膳処天ぷら 片山

海の香りがするね、と外国人も絶賛

アサリあんかけ丼990円。食べやすくご飯とうまくなじむようと、餡の具に、糸こんにゃくを使用。

一度の仕込みに7kgのアサリを使い、ゆっくりエキスを抽出して完成させる出汁。牛乳のように白濁していて、見た目だけでも濃厚さが伝わる。この出汁を、一滴も逃さずご飯に絡める調理法を試行錯誤し、あんかけがひらめいた。「日本料理でいう、銀餡です」と、店主・片山博孝さん。砂糖やみりんは一切使わず、ドボドボ注ぐ日本酒の甘みが、アサリを引き立てる。熱々だが、塩味が後味をあっさりさわやかにするので、夏の胃袋に効く。

京都で修業し、海外のレストランで腕を振るった経験を持つ、日本料理一筋の片山博孝さん、妻の和子さん。
大粒アサリは、年間を通じて愛知県産だ。

『膳処天ぷら 片山』店舗詳細

膳処天ぷら 片山
住所:江東区平野1-14-2/営業時間:11:00~14:00/定休日:不定/アクセス:地下鉄半蔵門線・大江戸線清澄白河駅から徒歩3分

深川釜匠

大盛りご飯が埋もれる量のアサリが!

深川めし1090円。

釜飯屋として開業したが、深川めし人気で「今は、専門店のようですね」と、女将の池畑里美さん。アサリとシメジ入りの炊き込みは、釜飯屋時代のレシピで作る秘伝の出汁が要だ。仕上げにもその出汁で煮たアサリをトッピングするが、ご飯が見えないほどの量に驚く。深川めしが売り切れたら、早じまいすることも。

『深川釜匠』店舗詳細

深川釜匠
住所:東京都江東区白河2-1-13/営業時間:11:00~20:00(月・火・木は~15:00)/定休日:月(祝日の際は翌休の場合あり)/アクセス:地下鉄半蔵門線・大江戸線清澄白河駅から徒歩2分

実用洋食 七福

忘れられなくなる魅惑の洋食

ハムカツライス(チーズ入り)710円。

茨城産ローズポークの濃厚な旨味を醤油で引き出した柔らかいポークソテーや、麹味噌と仙台味噌をブレンドしたミソラーメンなど、洋食中華がずらり。そんななか、「初めて兄と店に来たとき、ハマっちゃって」と、その後、娘婿となった2代目・小堀功さんがすすめてくれたのがハムカツだ。たっぷりソースをかけてかじれば、さくさく軽い衣から、ロースハムに挟まれたオニオンとチーズがとろ?っととろけだし、うっとり恍惚となる。

小堀功さんを挟んで、満さん、康子さん。
1967年創業。2016年のリニューアル時には、再開を待ち望んだ常連が行列を作った。家族連れや、作家・山本一力の舌もうならせている。

『実用洋食 七福』店舗詳細

実用洋食 七福
住所:江東区白河3-9-13/営業時間:11:00~13:30LO・17:00~20:30LO/定休日:水・第1日/アクセス:地下鉄半蔵門線・大江戸線清澄白河駅から徒歩5分

下町食楽酒房 深川いちばん星

クラムチャウダーを彷彿させる洋丼

味噌ミルク(お新香・小鉢付)1200円 *第1・3・5土ランチのみ。

本かつお厚削りで出汁を取り、昆布の粉末を加える。この昆布がとろみを生み、アサリを覆って水分の流出を保護。口に運ぶまでアサリがぷっくりそのまんまというわけだ。味噌は、麦味噌と赤味噌、信州味噌を合わせ、洋食屋らしく、バター香るベシャメルソースを加える。具の栃尾油揚げがスープを吸い、じゅわ~。

『下町食楽酒房 深川いちばん星』店舗詳細

下町食楽酒房 深川いちばん星
住所:江東区白河1-4-18/営業時間:11:30~ 13:30・18:00~21:30LO/定休日:日・祝・第2・4土/アクセス:地下鉄半蔵門線・大江戸線清澄白河駅から徒歩3分

(クレジット)
取材=松井一恵・佐藤さゆり(teamまめ) 構成=株式会社エスティフ 撮影=高野尚人・山出高士

紹介スポットをマップで見る