と多゛食堂

創意工夫が詰まった、あっさり風味

煮干しそば白820円。低温調理のチャーシューはしっとり。

開店当初は日替わりのみ。「毎日少しずつ改良して、定番ができました」と、店主の戸田豊文さん。特に人気は、白か黒の2種から選べる煮干しそばだ。全粒粉を練り込んだ「自家製ボソパツ麺」は、プチプチ食感と小麦の芳香が口中で躍る。伊吹いりこの出汁香るスープとの相性たるや。また、和え玉も頼みたい。残ったスープにつけてもいいが、そのまま食べればパスタのようで、新感覚の味わい。

牡蠣の和え玉410円。牡蠣はペーストだ。いわゆる替え玉にあたる品で麺類と一緒に注文を。鴨のチャーシュー250円、瓶ビール510円。
気さくな人柄の戸田さん。

『と多゛食堂』店舗詳細

住所:埼玉県飯能市下加治173-3/営業時間:11:00~15:00/定休日:火・第3月/アクセス:西武池袋線飯能駅からイーグルバス「武蔵高萩駅」行き7分の「白子神社」下車1分

LOG CAMP

滋味深いジビエを、とくと堪能すべし!

右から小室仁さん、竹内和成さん、大畑さん、矢野真佳さん。

「この辺りでは、野生動物が身近すぎて、ジビエは敬遠されがちなんです」と、店主の大畑和也さん。品書きにはジビエの魅力を伝えるべく、工夫を凝らした品々が並ぶ。いろいろな肉を楽しむなら、ジビエプレートだ。イノシシのハンバーグは、プリプリの肉とサラサラの脂が口中で混ざり、後を引く。また、エゾ鹿のひき肉が入ったコロッケは、有機のジャガイモがホクホク。ワインと合わせても◎。

森のジビエプレート1500円、バゲットとスープセット400円。
エゾ鹿のタルタル1080円、テーブルワイン1 杯500円~。

『LOG CAMP』店舗詳細

住所:埼玉県飯能市岩沢259-6/営業時間:9:00~15:00・17:00〜22:00(金・土は〜23:00)/定休日:水/アクセス:西武池袋線元加治駅から徒歩12分

Pizzeria GECO

本場ナポリ流のピッツァを味わおう

マルゲリータ1200円。バジリコの爽やかな後味のおかげで何枚でも食べられる。

シェフの成田拓磨さんは、気温や湿度に合わせて生地の配合を毎日微調整。「外カリ中フワにするためには、手早く90秒で焼くのがコツなんです」と微笑む。焼きたてのマルゲリータをかじると、こんがり焼かれた小麦の香りがふわり。トロトロのモッツァレラと、自家製トマトソースが絶妙に調和した味わいで、至福。最後に残るバジリコの爽やかな後味で、すぐに次の一枚に手が伸びる。

トリッパのトマト煮980円。モレッティ700円などのイタリアビールとともに。
イタリアの「真のナポリピッツァ協会」から認定を受けた本格派。
本場ナポリの職人が現地で作ったピザ窯。

『Pizzeria GECO』店舗詳細

住所:埼玉県飯能市美杉台3-24-8/営業時間:11:00~14:30LO・17:30~21:00LO/定休日:水/アクセス:西武池袋線飯能駅から西武バス「美杉台ニュータウン」行き3分の「ひかり橋」下車2分。

GEORGE’S BARGER

肉汁あふれるドでかいバーガー

アボカドチーズバーガー1200円。

アメリカへ旅行した時に現地のハンバーガーにハマった店主の鴨下ジョージさんは「地元の人たちに食べさせたい!」と、帰国後に修業を積み、開店した。表面をカリッと焼いた天然酵母のバンズはフワフワの口あたりで、甘い香りが鼻腔を抜ける。さらに、上州牛の赤身のパティから出た濃厚な肉汁もじんわりと染み込んで、味わいがマッチ。新鮮野菜のシャッキリ歯ごたえも気持ちよく、次の一口に誘われる

スパイスで漬けこんだひき肉をナチョチップスと食べる、ナチョグランデ700円。バニラシェイク600円。
鴨下さん。棚には酒が並ぶ。

『GEORGE’S BARGER』店舗詳細

住所:埼玉県飯能市東町27-6-2/営業時間:12:00~14:30LO・17:00~23:30LO/定休日:木/アクセス:西武池袋線飯能駅から徒歩8分

Kitchen H105

ほっと安心する、コスパ抜群の食堂

日替わり定食770円。

都内で中華店を営み、その後、給食の調理をしていた店主の秋山寛さんは、娘の亜維さんに提案され、自宅を改装した中華食堂を開店。品書きは日替わりだが、特に人気は生姜焼き定食だ。柔らかな豚肉に、特製の塩ダレが絡んでごはんが進む。また、寛さんが「自慢の一品」と胸を張る餃子も外せない。口に運ぶと、中から熱々の肉汁が。肉と野菜の甘みが口中を埋め尽くし、食欲はさらに加速する。

餃子300円。カレーセット770 円は給食風でルーから手作り。サラダと小鉢付き。
寛さんと亜維さん。普段は妻の初美さんも加わり、3 人で切り盛りする。

『Kitchen H105』店舗詳細

住所:埼玉県飯能市美杉台7-1-10/営業時間:11:00~15:00/定休日:月・金/アクセス:西武池袋線飯能駅から西武バス「美杉台ニュータウン」行き8分の終点下車1分

草日庵 よりや

野趣に富む、そばの味にほっこり

生粉打(十割)田舎汁1070 円。二八そばやうどんも。

約40年前の開店当初はうどんのみだったが、常連衆から所望され、そばを開始。「みるみる人気が出て、そば屋にしちゃった」と、店主の大矢康雄さんは笑う。本がつおとそうだがつお、さばの出汁を合わせたそばつゆに、炒めた油揚げやキノコ、根菜を加えた汁。そこに石臼碾きの十割そばをつける田舎汁そばが看板だ。野菜の甘みとそばの香ばしさに人心地。さらに、味変の煎胡麻でやみつきに。

そばだし玉子焼き(手前)360円。椀がきソバがき800円は限定一日2食。
康雄さんと妻の君代さん。庭には四季折々の花が。

『草日庵 よりや』店舗詳細

住所:埼玉県飯能市川寺484-9/営業時間:11:00~ 14:30 LO(土は11:00~14:30LO・17:00~19 :30LO)/定休日:月・火/アクセス:西武池袋線飯能駅から徒歩16分

御料理 しば田

彩り鮮やかな和食に舌鼓を打つ

本日の焼き魚定食。昼は1400円、夜は1790 円。

店主の柴田毅さんは、「肩ひじ張らない和食を」と、酒のつまみだけでなく、定食メニューも数多く揃える。この日の焼き魚定食は、サワラだ。炭火でじっくり焼かれ、皮がパリパリで身はふっくら。優しい塩味が後を引く。また、飯能産コンニャクの白和えや、アザミの根の味噌漬けなど、付け合わせも乙な味。さらに、刺し身や煮物、揚げ物と、旬の食材を使った肴で飲んべえの心もがっちりつかむ。

柴田さん。牛頬肉の煮込み(手前)1000円、早掘竹の子の炭火焼790円、日本酒は1合500円~。
座敷で宴会もできる。

『御料理 しば田』店舗詳細

住所:埼玉県飯能市川寺691-50/営業時間:11:30~13:45・17:00~20:30/定休日:火/アクセス:西武池袋線飯能駅から徒歩15分

取材・文=高橋健太(teamまめ) 撮影=原 幹和
『散歩の達人』2020年2月号より

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