明治32年(1899)創業の宿に併設。お茶をテーマにしたレストランのビアガーデン
『レストラン1899お茶の水』があるのは、御茶ノ水駅聖橋口から本郷通りを下って徒歩3分ほどのところで、アクセス抜群。そもそもは明治32年(1899)にこの地で旅館として創業した『ホテル龍名館お茶の水本店』のレストランとして、2014年にオープンした。
そのオープン以来、日本旅館で欠かせないお茶をレストランのコンセプトに掲げ、ランチにも好評な鯛茶漬けなど、さまざまなメニューにお茶を取り入れている。
「抹茶ビアガーデン」は、2015年にスタートし、コロナ禍で開催できなかった年を除いて開催は今回で10回目。交通量が多い道路の存在が気にならないほどの樹木に囲まれたテラス席と、茶箱や和傘をイメージした照明などが配され和の落ち着きが漂う店内、どちらでも楽しめる。
飲み放題のドリンクは35種類。名物の抹茶ビールのほか、カクテルやモクテルなどにもお茶が
2時間制の飲み放題プラン(3500円)では、35種類が揃えられている。いちばん人気は、抹茶ビール。ビールに抹茶を合わせることで、独特のまろやかさとうまみを引き出したオリジナルのビアカクテルだ。抹茶は愛知県の茶どころ、西尾産を主体とした抹茶ベースを先にグラスに入れて、ビールを注いで作っている。ビールと抹茶、味わいの違う2つの苦味がミックスされた奥深い味わいだ。
日本茶カクテルも豊富で、茶せんで点てた抹茶で日本酒を割った「抹茶の茶割り 千歳」や、水出しした和紅茶に白ワインと炭酸水を合わせた和紅茶スプリッツァーもある。
今やお酒を飲む人にも人気のノンアルコールカクテル・モクテルも充実。日本茶モクテルとして抹茶コーラや六煎茶、ほうじ茶を使ったモヒートなど全部で5種類が用意されている。中でもほうじ茶モヒートは水出しのほうじ茶に蜂蜜と炭酸水を合わせ、さらにはミントとレモンを加えていて、さっぱりしながらも自然の甘みや爽やかな香りも楽しめる1杯だ。
アルコールもノンアルコールもラインアップはバラエティに富んでいて、お茶のイメージが変わってしまいそうなほど。せっかくなら飲み放題プランでいろいろな味を楽しんでみよう。
ビアガーデンにぴったりな肉料理だってお茶がポイント
鶏むね肉緑茶唐揚げは、緑茶でマリネした鶏むね肉を揚げて、さらにお茶をトッピングしたもの。店長兼料理長の大久保将史(おおくぼまさふみ)さんによると、お茶で肉をマリネするアイデアは、日本料理のたこなどを柔らかく料理する技術の応用とのこと。臭み消しの効果もあるそうだ。
プリッとした食感もたまらない3種類のソーセージには、緑茶、番茶、紅茶の茶葉が練り込まれているので、食べ応えもありながら、どこかさっぱり。煎茶ローストビーフは煎茶の茶葉をたっぷりまぶしてから低温でローストしている。添えられた特製ソースのおいしさも見逃せない。
大きな豚バラ肉で作られたほうじ茶ベーコンわさび漬けは、燻製にほうじ茶を使って香りをまとわせており、加えてわさびのさっぱりした味わいも魅力だ。「茶美豚(ちゃーみーとん)ロース肉塩麹焼き」には、鹿児島育ちで緑茶成分のカテキン入り飼料で育ったブランド豚を使っている。
ビアガーデンのコースは3種類用意されていて、2日前までに予約が必要だ。席が空いていれば、飲み放題はオーダー可能で、料理もそれぞれ単品でも注文できるので、少人数なら直前に電話で確認して訪れてみるのもありだろう。
夕暮れになると少し涼しい風が吹くようになった頃。お茶の爽やかさをたくさんのドリンクや料理で味わってみてはいかが?
開催概要
レストラン1899お茶の水「抹茶ビアガーデン 」
●予約受付電話番号:050-3668-9900
●予約受付ホームページ:https://1899.jp/ochanomizu/matcha_beergarden/
※プラン詳細も上記ホームページから
●開催期間:~2026年10月31日(土)
●ビアガーデン入店時間 :17:00/17:30/18:00/19:30/20:00から選択
●定休日:日・祝
●住所:東京都千代田区神田駿河台3-4 (ホテル龍名館お茶の水本店1F)
●アクセス:JR・地下鉄御茶ノ水駅から徒歩3分、地下鉄千代田線新御茶ノ水駅から徒歩1分
『レストラン1899お茶の水』店舗詳細
取材・文・撮影=野崎さおり





