問題!
中央に描かれている駅は、何駅でしょうか?
ヒント(1)
一部道路名を追記したものがこちら。
ヒント(2)
スポットの名前もいくつか見せちゃいます!
正解は……新橋駅
まず注目したいのは、地図クイズ恒例のチェックポイントである道路模様。直線の道路が直角に交わる細かな区画が多いのは、山手線の山手ではない側、つまり東側の低地ではないかと推測できる。
駅の北東側、銀座エリア一帯の道路模様は、京都を参考にして整備された江戸時代の町割の名残。当初は京間六十間(約120m)四方の正方形が並んでいたが、明暦の大火を経て正方形のなかに2本の細い道が通され、現在の道路模様になっている。
江戸の街は町人地・武家地・寺社地の大きく3つに区分されていて、銀座は町人地、新橋駅周辺は主に武家地だったところ。外堀通りや現在線路と首都高が走っている部分には外堀(汐留川)があったが、明治時代以降に埋め立てられた。地図を俯瞰して眺めると、かつてのエリア区分が浮かび上がって見える……!というのはちょっと無理があるかもしれないが、なるほどねと納得できる程度には町割がしっかり残っていることがわかると思う。
また、新橋駅部分の線路はほぼ南北に走っているのだが、これは山手線のなかでは新橋駅だけというのも見分けるポイントの1つ。日本初の鉄道が開業したのは明治5年(1872)の新橋駅~横浜駅間だが、このときの新橋駅は現在の汐留シティセンター付近。延伸にあたって現在の新橋駅の場所に烏森駅が開業し、その後に最初の新橋駅(汐留駅という名前に変わった)は貨物駅を経て廃止になった。
山手線自体の線路のみならず、私鉄や地下鉄などの線路も特徴的! 特に交差点でニアミスする銀座線と浅草線、昭和通りで一瞬並走する浅草線と大江戸線など、ギリギリまで近づくものの交差や駅の設置まで至らない場所というのは新橋駅東側くらいしかない。また、ゆりかもめの始終点駅も絞り込みポイント。JRの線路と交差したり駅ホームと並んだりしない形で始終点の駅があるのは、渋谷駅の地下鉄銀座線と京王井の頭線、日暮里駅の日暮里・舎人ライナー、上野駅の京成線、そして新橋駅のゆりかもめ。そのうち駅東側にあるのは渋谷駅と新橋駅だけ、というところまで絞り込める。
文・地図制作=中村こより







