伝説の“マルエフ”と新銘柄が競演『BIERREISE'98』[内幸町]
「アロマホップを上手に使ったドライプレミアム豊穣は、香りの満足感が違う。苦みを抑えたプレミアムビールには、ビール好きの若者を取り戻す役割も」と名サーバーの松尾光平さん。最古の氷冷式サーバーを使い、通称“松尾注ぎ”で注いだビールは、香り高く甘い。店の顔は、スーパードライの前身と言われる伝説のビール「アサヒ樽生Ⓕ」だが、日替わりの銘柄も。メンチカツ1078円やビールに合う洋食と楽しみたい。
『BIERREISE'98』店舗詳細
お好み焼きも生ビールも超達人的!『USHIO』[六本木]
浜松で40年間営み、2007年に念願の六本木に移転。油を使わず、少量の小麦粉とたっぷりの野菜でつくったお好み焼きは、ふわふわでスフレのよう。オーナーさんが「とってもヘルシーで胃もたれしないの」と言うとおり。スタッフのプレモル愛が通じてか、数年前「超達人店」に認定。専用コックで注いだ「マスターズドリーム」は、泡のクリーミーさが違う。「いつもの倍飲んでしまう」という客が多いのも納得だ。
『USHIO』店舗詳細
“2せんべろ”で沖縄へトリップ『やんばる 2号店』[新宿]
オリオンの瓶、缶、生すべてが飲める沖縄食堂兼居酒屋。昭和63年に、「沖縄料理を安く食べてほしい」と歌舞伎町に開店(今はアルタ裏のランドマークに)。毎日沖縄から直送される食材で作られる料理は、信じられないほど安く種類が多い。パーンと張った皮に口溶け柔らかなお肉のラフティ、プチプチはじける海ぶどう、肉厚なゴーヤ。そして何より魅惑の通し営業。オリオンの光るラベルを眺めながら、約2せんべろで真昼に心の沖縄小旅行なんていかがでしょう。
『やんばる 2号店』店舗詳細
取材・文=川端美穂(きいろ舎)、さくらいよしえ 撮影=金井塚太郎、丸毛透