ライトアップされた【東京タワー】をのんびり眺めながら

「夜散歩」といえば、私のお気に入りは東京タワー周辺です。歴史的な寺社や広大な公園、おしゃれなカフェが点在し、多様な楽しみ方ができるコースがたくさんあります。特に赤羽橋は、ライトアップされた東京タワーを正面からきれいに見られる場所として有名です。

そして、これからの時期におすすめなのが、芝公園の「もみじ谷」です。紅葉の時期には、ライトアップされた東京タワーと紅葉を同時に楽しめる穴場スポットとして、近年SNSでも話題になっていますよね!

季節を感じながら、昔から変わらない東京タワーの存在に安心感を覚えつつ、気の向くままに散歩を楽しみたいものです。

もーみん山猫さん]

二子玉川駅改札出てまっすぐ進むだけ!夜の【二子玉川公園】は幻想的

夜型人間なので夜の散歩は日常的なもの。私はネオンサインが好き、街の喧騒が好き、人の往来が好き。

電車に乗って二子玉川駅に降り立ちます。二子玉川駅の商業施設はレストラン街を除いて20時を境に閉店のところが大半。昼間は人の行き来が激しい二子玉川周辺も、20時以降は静けさを取り戻します。

改札を出て右の方向に進み、すぐ左側に見えてくるエスカレーターで2階に。「二子玉川ライズ」内を貫く通路を、蔦屋家電のビル、109シネマズを横目に散策。タワーマンション、夜空の月と星、多摩川がすべて視界におさまるんです。あたりは整備された二子玉川公園、夜間の散歩にはうってつけですよ!

まやぎはとこさん]

【竹芝】夜景と客船ターミナル

暑すぎた8月、新橋駅からゆりかもめに乗って夜散歩に出かけた。

竹芝駅を降りれば、すぐそこは東京湾。きらきらした船の上にはビアガーデンが開業していて、浴衣姿の若者たちの姿が見える。レインボーブリッジも見えて絶景だけれど、海を見ている人はパラパラで、のんびりしている。

竹芝客船ターミナルに入ってみた。深夜でも、南の島に行く船を待つ人たちでにぎやか。旅行前の楽しい雰囲気がただよい、売店には島の名産品が並んでいる。島の観光情報や求人情報が貼られているし、乗船票記入台もある。あ~船に乗りたいなあ。船には乗れないけれど、自動販売機で甘めのアイスを食べた。

へいあらんさん]

【皇居外苑】静寂の中、オフィス街の夜景を望む

やっと涼しくなった長月半ば、東京駅丸の内中央口から皇居外苑へ。

行幸通りの情緒ある街灯を見ながら、外国大使の信任状捧呈式の際は馬車が通る道をそぞろ歩く。和田倉門で振り返ると東京駅のレンガ駅舎が街灯の向こうに浮かび上がる。内堀通りを桜田門へと歩くと、夜でもジョギングをしている人が多いことに驚く。皇居外苑の低い柵にはLEDライトがつけられ、警備詰所の赤いライトとともに静寂の中、幻想的な雰囲気を醸し出す。

桜田門あたりからは、丸の内のオフィスビルの夜景がお濠に映し出され、しばし立ち止まり見入ってしまう。ここまで来ると、ライトアップされた国会議事堂が望める。

こんちゃんさん]

光を宿す“すずらん”見散歩【南阿佐ヶ谷すずらん商店街】

月とともに夜の街をやさしく照らしている街灯。その造形はさまざまありますが、なかでも“すずらん”の形に惹(ひ)かれます。いち押しはやっぱり「南阿佐ヶ谷すずらん商店街」のもの。

通りを歩きながら街灯をよく見てみると、ぐんと伸びる葉に蕾がぽつぽつ、開いている花も織り交ぜられ、その繊細な造形美にずっと観察を続けてしまいます。リアルでかわいいすずらんのあとは、真珠のように美しいパールセンターの街灯を眺めて帰るのもおすすめ。

このほか、神田すずらん通り商店街、荻窪すずらん通り商店街などにもたくさんのすずらんが。この秋は、神戸のすずらん灯をめぐる夜散歩をしたいなと画策中です。

[編集部・桑原]

華やかさと心地よさが混ざる場所【恵比寿ガーデンプレイス】

恵比寿ガーデンプレイスは、都会の中で西洋的な雰囲気を味わえる人気スポットですが、夜遅くになると人が少なく、落ち着いた時間を過ごせます。

ライトアップされた建物や街路樹はおしゃれで華やかさがありつつも、渋谷のような人混みの喧騒はなく、ゆったりとした空気が流れています。運が良ければ『ブルーノートプレイス』からライブ演奏が聞こえてきて、夜の散歩をさらに心地よくしてくれるかもしれません。ベンチやテイクアウト可能な店も多いので、飲み物や軽食を手にのんびり過ごすのもおすすめ。

都会の真ん中にありながら、喧噪を忘れさせてくれる夜散歩スポット、ぜひ行ってみてください。

makonoteさん]

どこか懐かしさを覚えた【広島県・尾道】を、今夜も散歩したいのです

福山駅からJR山陽本線で20分ほど、初めて降り立った尾道駅はとっぷり日が暮れて、心地いい静けさだった。営業を終えた『シネマ尾道』、味わい深いアーケードが長く延びる商店街。細い路地で黒猫に出会う。うにゃうにゃ話しかけると、身をすり寄せてきてくれ、人懐こさにうれしくなる。路地を抜け海岸沿いに出ると、夜釣りを楽しむ人たちをちらほら見かけた。そして何より、対岸の夜景に目を奪われる。幻想的な光景、時折吹く風が気持ちいい。歩き出してからどれくらいの時間が経っていただろうか。この街のことを好きになるのに、多くの時間は必要なかった。

[編集部・阿部]

ドーミーインEXPRESS掛川近くで見つけた【掛川本陣通り】で静岡おでんを食べ歩き

今回は2025年7月の静岡旅で宿泊したドーミーインEXPRESS掛川近くで見つけた雰囲気のいい横丁「掛川本陣通り」での食べ歩きをご紹介。

静岡でまず食べたいものといえば、静岡おでん。色の濃い出汁によく使っていた大根と牛すじ、卵。また店主お薦めの掛川茶のお酒もいただきました。これがまたおいしく、すっきりとした味。3杯も飲んでしまいました(笑)。

ドーミーインホテル巡りを通して、地元のお店、料理を楽しめるのも醍醐味です。

朝が来る気配のある、深夜の夜散歩

夜は長い。私が好きなのは、深夜の夜散歩。
眠れなくて、テレビをつけても本を読んでも気が済まないので外を歩くことにした、そういう夜の散歩。
音のない街、最寄りの駅も電気が消えていて、なんとなく空気がツンと張りつめた雰囲気。どの家も電気が消えているけど、そのうちの1部屋だけ電気がついていて、その暮らしを想像してみたりする。

夜遊びに慣れていなかった20歳くらいの頃、夜の時間は無限で特別なものに感じたけれど、いつしかそんな気持ちも忘れてしまった。それでも、道の奥で空が明るくなっているのに気付いたとき、その気分を思い出してみたくなる。たまにあるそういう時間が私は好きです。

[編集部・小野]

夕暮れから夜を楽しむ土手散歩

日が沈む頃、荒川の土手を歩くのが、最近のちょっとしたマイブームだ。昼間はサウナのような暑さでも、夜は意外と涼しい風が吹いている。視界を遮るものがないから、開放感が半端ない。

とくにお気に入りなのが、夕方から夜にかけての空のグラデーション。輝くオレンジから、ピンク、紫、水色、紺へと徐々に変化していく様子が美しい。風に吹かれてこの景色を眺めていると、日々の疲れを忘れられる。

太陽が沈むのを見届け、反対方向に目を向けると、月が昇っている。時間と共に橋梁を走る車のライトがはっきりしだし、それが静かに行き来する。そんな様子を眺めるのも好きだ。スマホで撮っても実物にはかなわないが、この安らかな時間を残したくて、毎回シャッターを切ってしまう。

Lakkaさん]

ほんのり旅気分、夜バス車窓観光

歩くからこそ「散歩」ともいえますが、ときには目的地への移動だけでなく、“乗り物に乗っている時間”そのものを楽しむ散歩はいかがでしょう。

なかでもバスは、普段はなかなか歩く機会のない、思いがけない道を教えてくれるので大好きです。特に夜は、キラキラした明かりのマンション群、街灯のともる静かな商店街、公園の木々がつくる暗闇などなど……よく知る街の違う一面も見えるのでおすすめ。

個人的には、写真のような川や運河をたくさん渡る路線や、渋谷や銀座など人の多い繁華街を通る路線に観光気分で乗るのが楽しみ。そんな“夜(よ)バス車窓観光”、手始めに仕事帰りや学校帰り、最寄りのバス停から始めてみませんか?

[編集部・渡邉]

構成=さんたつ編集部

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