パティシエが作る美しさと美味しさを追究した本格焼き菓子の『Dessert lab』
通称・タワビュー通り沿いにある、築約80年の古民家をリノベーションしたカフェ。1階には焼き立てのオリジナル焼き菓子が並びテイクアウト販売も行っており、2階には明るく開放的な座席が配され、自慢のスイーツをいただける。中でもキャロットケーキ490円は、モッチリ&ねっちりとした生地がおいしく、ニンジンとスパイス、ラムレーズンがほんのり主張した見事な調和のケーキだ。フルーツのシャキシャキとした食感がたまらないアイスフルーツティー600円との相性も抜群。
『Dessert lab』』店舗詳細
のんびり散歩した後はここに決まり!『ささやカフェ (SASAYA CAFE)』
『ささやカフェ (SASAYA CAFE)』は錦糸町大横川親水公園の中にあるため、散歩がてらに立ち寄れるのがポイントだ。提供されるものはすべてヴィーガン料理であるのも特徴で、農薬や化学肥料をほとんど使っていない野菜を取り扱っているため健康的で、散歩の途中に立ち寄る人にはうれしい。メニューにはカレーやおにぎり、ケーキなど種類が豊富で、その中でも特に人気のメニューが、きぼうのいちごのソイレアチーズケーキ。甘酸っぱい、いちごソースが入っておりチーズケーキ本来の甘さと抜群にマッチしている。健康的でおいしいものに出会うのは難しいが、ここでは、そんな願いがかなう。
『ささやカフェ (SASAYA CAFE)』店舗詳細
江戸切子ガラスの特製カップで『すみだ珈琲』
錦糸町駅前の錦糸公園の先にある12席の小店。開店は10年前、元民家の店舗は剥き出しの木の天井などに、昔の面影を残す和モダン風。ピアノソロなど落ち着いた音楽が流れる中、スペシャルティと呼ばれる高級コーヒー豆を自家焙煎し、江戸切子ガラスの特製カップで供する。性格の異なる3種類のブレンドは、芳醇で味の伸びもよく、殊に「浅いり」は中々お目にかかれない一品だ。茗荷谷『Pan屋 K’eat』製の食パン・トーストもよく合う。
『すみだ珈琲』店舗詳細
こだわりの焙煎所兼カフェ『BERTH COFFEE ROASTERY Haru』
JR錦糸町駅から徒歩約12分の『BERTH COFFEE ROASTERY Haru』。BERTH COFFEEの1号店焙煎所兼カフェとして2021年4月にオープンしたお店だ。厳選されたコーヒー豆を使用した本格的なコーヒーを味わえるのが特徴。連日朝早くから多くのお客さんが足を運んでいる。コーヒー豆本来の美味しさを味わってほしいとの思いから、煎り具合を浅くして淹れているコーヒーは、苦みが少なく飲みやすい。以前はホステルだったという名残で、接客もお客さんに寄り添っていたのが印象的。明るく気持ちのいい接客でコーヒーがよりおいしく感じられる。
『BERTH COFFEE ROASTERY Haru』店舗詳細
絶品のスペシャルティコーヒー『マキネスティコーヒー 緑本店』
JR錦糸町駅より徒歩12分、京葉道路沿いの一角に、最高峰のスペシャルティコーヒーを提供するカフェがある。それが『マキネスティコーヒー 緑本店』だ。西海岸のガレージを思わせるような洗練かつ落ち着きのある店内では、オーナーがシアトルで学んだメソッドを忠実に守って淹れた本格エスプレッソが手軽に味わえる。店のおすすめは、その日の天候に合わせて毎日調整したエスプレッソマシンで淹れたカプチーノと、エスプレッソとの相性が抜群のバナナブレッドだ。カプチーノは、甘くまろやかに仕上げているので、コーヒー初心者でも飲みやすい味わいになっている。コーヒー豆の買い付けだけでなく、店のバックヤードにて大型焙煎機による本格焙煎も行っており、オーナーご夫婦のコーヒーに対する情熱が、一口飲んだ途端伝わってくるような珠玉の一杯が味わえる。
『マキネスティコーヒー 緑本店』店舗詳細
和を感じてほっこりとスイーツを楽しめる『北斎茶房』
JR錦糸町駅から徒歩約9分の『北斎茶房』。ここでは、あんみつやわらび餅、ぜんざいといった和のスイーツが楽しめる。スイーツ以外にも、日替わりランチなどの食事もしっかりと食べられ、店内には座敷席もあるため、ゆっくりとくつろげる。1日数量限定のとろりわらび餅には、こだわりの徳之島産の厳選された黒糖を使用した黒蜜が、わらび餅に絡み、ほどよい甘さで次々と口にいれてしまうおいしさ。ひんやりと冷たいわらび餅がツルッと口の中に入り込み、黒蜜がない状態でも十分に美味しく食べられる。とろりわらび餅は、数量限定のため絶対に逃したくない方は、早めにいくことをおすすめしたい。
『北斎茶房』店舗詳細
【じつは、レトロ喫茶が集う錦糸町】
錦糸町に対して、飲み屋街や夜の歓楽街の賑わいを想像する人も少なくないはず。けれども駅から少し歩いてみると、年季の入ったビルの1階にある喫茶店や昭和の面影を残しひっそりと佇む店などが見えてくる。
落ち着いた街の喫茶店『喫茶マウンテン』
錦糸町駅から徒歩2分。昭和41年(1965)創業『喫茶マウンテン』がある。なつかしさを感じる昭和レトロな佇まいのこちらのお店では、豊富なメニューとお店の人々の温かさが、客人たちを惹きつけ止まない。『喫茶マウンテン』のいちごのフルーツサンドはぜひ、落ち着いた店内でコーヒーと一緒にいただいてほしい。これ以上に合う組み合わせは他にはないのではないか、と思ってしまう。ちょっとした休憩だけでなく『喫茶マウンテン』には、カレーライスやトースト付きのクラムチャウダーなど、ちゃんとお腹を満たしてくれるメニューもたくさんあるので、いつでも行きたくなるお店だ。
『喫茶マウンテン』店舗詳細
50年以上にわたって愛され続けている喫茶店『ニット』
JR錦糸町駅から徒歩約4分のところにある喫茶店『ニット』。昭和41年(1966)から続いており、近隣住民だけでなく遠方からもホットケーキを求めて来ている人がいる人気老舗店だ。『ニット』を代表するホットケーキは想像の倍近くの厚みがあるが、フワフワですぐに溶けてしまうような食感だ。多くの人々に愛されている大人気メニューのため一度は食べてみてほしい。ホットケーキ以外にも、焼きそばやビーフカレーなどもあり、何時間でも居座りたくなってしまう居心地のいい店内で、長く続く人気のお店ということに納得できる。
『ニット』店舗詳細
シャンデリアとゲーム機が同居『喫茶ミカド』
「みんな、ごはんを食べにくるの」と、3代目ママの茅山淑さん。半世紀近く営む店には、焼肉定食、うどん、ラーメンもメニューに名を連ねる。なかでも、キャベツとともにパンに挟んだ手ごねのハンバーグサンドが、柔らかくジューシーで、手作りソースがまろやか。花柄の陶磁器と金の優美なシャンデリアの下、インベーダーや麻雀ゲームの席が並ぶ。そのアンバランスさと、ママの人懐っこい笑顔が、錦糸町のリビングたる所以か。
『喫茶ミカド』店舗詳細
錦糸公園の緑とコーヒーに和む『Dalicup』
函館の『美鈴珈琲』で焙煎した豆を用いたコーヒーが、まろやかでクリアな味わい。お供にナポリタンが人気だが、7cmもの厚さを誇る厚焼きトーストや、パンプディングなど、パンメニューには歓声が上がる。なかでも、ツナペーストをたっぷり塗り、ガスオーブンで焼いたツナトーストはふっかふか。窓を眺めていると、「春は桜、秋はイチョウがきれいなんですよ」と、店員の永谷沙都美さんが耳打ち。窓一面を彩る木立ちにも見惚れる。
『Dalicup』店舗詳細
構成=ASTER 取材・文・撮影=須田仁美・北口美愛・yuki、千葉香苗(アド・グリーン) 取材・文=佐藤さゆり(teamまめ) 撮影=高野尚人