グルメバーガーの頬張る快感はランチタイム限定!『Hungry Heaven 目黒店』
『Hungry Heaven 目黒店』は目黒で10年以上続くグルメバーガーの店。実は夜には焼肉店として営業していて、ハンバーガーが食べられるのはランチタイムのみという二毛作の店だ。
バラエティ豊かなハンバーガー類は20種類以上もある。サラダバーガーもモッツァレラ&ルーコラとクレソンバーガーの2種類。クレソンバーガーはクレソンが全体の高さの半分近くあるというボリュームだ。ここは躊躇せずに大きく口を開けてガブリといきたい。
クレソンバーガーに、サイドメニューとしてオニポテをつけたセットは1150円。焼肉店から始まった会社による運営で、肉を安く仕入れられ、ハンバーガーもリーズナブルだ。ソースやトッピング、サイドメニューの豊富さやリーズナブルな価格も魅力で、頻繁に通いたくなるグルメバーガーのお店だ。
『Hungry Heaven 目黒店』店舗詳細
スタイリッシュで新感覚のアジア料理を楽しむ『NOON』
2020年12月にオープンした『NOON(ヌーン)』。昼は定食、夜はアラカルトに合わせてワインやナチュラルマッコリなどを楽しむ店として人気だ。
『NOON』のコンセプトはNew Asian Standard(ニュー アジアン スタンダード)。ランチのメインだけを見ても、ヤンニョムチキン、魯肉飯(ルーローハン)、グリーンカレー、水餃子などから選べる。
ランチはワクワクしてもらいたいと定食のように複数の小皿も並ぶ。メインにヤンニョムチキンか水餃子を選ぶと、ご飯は蓋付きの器に入って出てくる。こういう小さな演出が異国っぽい。
スープには山椒の風味がついていたり、デザートの抹茶プリンがどこか中国風だったり。アジアのどこの国の要素がどんな風にアレンジされているのか、口に運びながら考えるのもおもしろい。
『NOON』店舗詳細
餃子5種類食べ比べに心沸き立つ『SHE meguro』
『SHE meguro』看板メニューでもある餃子は、焼き餃子が4種類、水餃子1種類と全部5種類もある。
気になる餃子を全種類食べたいという人は、まずは土日祝日の11時30分から15時までのブランチタイムが狙い目だ。
ブランチメニューとして用意されているのは、餃子食べ尽くしセットが5種2個ずつなら1500円、3個ずつなら2250円をはじめ、5種類の餃子1つずつにプラスして、アジア料理の前菜、ガパオライスまたはシンガポールの汁なし麺のドライミー、デザートまで食べられる餃子セット1750円など。
ガパオライスは、アジア飯好きにはお馴染みの鶏ひき肉とバジルを使ったタイのご飯料理。半熟卵をのせているのが『SHE meguro』流だ。平日のランチにも食べられる。
『SHE meguro』店舗詳細
本格的なタイ料理が魅力の『バンコクオリエンタル』
『バンコクオリエンタル』は1380円のランチビュッフェが人気だが、単品のランチメニューも用意されている使い勝手のいいお店。
単品メニューでもビュッフェでも、日本のタイ料理好きにいちばん人気なのはグリーンカレーだ。
香りのいいカレーソースの中には鶏肉やシャキシャキ食感のタケノコがたっぷり。彩りの赤パプリカとスイートバジルの葉が映えるカレーソースはピリッと辛く、ココナッツミルクのまろやかさは軽くアシストしている程度。辛いものを食べたぞ!という満足感が得られて、また食べたいと思わされる。
本格的なタイの味を提供するために欠かせないと、店がこだわるのはフレッシュなハーブ類だ。
バジルやレモングラス、こぶみかんの葉、唐辛子などを千葉や茨城で生産している農家から仕入れている。中にはタイ人が栽培している農家もあるとのこと。おかげで1年中、冷凍ではなく生のハーブを使っている。
『バンコクオリエンタル』店舗詳細
オムライスは人気のランチメニュー。家族で営む『aunt MIMI』
『aunt MiMi(アントミミ)』という店名は、ジョン・レノンを育てた叔母のミミ・スミスにちなむ。店のオーナー姉妹は、ビートルズやジョン・レノンのファンだ。
長くこの場所で店をやってきたが、2021年6月にリニューアルした。間口が全開になるようにリノベーションをした。
もともと人気があったランチは、すべてをお盆にのせた提供方法に変更。メニューは季節の素材を使っていて、数週間おきにメニューが入れ替わる。
以前からの人気メニューはオムライスだ。卵のなかにバターライスがたっぷり詰まっている。日によって具は変わるが、やさしい味わいで食べ飽きない。定食スタイルで小鉢がついているのもうれしい。紫キャベツのサラダにはスパイスのクミンを入れ、グリーンサラダもついて野菜もしっかり食べられる。
『aunt MIMI』店舗詳細
新旧東西のデザインが馴染む空間でラザニアランチを食べられる『Wellk』
『Wellk(ウェルク)』があるのは目黒三田通り沿いの古いビルの2階だ。
内装は、フランスのアンティーク、ドイツのデザイン家具に現代のステンレス製什器など、時代やルーツが異なるものが自然に組み合わせられている。
『wellk』ではスイーツメニューも人気だが食事のメニューも1日中提供している。それぞれアラカルトでも楽しめるリヨン風サラダや自家製ミートソースを使ったラザニアをメインに、パンや飲み物を組み合わせたセットメニューがおすすめ。
ラザニアは口の中でベシャメルソースとミートソースが交わる濃厚な仕上がりでボリュームもある。セットメニューのプチパンにはコクのある自家製のキャラメルソースが添えられていて、フランスっぽい。
『Wellk』店舗詳細
花がいっぱいの空間でグリーンカレーが食べられる『Cachette de meguro』
『Cachette de meguro(カシェット・ドゥ・メグロ)』は目黒駅から北東方向の住宅街にできた花屋兼カフェ。花とグリーンがたくさん置かれた店内は、Wi-Fiが利用できるし、ペット連れもOKという、幅広く利用客に配慮されている。
ランチメニューはグリーンカレーがおすすめ。このグリーンカレーは知り合いの飲食店に頼み込んで仕入れている。「そのお店では裏メニューのような存在なんですが、おいしくて気に入っていたので、どうしても自分の店で出したいとお願いしたんです」と店主でフローリストとしても活躍する佐々木愛さん。
ココナッツミルクが入ってクリーミーなグリーンカレーは、辛さは控えめ。つぶつぶ食感が楽しい十六穀米とたっぷりのサラダも添えられて、ボリュームは十分だ。
『Cachette de meguro』店舗詳細
取材・文・撮影=野崎さおり