『shimijimi』目移りさえも楽しい、40品以上の至福[南浦和]
添加物不使用のナチュラルワインの味に衝撃を受けた小林大輔さん。それを柱に提供するのはフレンチベースの料理。パンも天然酵母から自家製で、毎日40品以上もあるメニューに目移りする。旬のアユはハーブとスパイスでこんがり焼いて野菜と一緒に爽やかに。トマトは湯むきしてくり抜きズワイガニをたっぷり詰めて。「珍しい調味料を使ったり、素材ごとに味付けを替えたり、ご自宅では食べられない味を目指してます」。
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常時4~5種類作るというデザート。生クリームとカスタードをはさむ苺のミルフィーユ800円、カスタードプリン550円。
『shimijimi(シミジミ)』店舗詳細
『CALAMARI』素材の味を大切に。魚介の料理に魅せられて[北浦和]
店名はイタリア語で“イカ”。だからというわけではないけれど、和食経験もある寺元隆士さんの手掛けるイタリアンは好きな魚介をふんだんに取り入れる。脂の乗ったブリのカルパッチョは優しい酸味の赤カブと合わせて後味さっぱり。肉厚の北寄貝は出汁を吸いやすい手打ちのタリオリーニと絡める。「素材の味をしっかり出したい」との思いがあふれる品々だ。パスタは注文を受けてから製麺する自家製なのもうれしい。
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『CALAMARI(カラマーリ)』店舗詳細
『Bistro Page 1』埼玉の恵みで完成する珠玉のフレンチ[浦和]
加須市の自家菜園産を中心に新鮮な県産野菜を使うビストロ。テリーヌはキャベツにビーツ、ニンジンなどの野菜づくし。カブのファルシは北海道直送の鹿肉を詰めてほっくり炊いた。常陸牛のグリルも野菜に囲まれ、極上の柔らかさだ。「バターや生クリームは極力使わず、軽快に帰れる料理を心がけてます」と齋川卓也さん。グリルの赤ワインソースは山ワサビと信州味噌入り。後を引くのに最後までくどくない。
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『Bistro Page 1(ビストロ パージュ アン)』店舗詳細
取材・文=下里康子 撮影=オカダタカオ
『散歩の達人』2024年5月号より