戦後の復興を願って始まった
かつて平塚市には海軍火薬廠(かやくしょう)があったことから昭和20年(1945)の大空襲では壊滅的な打撃を受け、中心市街地のほとんどが焼け野原となった。しかし戦後の復興は早く、1950年7月には「復興まつり」が開かれた。復興まつりが多くの人々でにぎわったこともあり、翌1951年7月には仙台の七夕まつりを模範として「第1回七夕まつり」を開催。このように戦後の商業振興策としてスタートし、今では日本を代表する七夕まつりに成長した。
「平塚の七夕まつりの特徴は、なんといっても豪華絢爛な七夕飾りにあると思います」と話すのは平塚市商業観光課の担当者。湘南スターモールや紅谷パールロードでは、市内の企業や市民などのグループが製作した七夕飾りが約100本飾られ、頭上を埋め尽くす。なかには5mを超える大型のものもあり見応え十分! 七夕飾りの下をくぐったり写真を撮ったりして思い思いに楽しむ人々の姿が見られる。
また多くの七夕飾りには電飾が仕込まれていて、夕暮れから夜間にかけてはライトアップを実施する。昼間の色鮮やかな街並みから、夜は七夕飾りが光り輝いて幻想的な雰囲気に一変! 2026年はこのライトアップを少しでも長く見てもらおうと、3日(金)・4日(土)の終了時間を例年より30分延長する。ぐっと雰囲気が増す夜間の散策もおすすめだ。
パレードや市民ステージ、出店も!
初日の3日(金)の10時30分からイベントの幕開けを飾るのは「七夕おどり千人パレード」。『七夕おどり』に合わせて、「湘南ひらつか織り姫」をはじめ、多くの市民が湘南スターモールを踊り歩いて街を盛り上げる。ほかにも見附台公園では飲食や体験ブースの出店、ひらしん平塚文化芸術ホールでは市民ステージや友好都市による郷土芸能、東海道本通りでは露店の出店など、3日間さまざまな催しが行われる。
「駅前に七夕飾りエリアがあり、そこを抜けると露店エリア、さらに北側へ進むと見附台公園やひらしん平塚文化芸術ホールなどのイベントエリアと3つのエリアに分かれています。ぜひ街を回遊しながら楽しんでもらえれば」(平塚市商業観光課)
本格的な夏を目前に気温の上昇が見込まれるこの時期、七夕飾りエリアにミストファンを設置したり、商店街で来場者に飲料水やお休み処を提供したりと2026年は熱中症対策にも力を入れる。詳細は当日配布される「七夕COOLマップ」でチェックしよう。「やはり平塚の一番の見どころである、豪華絢爛な七夕飾りをぜひ見ていただきたい。商店が出しているお店や多彩なイベントもあって子供から大人まで楽しめるので、足を運んでいただき平塚の街の雰囲気を感じてもらえれば」と平塚市商業観光課の担当者。例年3日間で100万人以上が訪れるという日本屈指の七夕まつりに出かけよう。
開催概要
「第74回湘南ひらつか七夕まつり」
開催期間:2026年7月3日(金)~5日(日)
開催時間: 9:30~20:30(5日は~19:00)
会場:JR平塚駅北口商店街ほか(神奈川県平塚市)
アクセス:JR東海道本線平塚駅から徒歩2分
【問い合わせ先】
湘南ひらつか七夕まつり実行委員会事務局☎0463-35-8107
公式HP:https://tanabata-hiratsuka.com/
取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供





