じんわり胃の腑(ふ)に染みる台湾朝粥『台湾キッチン 叙序圓(ジョジョマル)』
名物は3種のお粥(かゆ)。具に合わせて出汁を替え、もち米ブレンドの米を1時間半かけてコトコト。粒感をほどよく残す炊き具合が絶妙だ。さつま芋粥は芋の甘みが染み渡り、山椒塩を振れば甘みくっきり。干しエビ、貝柱、どんこなどで炊く肉きのこ粥はうまみのるつぼ。日替わりで登場する鶏粥は鶏モモの出汁がまろやか。ほかにも、豚のホルモンを生薬で煮込んだ薬膳スープは声が漏れる滋味深さ。台湾の台南出身の店主・ジョジョさんが「子供の頃から食べ親しんだ味」をベースにした粥セットは、8種から3種選べる小鉢付き。地元食材も用い、歯触りや香味にときめく。
『台湾キッチン 叙序圓』店舗詳細
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下1-9-29 シャングリラ鶴岡2F/営業時間:7:30~13:30LO(お粥は13:00LO、土・日・祝は13:00LO)/定休日:月・火休(月が祝の場合は火・水)/アクセス:JR横須賀線・江ノ島電鉄鎌倉駅から徒歩8分
ワインをお供に鎌倉野菜満載ランチを『古民家イタリアン albicocca(アルビコッカ)』
鶴岡八幡宮から至近だが、路地の奥で山を背に立つ明治建築の古民家が穴場的存在。「お酒が好きなので」と、店主の山田数範さんはランチセットのドリンクにグラスワインもラインアップ。逗子と鎌倉のレンバイを回って仕入れる鎌倉野菜をふんだんに盛り込むが、ペペロンチーノは見た目に反してパンチあり。魚介のスープ、柚子胡椒、ニンニクを効かせ、1.6mmの太麺がしっかりソースを絡めとる。すかさずワインを口にすれば、至福一直線。また、ティラミスのミルクレープなど、ケーキは甘さ控えめで「赤ワインとも合いますよ」。リピーターが多いのも納得だ。
『古民家イタリアン albicocca』店舗詳細
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-6-11/営業時間:11:00~14:00LO・17:00~19:00最終入店/定休日:月夜・火/アクセス:JR横須賀線・江ノ島電鉄鎌倉駅から徒歩16分
取材・文=林さゆり 撮影=オカダタカオ
『散歩の達人』2026年6月号より







