浅草線浅草駅から徒歩約1分。サンルームが迎えてくれるあたたかな空間

銀座線浅草駅の2番出口へつづく階段をのぼる。階段をのぼりきってふと左を見てみると、ゆったりとした空間が広がっているのがわかる。お目当ての『ふなわかふぇ浅草店』だ。

銀座線浅草駅2番出口からすぐとアクセス良好。はじめての人でも迷わず辿りつける。
銀座線浅草駅2番出口からすぐとアクセス良好。はじめての人でも迷わず辿りつける。

お店に一歩足を踏み入れると、「いらっしゃいませ」と優しく声をかけてくれる。お店の外観と同じく、おだやかな雰囲気にほっと一息つけるだろう。店内をさらに進むと、サンルームが広がる。スタッフの小島さんに伺うと、もともとは屋根のない広場だったそう。「冬の時期は寒いので、お客様にあたたまってほしいと思ってサンルームを設けました」と話してくれた。

自然光が降り注ぐ素敵な室内。空調完備だから一年中お芋スイーツを味わえる。
自然光が降り注ぐ素敵な室内。空調完備だから一年中お芋スイーツを味わえる。

サンルームで日の光を浴びながら、お芋のスイーツを楽しめる。なんて贅沢な時間だろう。さっそく、『ふなわかふぇ浅草店』で一番人気の芋ようかんソフトパフェを注文した。

まさにお芋づくし!いくつものお芋の層がおりなす、芋ようかんソフトパフェ

『ふなわかふぇ浅草店』では数々のお芋スイーツを取りそろえている。なかでも一番人気なのが芋ようかんソフトパフェ880円。芋ようかんカットしたブロック・お芋のペーストと生クリームを合わせた芋クリーム・玄米フレーク・お芋のペースト・生クリーム・お芋のソフト・フルーツ・お芋のチップスを一度に楽しめる。

『ふなわかふぇ浅草店』で一番人気の芋ようかんソフトパフェ。お芋好きにはたまらない。
『ふなわかふぇ浅草店』で一番人気の芋ようかんソフトパフェ。お芋好きにはたまらない。

口に運ぶと濃厚なお芋ソフトクリームからスタート。お芋チップスを芋クリームにつける食べ方がツウらしい。実際に食べてみると、チップスの塩味とクリームの甘みが絶妙に調和。何枚でもチップスをおかわりしたくなる。「お芋チップスを気に入ったお客様が、お土産用に購入されることもあります」と小島さん。

芋チップスに芋クリームをつけてみた。何枚でも食べられるくらいのおいしさ。
芋チップスに芋クリームをつけてみた。何枚でも食べられるくらいのおいしさ。

一見ボリューミーな芋ようかんソフトパフェ。しかし、意外にもパクパク食べ進められる。食べやすい量と飽きのこない味が人気の秘訣だろう。

芋ようかんソフトパフェは、平日1日あたり10〜15個・土日は50個もオーダーされるとか。それ以上もオーダーされることもあるというから驚きだ。

また、ドリンクメニューのひとつに芋ラテ374円がある。「牛乳と芋ようかんのペーストを楽しめるので、芋ようかんソフトパフェはおなかいっぱい…というお客様はぜひ芋ラテを味わってみてほしいです」と話してくれた。

お店のコンセプトは「誠意・熱意・創意」新メニュー開発もスタッフ全員で取り組む

お店の魅力を伺うと、「誠意・熱意・創意」をもってお客様に接していると答えが返ってきた。社員の方4名・アルバイトの方1名でお店を切り盛りしているが、少ない人数でもサービスを妥協することはない。

お話を伺った小島さん。丁寧な接客とスピーディーな対応を心がけていると話してくれた。
お話を伺った小島さん。丁寧な接客とスピーディーな対応を心がけていると話してくれた。

例えば、スピーディーな商品提供にこだわっているという。早いときは、芋ようかんソフトパフェを1分で提供できるというのだから驚きだ。もちろん丁寧な接客を心がけているため、早くて丁寧なお店の心遣いを感じられるだろう。

創意工夫も忘れていない。『ふなわかふぇ浅草店』では、季節ごとに新メニューを出している。本社の企画開発課がメニューを開発することもあるが、『ふなわかふぇ浅草店』のスタッフがメニューを開発することもあるのだとか。一緒に働いている仲間と協力しながら、日々新しいアイデアに挑戦している。まさに創意工夫が感じられるエピソードだ。

さまざまなスイーツがショーケース内に並ぶ。お芋以外のスイーツもたくさん。
さまざまなスイーツがショーケース内に並ぶ。お芋以外のスイーツもたくさん。

今後についてお話を伺うと、「海外のお客様や遠方からのお客様がまた戻ってきてほしいです。浅草の盛り上がりを取り戻したいですね」と小島さん。また、お芋だけではなく、ほかのメニューも知ってほしいと話してくれた。

海外の観光客にも人気なのがカラフルなあんこ玉88円。どうやら、あんみつ583円も絶品らしい。次はなにを食べようか、いまからわくわくがとまらない。

住所:東京都台東区雷門2丁目19-10/営業時間:10:00~18:00(土・日・祝は10:00~19:00)/定休日:無/アクセス:私鉄・地下鉄浅草駅から徒歩1分

構成=フリート 取材・文・撮影=表歩美

『舟和』といえば芋ようかんである。「伝統の味を守り続ける和菓子の老舗」というイメージがまず頭に浮かぶ。しかし驚くなかれ。じつはお洒落なカフェやイートインスイーツ店も展開しているのをご存じだろうか。今回訪れたのは浅草の『舟和 仲見世3号店』。取材では女子のハートをくすぐる和スイーツとの出合いだけでなく、企業としての『舟和』の意外な一面を垣間見ることもできた。