0.6km)→水城公園―(22分/1.2km)→川端酒造―(23分/1.2km)→さきたま史跡の博物館―(13分/0.8km)→前玉神社―(6分/0.3km)→さきたま古墳公園―(53分/2.8km)→古代蓮の里―(17分/0.9km)→成就院―(33分/1.8km)→高澤記念館cafe gallary―(27分/1.4km)→十万石 行田本店―(7分/0.4km)→ゴール:秩父鉄道行田市駅

今回のコース◆約13.0km/約4時間5分/約1万7400歩

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1 足袋蔵まちづくりミュージアム

足袋蔵を活用した観光案内所

明治39年(1906)築で、昭和の頃まで使用されていた栗原代八商店の足袋蔵を利用した観光案内所。1階では足袋蔵マップなどの観光情報を入手できる。2階の日本遺産ガイダンスセンターでは、足袋の街・行田への理解を深めることができる。

住所:埼玉県行田市行田5-15/営業時間:10:00〜16:00/定休日:無/アクセス:秩父鉄道行田市駅から徒歩4分
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2 足袋とくらしの博物館

元足袋工場で足袋作り体験を

行田随一ともいわれた牧野本店の足袋工場を活用した博物館。館内は工場そのもので、足袋職人による製作が行われていて、製作工程が見学できる。第2日曜に開催する足袋作り体験(要予約。2500円~)も好評だ。

住所:埼玉県行田市行田1-2/営業時間:10:00〜15:00/定休日:土・日のみ開館(12月中旬〜1月上旬は休)/アクセス:秩父鉄道行田市駅から徒歩5分
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3 かねつき堂

鉄板で焼く行田名物のふらい

忍(おし)城の鐘楼があるお休み処。行田名物のふらい350円は、小麦粉の生地に豚肉やネギなどを入れ鉄板で焼いたもので、布の産地なので「布来」が語源だという。おからやジャガイモなどを小判形にして揚げたゼリーフライ2個200円も人気。

住所:埼玉県行田市本丸13-13/営業時間:11:00〜18:00/定休日:月/アクセス:秩父鉄道行田市駅から徒歩12分
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4 行田市郷土博物館

浮き城とも呼ばれた忍城跡の博物館

石田三成の水攻めにも耐えたという忍城跡にある博物館。常設展では、戦国時代の忍城や江戸時代の城下町などを紹介。ほかにも埼玉古墳群をはじめとした古代の歴史や文化、明治以降の足袋作りなどを紹介している。

住所:埼玉県行田市本丸17-23/営業時間:9:00〜16:00/定休日:月(祝の場合は翌)・祝の翌・第4金(企画展中は開館)/アクセス:秩父鉄道行田市駅から徒歩15分
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5 水城公園

城の外堀を利用した自然あふれる公園

忍城の外堀を利用し、昭和39年(1964)に整備した公園。園内には多くの釣り人でにぎわうしのぶ池や、8 ~ 10月にかけて紫色の花を咲かせるホテイアオイの群生が見られるあおいの池がある春には約200本の桜が池畔を彩る。

住所:埼玉県行田市水城公園/営業時間:入園自由/定休日:無/アクセス:秩父鉄道行田市駅から徒歩15分
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6 川端酒造

すっきりとした味わいの日本酒

安政7年(1860)創業。日本酒は利根川と荒川の2つの水系を持つ地下水で仕込む。新酒鑑評会で金賞を何度も受賞した「桝川大吟醸」1.8L4500円は、すっきりとした飲み口。伝統の酒造りの技で仕込んだ「桝川純米酒」1.8L2200円。

住所:埼玉県行田市佐間2-9-8/営業時間:9:00〜19:00/定休日:日・祝/アクセス:JR高崎線吹上駅からバスで7分の産業道路下車、徒歩1分
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7 さきたま史跡の博物館

国宝に指定された鉄剣は必見!

さきたま古墳公園内にある博物館。埼玉古墳群から出土した貴重な文化財を保管・展示する。国宝展示室では武蔵埼玉稲荷山古墳出土品である「国宝金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)」や勾玉、鏡などを見ることができる。年に4回ほど企画展を行っている。

住所:JR高崎線行田駅前からバス15分の埼玉古墳公園前下車、徒歩2分/営業時間:9:00〜16:00(7・8月は〜16:30)/定休日:月(祝の場合は開館)/アクセス:入館200円
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8 前玉(さきたま)神社

恋愛成就に効果がある?

埼玉古墳群に隣接する神社で、創建は西暦400年代後半~ 500年代前半といわれる。社名が埼玉の語源であるともいわれている。前玉彦命と前玉姫命の男女の神を祀ることから、遠い昔から夫婦円満や恋愛成就を願う参拝者が多い。

住所:埼玉県行田市埼玉5450/営業時間:境内自由/定休日:無/アクセス:JR高崎線行田駅からバス16分の富士山下車、徒歩3分

9 さきたま古墳公園

古代ロマンを体感する古墳群

9基の大型古墳がある埼玉古墳群を中心に整備。国内最大級の円墳・丸墓山古墳の頂上からは行田市内を一望。国宝が出土した稲荷山古墳は5世紀後半に造られた埼玉古墳群最古の前方後円墳。頂上からは複数の古墳を見渡せる。

住所:埼玉県行田市埼玉/営業時間:園内自由/アクセス:JR高崎線行田駅前からバス15分の埼玉古墳公園前下車、徒歩2分
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10 古代蓮の里

長い眠りから覚めた古代蓮が咲く

1400年~ 3000年前の蓮の種子が発見され、保存を目的に開園。古代蓮を含め、42種約12万株が6月中旬~ 8月上旬に咲く。古代蓮会館の展望室からは大パノラマを望める。

住所:埼玉県行田市小針2375-1/営業時間:入園自由(古代蓮会館は9:00〜16:00、開花期は営業時間変更あり)/定休日:月(祝の場合は開館)・祝の翌日(土・日の場合は開館)/アクセス:秩父鉄道行田市駅からバス15分の古代蓮の里下車すぐ
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11 成就院

享保時代の特色が残る三重塔

天正年間(1573 ~ 1592)に創建という古刹。境内の三重塔は享保14年(1729)に建立され、塔内には忍城主阿部忠秋から拝領された葉衣(ようえ) 観世音菩薩を安置。江戸時代に建てられた三重塔は県内に3基あるが、この塔が最も低い。

住所:埼玉県行田市長野7618 /営業時間:境内自由/アクセス:JR高崎線行田駅からバスで23分の長野新田下車、徒歩3分
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12 高澤記念館 cafe gallary

歴史的価値が高い豪農の住居

江戸時代末期の豪農のくらしがよくわかる養蚕農家住居。主屋2階の蚕室は、換気と採光のために高窓がある。安政6年(1859)築の長屋門や江戸末期築といわれる土蔵などは国の有形文化財。現在主屋は染色、陶芸と金工の工房ギャラリー兼住宅。カフェも併設。

住所:埼玉県行田市長野3-5-41/営業時間:11:00〜17:00(ランチは〜14:00)/定休日:月〜木/アクセス:秩父鉄道東行田駅から徒歩12分
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13 十万石 行田本店

行田を代表するうますぎる銘菓

CMの「うまい、うますぎる」でおなじみの十万石まんじゅう5個入り680円が名物。これは世界的な板画家・棟方志功が食べたときの言葉だという。十勝産小豆のこし餡を新潟県産コシヒカリの粉と山芋で作るしっとりとした皮で包んでいる。

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歩いたご褒美! ランチ & 一杯

14 高澤記念館 cafe gallary

前方後円墳形の古代米と甘さと辛さがあるカレー

高澤家住宅敷地内のカフェ。新ご当地グルメ「さきたま古墳古代米カレー」が食べられる。自家製ハーブやスパイスなどで甘・辛・酸に仕上げたココナッツミルクカレー980円。自家製&地元産の温野菜も豊富にのる。

住所:埼玉県行田市長野3-5-41/営業時間:11:00〜17:00(ランチは〜14:00)/定休日:月〜木/アクセス:秩父鉄道東行田駅から徒歩12分

15 忠次郞蔵

NPO運営の蔵で味わう手打ちそば

国の有形文化財である大正14年(1925)築の蔵を守り、活用するためにNPOが運営しているそば店。蔵の中は明るく広々としている。戸隠産そば粉で打った二八そばもり
650円、十割そばもり850円のほか、ゼリーフライ100円もある。

住所:埼玉県行田市忍1-4-6/営業時間:11:00〜14:00/定休日:月/アクセス:秩父鉄道行田市駅から徒歩5分

取材・文・撮影=塙 広明(アド・グリーン)

激安ショップが連なる十条銀座商店街、飲んべえたち御用達の赤羽一番街やOK横丁。2つの個性的な街を結ぶ散策路には自然公園や古刹が点在し、バリエーションに富む散歩が楽しめる。東京の大衆酒場を代表する店もあるので、どこで飲むかも迷いそう。
巣鴨地蔵通り商店街を歩けば、元気なおばあちゃんたちのパワーに圧倒される。著名人が眠る古刹や霊園をお参りし、大名庭園を散策する。本郷通りを王子方面に歩けば、バラが咲く洋館、桜の名所・飛鳥山、キツネ伝説の神社など、見どころ盛りだくさん。