北斎茶房

店の真面目さが結実した一品

白玉ぱふぇ935円。

カウンターの向こうで白玉をくるくると丸める姿が見え、気持ちが高まる。これはもう、白玉ぱふぇを頼まずにはいられない。つまり、ムチっとした食感とみずみずしさ。そこに粒あんのしっかりした甘さが絡み、口の中できれいにまとまるのがいい。一般的なコーンフレークではなく、最中種を手で割って入れているので、その香ばしさも嗅覚をくすぐる。「あんこひとつ取っても原材料に丹波大納言を選んだり。味はもちろん、皮の残し方、粘り具合など日々研究です」とスタッフさん。すべては食べる人(=私たち)の幸せのため!

とろりわらび餠605円は、数量限定ゆえ早い者勝ち。
大納言あんみつ693円。丹波大納言の小豆でこしらえたあんこは、粒の感じも生かしつつ、ほろっと崩れる優しい食感。素朴な甘みもいい。そこに徳之島産の純黒糖で作ったコクのある黒蜜をたらり。
北斎通りに面した味のある建物に入る。

『北斎茶房』店舗詳細

住所:東京都墨田区亀沢4-8-5/営業時間:11:30~21:00LO/定休日:火/アクセス:JR総武線・地下鉄半蔵門線錦糸町駅から徒歩10分。

ニット

優しい味わいに長年のファン多し

ホットケーキは飲み物とセットで830円。

「お持ちするのに25分ほどかかります」と言われ、大丈夫です! 名物のホットケーキ、焦らされるのも醍醐味なのだ。弱火でじっくり、銅板で焼き上げたキメの細かい色白肌。極厚でボリューミーだが、表面はサクッ、内側はふわっと口どけがよく、ほのかな甘みも手伝って手が止まらない。満腹感にうっとりし、ママの小澤民枝さんと交わすおしゃべりも楽しい。「50年くらい前に父が喫茶店を始めるまでは、メリヤス工場を経営していたの。だから『ニット』」。ふぅ~、なんだか心まで温まる。

コーヒー・ゼリー580円、フルーツポンチ800円。
民枝さん(右から2人目)を筆頭に息ぴったりの5人。

『ニット』店舗詳細

住所:東京都墨田区江東橋4-26-12/営業時間:9:00~20:00(祝は~18:00)/定休日:日/アクセス:JR総武線・地下鉄半蔵門線錦糸町駅から徒歩5分

甘味処 白樺

重んじたのは素材の“らしさ”

みたらし団子110円。

お汁粉をすすると、ほどよく粒の形を保った小豆が、素朴で澄んだ甘みを運んできてくれる。「ザラメを加えて強火でパッと炊くと、キレのいい甘みに仕上がるんです」と3代目の根本幸治さん。もち米は、ふくよかな味わいと粘りが特長の宮城県産みやこがねを使う。焼き目がパリッとし、かじり付くとじわじわ五感が反応するのだ。このハッピーを家でも楽しみたい人は、自分へおみやげを! 招き猫の寝姿がかわいいたらふくもなかは、白小豆を使った珍しい一品。黒糖が効いた錦どら、あんこが主役のしらかばなど、人気のどらやきは予約も可能だ。

住宅地ののどかな景色になじむ店構え。
たらふくもなか170円。和栗ひとつぶ むし羊羹220円。どらやき各種160円。

『甘味処 白樺』店舗詳細

住所:東京都墨田区江東橋2-8-11/営業時間:8:00~18:30(日は~18:00)/定休日:月(不定休あり)/アクセス:JR総武線・地下鉄半蔵門線錦糸町駅から徒歩5分

構成=株式会社エスティフ 取材・文=信藤舞子 撮影=オカダタカオ

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