◆散歩コース◆

体力度:★★☆
難易度:★☆☆

登山シーズン:4月~6月、9月~11月
最高地点:鶴脚山(つるあしやま) 916m
登山開始地点:払沢の滝入口バス停 274m
歩行時間:約5時間40分
歩行距離:約11.5km
アプローチ時間:約1時間40分(新宿駅起点)

コースガイド

(START)払沢の滝入口バス停
バス停前の豆腐店『ちとせ屋』の脇から入っていくと途中に土産物屋などがある。10分ほどで払沢の滝。

(1)払沢の滝
滝から戻り車道を左折して歩いていく。途中、右手に茅倉の滝の標識がある。しばらく行けば千足(せんぞく)バス停。

(2)千足バス停
バス停からすぐ先に「天狗滝・綾滝」の標識があるので右折して柳沢林道へと入る。まもなく林道から登山道になる。

(3)天狗滝
天狗滝の手前に落差8mほどの小天狗滝を見て急坂を乗り越えて行くと雄大な岩肌の天狗滝だ。

(4)綾滝
天狗滝から急坂を越えて上に上がり、滝の巻き道と合流して30分強歩くと綾滝。ベンチがあるので休憩にいい。

(5)つづら岩
綾滝からの1時間ほどの登りがこのコース一番の難所。標高差300mを一気に上がる。尾根に上がったところがつづら岩。

(6)馬頭刈山
最高峰の鶴脚山を越えて馬頭刈山へ。大岳山の先っぽが見える。高明山(こうみょうさん)を過ぎると下り。軍道分岐を越えて『瀬音の湯』へ。

(GOAL)秋川渓谷瀬音の湯

アクセス

[行き 1時間37分]新宿駅からJR中央線→(40分)→立川駅からJR青梅線・五日市線→(35分)→武蔵五日市駅から西東京バス→(22分)→払沢の滝入口バス停

[帰り 1時間30分]秋川渓谷瀬音の湯バス停から西東京バス→(15分)→武蔵五日市駅からJR五日市線・青梅線→(35分)→立川駅からJR中央線→(40分)→新宿駅

アクセスメモ:『瀬音の湯』からのバス便は少ないので、時間によっては十里木バス停まで歩こう。約10分。数馬方面からのバスがある。

問い合わせ:檜原村観光協会☎042-598-0069

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武蔵五日市駅から約20分バスに揺られて「払沢の滝入口」で下車。檜原豆腐で知られる『ちとせ屋』脇から最初の名瀑、払沢の滝へ。早朝だと特に光の加減でとても美しく見える。滝は全体で落差が60mもあるそうだが、見えるのは最下段の滝だけ。それでも26mほどあり、とてもきれいだ。

日本の滝百選にも選定された名瀑、払沢の滝。落差は4段で60m、最下段が26mの滝で、滝壺も神秘的。
日本の滝百選にも選定された名瀑、払沢の滝。落差は4段で60m、最下段が26mの滝で、滝壺も神秘的。

来た道を戻って15分ほどの車道歩き。千足バス停から右手の柳沢林道へ入っていき、林道を詰めると登山道へ入る。ここから馬頭刈尾根までは小天狗滝と天狗滝、そしてその上方には綾滝が望める。落差38mほどの豪快な天狗滝を見てから、まさに綾織りのような繊細な細く静かに流れ落ちる綾滝。いずれも見応え十分。

千足の集落。
千足の集落。

これも奥多摩三大急登に入れてもいい急坂が尾根まで続く。取材はたまたま初夏だったので、ことさらこの急坂がこたえた。日原(にっぱら)から登る稲村岩尾根ほど距離が長くないので何とか登ったが、頻繁に休憩をとりながらの登りだった。

どうにか尾根に取りつくと、眼前に大きな岩山がある。これがつづら岩で、クライミングのトレーニング場となっている。と、猿が岩に取りついている。よく見ると人間だったが、クライマーDNAがある人はつい取りついてしまうのかもしれない。

天狗滝から馬頭刈尾根までの道はかなりの急坂。
天狗滝から馬頭刈尾根までの道はかなりの急坂。
馬頭刈尾根に上がったところにつづら岩がある。ロッククライミングの練習場となっている。
馬頭刈尾根に上がったところにつづら岩がある。ロッククライミングの練習場となっている。

ここから後は尾根歩き。少々残念なのは、ほとんど展望がないということか。尾根最高峰の鶴脚山から馬頭刈山を過ぎて高明山へ。後は下りに入り、1時間少々で『瀬音の湯』へ到着する。

コース上最高峰の鶴脚山の手前から。下方に千足の集落。尾根上からの展望はほとんどない。
コース上最高峰の鶴脚山の手前から。下方に千足の集落。尾根上からの展望はほとんどない。
馬頭刈尾根は展望こそあまりないものの、平坦で歩きやすい道が続き、杉などの巨木も残っているので飽きない。
馬頭刈尾根は展望こそあまりないものの、平坦で歩きやすい道が続き、杉などの巨木も残っているので飽きない。
高明山のすぐ下方にある高明神社跡。社殿の土台が残っている。
高明山のすぐ下方にある高明神社跡。社殿の土台が残っている。

登山シーズンメモ

冬季はあまり適さず、4月あたりから新緑の5月、6月いっぱいまで。
秋は9月から紅葉の11月あたりまでがシーズン。

アドバイス

急登を制すれば後は楽ちん尾根歩き

綾滝からつづら岩までの勾配が急で、けっこう大変。尾根上は歩きやすい道で危険箇所もない。軍道分岐から左折して軍道に出て、『瀬音の湯』へ向かうルートのほうが楽。寺岡からのルートは『瀬音の湯』の前で最後のひと登りがある。

取材・文=清野 明
『首都圏日帰り山さんぽ50』(2026年8月発売)より