Pizzeria CROCCHIO

旨味と軽さを追求する職人技

マルゲリータ1100円、前菜盛り合わせ4種1200円(2人前~注文)、ブルックリンラガー680円。

「材料がシンプル。だからこそ生地を肌で感じながら作るんです」とは、ナポリピッツァ職人協会認定職人の店主の北原恵一さん。気候や湿度によって粉の練り方、イーストの配合を変え、36時間かけて発酵・熟成。すると生地が照り輝き、ふくよかな香りを放つ。460℃の薪窯で一気に焼けばモチッとしつつも軽やか。生地に生海苔を加えた揚げパンのゼッポレ、イタリア産生ハムなどの前菜、自家製ドルチェも多彩。ヴォーノと叫びたくなる。

薪窯の火力を見ながら、ナポリピッツァを1分で焼き上げる。
一人客も、親子連れもくつろげる木造り空間。クラフトビールの生も常時4種類用意。2012年より営む。
北原さん(右)とスタッフの彩夏さん。

『Pizzeria CROCCHIO』店舗詳細

住所:東京都府中市片町3-23-13/営業時間:11:00~14:00LO・17:00~22:00LO/定休日:月(祝の場合は翌)/アクセス:JR南武線・京王線分倍河原駅から徒歩4分

IZAKAYA? CHAIN

アニキの心遣いにむせび泣く肉祭りな夜

1㎝はある厚切りベーコン780円、豚のだし角煮680円、サッポロ赤星560円。

雑居ビルの階段を恐る恐る上がると強面の店主が出迎える。が、心配ご無用。府中っ子の鈴木正道さんは「肉ある?って聞いてくれれば、A4和牛とかカイノミとか、あれば出しますよ」と、目尻を下げる。焼き肉店で働いた経験から、4軒の肉卸と取引。出汁で炊いたシンプルな角煮やまったり芳醇な香りを放つ鶏のレバテキなど、趣向を凝らした肉料理が百花繚乱だ。「自分が食べたいものを居酒屋価格で」という信条に、舌も懐も大喜び。

「府中のいい店、紹介しますよ!」と、鈴木さん。
テーブル席のほか、カウンターもあり。

『IZAKAYA? CHAIN』店舗詳細

住所:東京都府中市美好町3-2-2 宮崎ビル2F/営業時間:17:30~23:00LO(ドリンクは~23:30LO)/定休日:木(月1回水休あり)/アクセス:JR南武線・京王線分倍河原駅から徒歩3分

とんかつ割烹 やすいみ~と

世にも珍しいとんかつ割烹!?

とんかつ定食950円。

肉卸『安井ミート』が1971年、食肉加工場の上におまけで設けたのが食事処。以来、サクッと軽い衣&ジューシーな旨味があふれ出る国産豚を用いたロースとんかつが名物だ。やがて、客の要望に応えるうち、煮込み、焼き鳥、牛たたきなど、酒のアテが増える一方。いつしか夜は割烹と名乗るように。さらに昨今は魚にも力を注ぐ。「魚は旬がありますから」と、スタッフの磯姫香さん。刺し身など、府中市場で目利きした魚料理も侮れない。

MEAT愛を胸に抱く磯さん。
応援する地元フットサルチームのサインが壁に。

『とんかつ割烹 やすいみ~と』店舗詳細

住所:東京都府中市白糸台1-23-3 2F/営業時間:11:30~14:00・17:00~22:00LO(日は16:30~21:30LO)/定休日:日昼・火夜・祝/アクセス:西武多摩川線白糸台駅から徒歩6分

17 -unosette-

熟成魚と三元豚が圧倒的旨さ

熟成魚のカルパッチョ1280円。白バルサミコのジュレ、魚醤のジュレ、岩手県野田村産の塩などが添えられている。

東日本大震災発生時に東京で働いていた前川敬太さんは「自分が店を持ったら地元岩手の食材を使う!」と決意。肉や魚を岩手から仕入れている。なかでも、魚の神経を破壊し、劣化を遅らせる神経締めの熟成魚が看板メニュー。熟成5日目のアイナメは、とろりとした歯ごたえで、脂の甘みが強い。横に添えられた5種の調味料を付けて味の変化も楽しめる。また、三元豚も外せない。炭火で焼いた豚肉は薫香が残り、柔らかだ。

折爪三元豚・佐助肩ロースの炭火焼2400円。
前川さんと妻・英里さん。

『17 -unosette-』店舗詳細

住所:東京都調布市布田1-26-12/営業時間:11:00~14:00LO・17:00~22:30LO(日は17:00~22:00LO)/定休日:月/アクセス:京王線・京王相模原線調布駅から徒歩5分

CHRISTMAS亭

シンプルだが、それがいい洋食めし

若鶏の猟師風煮込み1000円。

創業者の石井宏治さんは、青年時代に渡米。訪れたレストランの料理とシェフの人柄に感銘を受け「毎日がクリスマスのように幸せな空間をつくりたい」と、開店して20年を超える。料理はオムライスなど、親しみやすい定番洋食で構成。なかでも若鶏の猟師風煮込みは人気の一品だ。無農薬の野菜と鶏モモ肉をフランべし、トマトソースとケチャップを加えて煮込む。鶏肉はホロリと崩れ、トマトと野菜の甘みが口いっぱいに広がる。

左からコックの鈴木秀行さん、店長の内田雅子さん、ホールの田口実来さん、コックの田村輝晃さん。
店内は80年代のアメリカの洋食屋をイメージ。

『CHRISTMAS亭』店舗詳細

住所:東京都調布市上石原1-32-6/営業時間:11:30~23:00/定休日:無休/アクセス:京王線西調布駅から徒歩5分

構成=株式会社エスティフ 取材・文=佐藤さゆり、高橋健太(teamまめ) 撮影=金井塚太郎、高野尚人、小野千明

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