麺打ちブラザーズ渾身の男気麺『手打うどん 鷹』
「親父が『ここらの農家が昔から手打ちしてたうどんで店をやりたい』って開店したんです」と2代目・高橋篤史さん。麺打ちを担うのは、初代の背中を見て打ち方を学んだ篤史さん・良人さん兄弟。国産の粉と強力粉の外麦を混ぜて打ち、最後は手が痛くなるほどの冷水で麺を締めあげる。兄弟のような男らしさを感じる褐色の麺を啜れば、跳ね返すコシと小麦の香りに破顔。常連のざるうどん注文率が高いのは、麺自体の旨さを味わいたいからか!
『手打うどん 鷹』店舗詳細
餃子に恋した男がたどり着いた味『ぶぅたん』
ほかにない餃子を作ろうと研究に費やした月日は実に3年。毎日たくさんの餃子を作り、試食し続けてきた店主小西優介さんが見つけた素材が「豚タン」だった。ジューシーな餡と豚タンの食感を同時に味わう。この看板餃子に燻製海鮮餃子、スープ水餃子を加えた餃子盛り合わせは餃子専門店『ぶぅたん』の魅力が凝縮された一皿。「とにかく餃子を作る作業が好きなんです」と店主。なるほど、見目麗しい餃子は、店主の餃子愛にあふれている。
『ぶぅたん』店舗詳細
炊きたてごはんのある風景『定食あさひ』
引き戸を開けると、笑顔の日野夫妻が出迎える。艶ピカの減農薬コシヒカリのごはんと、煮干しと野菜でじっくり旨味を引き出した味噌汁が主軸で、三鷹野菜や、サバ干しなどの魚、つくば鶏などが、その日のおかずとなって登場。もともと洋食畑にいた二人だが、「毎日でも食べ飽きない、自分たちが行きたい店を」と、2014年に開業。日替り定食を目当てに「今日は何?」と、通う常連客が少なくない。
『定食 あさひ』店舗詳細
取材・文=佐藤さゆり、松井一恵、半澤則吉、鈴木健太 構成=松木里絵 撮影=本野克佳、小野広幸、須田卓馬、オカダタカオ