秋川渓谷のせせらぎに心を洗われる時間『野外テラス 水の音』[武蔵五日市]
旬の食材が楽しめる古民家山里料理店『黒茶屋』の敷地内にある、野外カフェ。木々を映す秋川の流れの美しさに、きっと誰もが息をのむ! 聞こえてくるのは清流のせせらぎと野鳥のさえずりばかり。別棟『糸屋』で購入可能な山女魚(やまめ)の弁当をテラス席で味わったり、ドリンクを手に水辺まで下りてくつろいだりと(カフェと離れた「風のテラス」席あり)、秋を存分に感じながら心をリセットできる。(2021年11月の情報です。季節によって、お弁当の内容や販売商品が異なります)
『野外テラス 水の音』店舗詳細
庭園に溶け込むような日だまりの縁側が特等席『縁側カフェ』[竹ノ塚]
ガラス戸越しに日本庭園が映える古民家カフェ。座敷と洋間が同居するノスタルジックな昭和初期の建築様式で、店内には心地よいジャズが流れる。「四季折々に色づく庭を眺めて、のんびりとお茶を楽しんで」と当主の平田夫妻。2014年、実業家の祖父が建てたこの邸宅にカフェを開設した。広い板間の縁側席はもちろん、書院造りの座敷や茶室など、どの席からも庭を眺められる。
『縁側カフェ』店舗詳細
江の島や伊豆大島まで望む天空のカフェでまったり『茶寮 石尊』[阿夫利神社]
古くから霊山として崇められ、江戸期には「大山詣(おおやままい)り」で年間数十万人が訪れたという大山(1252m)。その中腹にある大山阿夫利(あふり)神社が運営する“天空のカフェ”。魅力はなんと言ってもテラス席からの大パノラマ。天気が良ければ、江の島や遠く大島まで見渡せる。もとは客殿だったカフェは、建築家・堀部安嗣(やすし)氏の設計と宮大工の技術で、日本建築の美と調和するモダンな雰囲気を感じさせてくれる。
『茶寮 石尊』店舗詳細
すぐにまた行きたくなる森の奥の“隠れ家”『Café GROVE』[佐貫町]
オーナーの濱本さんが自宅敷地の森にカフェを開いたのは2014年。子供の頃から親しんだ地で、小川の流れる音を聞きながら、誰もがくつろげる場所を作りたかった。ここに来たら、携帯はオフにして、森のBGMに身を委ねるだけ。濱本さん自らが焼き上げるスイーツと丁寧にドリップされたコーヒーが、贅沢な癒やしの時間を演出してくれる。帰り際にはぜひ、すぐ近くの浜辺まで足を延ばしたい。
『Café GROVE』店舗詳細
取材・文=芹澤健介、味原みずほ 撮影=加藤熊三、西川節子、藤牧徹也