お得でしかない! 高コスパすぎる新橋『豚屋鳥山』のせんべろセット
新橋駅と地下通路で直結の「新橋駅前ビル1号館」にある『豚屋鳥山』。看板メニューはポークステーキだが、昼間から飲めるせんべろのお店としても人気を博している。
せんべろセットの内容は、コイン4枚とお通し。このコインをドリンクやおつまみと交換するシステムだ。そして1セットにつき1回チャレンジできるのが、サイコロを3つ同時に振るゲーム「チンチロリン」。当たりが出ればコインが追加され、ゾロ目ならプラス3枚、計7枚のコインがもらえる。
おつまみは、2コインで注文できる鯛の骨蒸しのほか、1コインのムール貝の唐揚げ、たまり漬けクリームチーズなどがおすすめ。いずれも日本酒をはじめとしたお酒と相性抜群の、ファンが多いメニューだ。全国各地の日本酒がお手頃価格で飲めるのも同店の魅力。ラインアップは日替わりなので、これを目当てに足繁く通う常連客も多い。せんべろセットはお代わり可能で、余ったコインは次回来店時に使用できる。
『豚屋鳥山』店舗詳細
“サクッと安く”ファストフード感覚で気軽に立ち寄れる『立ち呑 破天荒』
JR新橋駅の目の前にある酒飲みたちのワンダーランド『ニュー新橋ビル』の地下1階に、うまい魚やリーズナブルな料理とともにお手ごろ価格でお酒が楽しめる『立ち呑 破天荒』がある。店に入ると、「いらっしゃいませー」とママの威勢のいい声が迎えてくれる。
壁にかかっているメニューを見ると、ほとんどのメニューは300~400円台と手軽な価格だ。組み合わせ次第ではワンコインで2品いける! おつまみ類はすべて日替わり。ドリンクもおつまみと同様に良心価格。料理と合わせても1000円で十分楽しめる。注文したらその都度料金を支払うキャッシュオンデリバリー方式だ。
この日は店頭に大きなタペストリーが飾られているキリンラガーの生ビールと、お刺身超3点盛り、いくらまみれを注文。この店では豪勢なオーダーだ。お刺し身は、毎日豊洲から仕入れる看板メニュー。“超”3点盛りというメニュー通り最低3種以上の魚が盛り付けられる。
『立ち呑 破天荒』店舗詳細
まるでギャラリーのように飾られた日本酒ラベルに圧倒!『立ち呑み 庫裏』
『立ち呑み 庫裏(くり)』は「新橋駅前ビル1号館」の1階にある。のれんは酒屋の前掛け。店に入ると、洗練されたデザインの日本酒ラベルがひとつひとつ額装され、壁一面に整然と並べられている。「これはね、私が酒屋に嫁に来た時からずっと溜めていたお酒のラベルなんですよ」と女将さん。コツコツと集め、今はもうない酒蔵や銘柄のラベルもあるそう。
メニューには全国各地から集まった日本酒がズラリと並ぶ。初心者にも日本酒の魅力やおいしさを女将さんが教えてくれる。好みの味を伝えたら、それに合うお酒を選んでくれるので気軽に相談してみよう。
酒の肴は漬物や和え物が中心で、1つ100円から350円とお手ごろ価格。特に女将が毎日手作りするおいなりさんやポテトサラダは常連客に人気で、日本酒との相性もバッチリだ。
『立ち呑み 庫裏』店舗詳細
安ウマの料理と酒でお客さんの明日への活力を養う『やきとん まこちゃん 新橋本店』
JR新橋駅烏森口を出て徒歩3分。桜田公園のすぐそばにある『やきとん まこちゃん 新橋本店』。店頭にあるダクトから香ばしいニオイとともにモクモクと煙を吹き出している。創業は1968年。入れ替わりの激しい新橋で、半世紀以上も営業しているのだ。定番の人気メニューはやきとん、ニラ玉、煮込み、唐揚げ。唐揚げは“からあげグランプリ”金賞受賞の実績がある。
やきとんは創業以来、継ぎ足しながら造り上げてきた秘伝のたれが自慢。串に手差ししたやきとんをたれにつけ、じっくりと炭で焼き上げる。“焼き”を担当するのは、社内で1人だけしかいない特級焼き師。創業当時からの焼き方を踏襲し、肉本来の旨さがわかる絶妙な焼き加減に仕上げる。
ドリンクのおすすめは、手作りレモンサワー・まこレモン。店内仕込みの甘く漬け込んだレモンと、フレッシュなレモンを半々で入れ合計1個分のレモンが入っている。やきとんはもちろん、どんな料理にもぴったり!
『やきとん まこちゃん 新橋本店』店舗詳細
並盛りでも大盛り! 新橋のそば居酒屋『寿毛平』のもりそばで満腹
新橋駅前のSL広場から歩いてすぐの路地裏にある、そば居酒屋『寿毛平』では、こだわりの料理や全国各地の日本酒を提供。もりそばはもちろん、カツ煮やマグロカツといった一品料理にも定評がある。
もりそばは、そば粉とつなぎの割合が1:1の同割そばで、普通盛りでも約400gもある大ボリューム。国産そば粉を使った自家製麺で、つるっとなめらかなのどごしのよさが魅力だ。カツオ節がベースの甘辛いそばつゆが、よく冷えたそばにマッチして、箸が止まらなくなる。
イチオシ料理の一つであるマグロカツは、揚げ時間を短めにすることで、柔らかい食感を実現。サクッとした衣と、レアな揚げ加減の身が生む食感の違いが印象的だ。自家製タルタルソースのまろやかな酸味に、特製わさびソースの香りが加わった奥深い味わいもたまらない。また、ちょっと珍しい日本酒は、そのときどきでラインアップが変わっていく。日本酒とそばのマリアージュを楽しむのも一興だ。
『寿毛平』店舗詳細
母校の出身者が書き綴る高校よせがきノートが店内にずらり『有薫酒蔵』
新橋駅から徒歩1分、外堀通り沿いにある居酒屋『有薫酒蔵(ゆうくんさかぐら)』。九州の郷土料理を中心にしたメニューとうまい酒を取りそろえる一方で、創業当時から続く高校よせがきノートでも有名な店だ。
店内に入ると、本棚がズラリと並んでいて、まるで木造校舎の図書室を思わせノスタルジックな世界に引き込まれる。高校よせがきノートは、お客さんが自由に母校の思い出を書き込めるノートだ。卒業生だからこそわかる“あるあるネタ”が書かれており、それをつまみに盛り上がれるというわけだ。また、読むだけでなく自分のメッセージを自由に書き込むこともできる。その数3400校超。全国にある高校の70%以上は網羅しているという。
メニューは、九州の料理を中心に鮮度のいい魚や旬の食材を使った料理を提供している。この日は平政のうす造り、がめ煮、焼きなすびを注文。どの料理も、さわやかな吟醸香がありつつも飲みごたえのある「有薫大吟醸」とマッチする。
『有薫酒蔵』店舗詳細
ウルトラ怪獣が集う居酒屋『怪獣酒場 新橋蒸溜所』でこだわりの怪獣料理
JR新橋駅から直結の地下街にある『怪獣酒場 新橋蒸溜所』は、ウルトラマンシリーズの怪獣たちが主役の居酒屋だ。次なる悪巧みのために夜な夜な怪獣たちが集まっているというが、怪獣のいない時間帯は地球人に開放しているんだそう。地球人向けの営業時間には、こだわりの料理とお酒を楽しめる。
バルタン星人考案のハイボールはオレンジとレモンの風味を楽しめる。甘みと酸味のバランスが秀逸だ。バルタン星人の「白色破壊光線カルパッチョ〜季節の白身魚」は、バルタン星人のハサミをイメージした特製の器とトングで供されるマニアなら感涙ものの料理。酸味が効いた特製香味野菜ドレッシングと大根とヨーグルトのソースが相まって、刺し身の旨味がひきたつ。もう一品は古代怪獣のツインテールをモチーフにしたエビカツサンドで、地底怪獣グドンも喜びそうなビジュアル。怪獣マニアだけでなく、幅広い人たちが楽しめるお店だ。
『怪獣酒場 新橋蒸溜所』店舗詳細
赤提灯系居酒屋の楽しさを伝える『新橋銀座口ガード下 THE 赤提灯』で乾杯
新橋駅の高架下に位置する大衆居酒屋『新橋銀座口ガード下 THE 赤提灯』。その出入り口には大きな赤提灯が吊られ、店内には歓楽街を思わせる赤いネオンが灯っている。コンセプトは「酒のアダルトショップ」であり、まるで大人の世界への入り口のよう。
同店では、素材の鮮度と手作りにこだわった料理を提供している。名物ホルモンミックス焼きは、プリプリ食感のホルモンに甘辛いタレが絡み、かむほどに肉の甘みがあふれ出す。そのほか、豊洲から毎朝届く新鮮なマグロを使ったマグロぶつや、旬の採れたて野菜を味わえる朝どれ野菜スティックは、おつまみにぴったり。
普段お酒を飲まない人でも飲みやすい、オリジナルドリンクの数々も魅力的だ。自家製の酵素シロップを使った赤提灯サワーは、季節の果物が香る爽やかな甘さに仕上がっている。また、20歳の人にドリンクを1杯プレゼントする“はじめての乾杯体験”というユニークなサービスにも注目したい。
『新橋銀座口ガード下 THE 赤提灯』店舗詳細
取材・文・撮影=丸山美紀(アート・サプライ)、パンチ広沢、上原純、羽牟克郎