例年以上に盛り上がりを見せる本祭り
8月15日の例祭祭典(2026年は14日)を中心に行われる富岡八幡宮例大祭、通称「深川八幡祭り」。寛永19年(1642)、江戸幕府の命により3代将軍・徳川家光の長男(のちの家綱)の世継ぎ祝賀を執り行ったのが始まりとされている。以来380年以上続く伝統ある祭りで、赤坂にある日枝神社の山王祭、神田明神の神田祭とともに「江戸三大祭り」といわれている。
2026年は3年に一度の本祭り。15日(土)には神幸祭として八幡様の神霊を遷した鳳輦(ほうれん)の渡御が行われる。戦前に造られた鳳輦をトラックに載せて、約70の氏子地域を1日かけて巡行する。途中13カ所で巫女による神楽舞も披露される。「この御鳳輦の渡御には、神様から出向いて町々を直接ご覧になり、御神徳を与えてくれるという意味合いがあります。それに対して氏子たちは感謝の気持ちを表して、神輿を集結させるのです」と教えてくれたのは富岡八幡宮の松木さん。
各所でダイナミックな水かけが!
16日(日)の連合渡御では、7時30分に花火の合図とともに氏子各町54基の神輿が神社を一斉に出発する。「水かけ祭り」と呼ばれるように、沿道からは大量の清め水が担ぎ手たちに浴びせられる。特に見応えがあるのが永代橋を渡ってから八幡宮までの区間。佐賀町のトラックからダイナミックに水がかけられる “元祖トラック水かけ”が名物だ。ほかにも各所で消防団による消防ホースを使った放水も行われる。見物客も濡れる可能性があるので、覚悟して臨もう。
「水かけ祭りは深川ならではなので、豪快な水かけをぜひ楽しんでいただければ。また、昔から“神輿深川”というように、深川の神輿は非常に力強くて勇壮。さらに一定のスピードで進むので整然としていて、統制のとれた美しい渡御が特徴です。ぜひ本場の神輿渡御を見ていただきたい」と松木さん。16日(日)には日本一の大きさ、豪華さを誇る一の宮神輿も参道に展示されるほか、期間中は和太鼓や岩見神楽をはじめとするさまざまな奉納演芸も行われる。伝統と格式を誇る「深川八幡祭り」をぜひ現地で見学しよう。
開催概要
「富岡八幡宮例大祭(深川八幡祭り)」
開催期間:2026年8月12日(水)~16日(日)
開催時間:16日(日)の神輿連合渡御は7:30~15:30ごろ
会場:富岡八幡宮(東京都江東区富岡1-20-3)とその周辺
アクセス:地下鉄東西線・大江戸線門前仲町駅から徒歩3分
【問い合わせ先】
富岡八幡宮☎03-3642-1315
公式HP:https://www.baynet.ne.jp/fukagawamatsuri/
取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供






