東品川屋上庭園(東品川海上公園内)
風の似合う庭から望む湾岸景色
公園敷地内にある東品川ポンプ場を活用。運河にモノレール、新幹線も望める3階部分の屋上庭園は、芝生と一体化した長いウッドベンチと、花の色で分かれた花壇が特徴的。「風の強い場所なので、風に揺れるイネ科や枝垂れる植物、香るバラやハーブなど、風に吹かれて楽しめる植物も多いです」と常駐するガーデナー。毎週日曜には芝生広場で本が読める人気のイベント「ほんのにわ」も。
『東品川屋上庭園(東品川海上公園内)』店舗詳細
伊勢丹新宿店本館
歴史的建築物の上に生きる里山
東京都選定歴史的建造物である本館。その7階の上に複数の受賞歴を誇る2006年竣工のアイ・ガーデンがある。築山を配した春の庭に、芝生が広がる夏の庭、秋の庭と趣(おもむき)の異なる3つの庭が配置。昔から里山で見られる素朴な在来種を中心に、約300種の植物が植えられる。芝生で遊ぶ子供や植物散策する人、夏のビアガーデンを楽しむ人々を守護神の朝日弁財天が静かに見守っている。
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玉川髙島屋S・C
全国で初めての芝生の丘
商業施設の屋上緑化としては歴史が古く、昭和44年からある屋上庭園。本館6階上の屋上庭園の目玉は、全国の屋上で初の高低差のある芝生の丘だ。隆起部に軽量ブロック材を用いて土の重さを減らし、荷重制限をクリア。芝生は夏芝と冬芝を混植することで1年中青々。子供が自然に触れ遊べる場になっている。回遊できるボードウォークやベンチも。
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新宿マルイ 本館
魅力は庭園様式の美しさだけにあらず
8階の階段を上がると現れる秘密の花園、屋上庭園「Q-COURT」の魅力はなんといってもベンチ。薔薇の園、早春の庭など5つのスペースを小路に沿って歩けば、座面の広いラタン風ソファや赤いベンチなど、9種類が配されている。どれも座り心地がよく、その日の気分で選びたくなる。館内でコーヒーなどを買ってきて飲む人、うたた寝する人、老若男女が憩いに来るというのも納得。
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サンシャイン水族館
水と空と生き物の癒やし三重奏
地上約40mのビルの屋上に日本初の都市型高層水族館として開業すること42年。現在は“天空のオアシス”をコンセプトに、水と空と生き物に大人も癒される空間になっている。南国リゾート風のマリンガーデンではアシカが頭上の水槽で泳ぎ、都会のビル群の上空を飛び交うように泳ぐケープペンギンも。2020年7月には癒しのクラゲエリアがオープン。年間パス(入場料2回分)で憩いに来るファンも多いとか。
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六本木ヒルズ 森タワー
海抜270mから東京一望!
森タワー 52階の東京シティビューからさらにエレベータで上がるスカイデッキ。その高さ海抜270m、屋上展望台としては関東随一。ヘリポートを囲むウッドデッキからは、山手線の内側という好立地も幸いして東京の空と街が360度見渡せる。「晴れた日は牛久大仏もくっきり見えますよ」と担当者。毎月第4金曜日には天体望遠鏡で星空を眺める観察会も開催(※営業詳細は施設ウェブサイトを確認)。
『六本木ヒルズ 森タワー』店舗詳細
取材・文・撮影=下里康子 撮影=井上洋平