第1問
ヒント
豊島区。
正解は…… 池袋駅
JRや丸ノ内線・有楽町線の池袋駅から、副都心線の池袋駅へと向かう通路。この先は地下の商業施設「エチカ池袋」で、床や壁のタイルや電灯などの装飾が特徴的。よく利用する人なら雰囲気で気づいたかもしれない。写真右の柱には、名前がバッチリ書いてある。
写真左の案内板にある路線名も決定的なポイント。地下鉄丸ノ内線、有楽町線、副都心線が通っている駅は池袋のみ。字が読み取れなくても、その下にある東武東上線や西武池袋線らしきマークも大きなヒントだ。また、通路の先の出口表示はよくよく見れば「立教大学方面」と書いてあるのがギリギリ読み取れる。
第2問
ヒント
新宿区。
正解は…… 新宿駅
新宿駅から地下鉄都庁前駅へ向かう通路で、新宿駅側から西方面を見たところ。正式には「新宿副都心4号街路地下道」というのだそうだ。JR新宿駅西口のロータリーから東京都庁方面へ向かう新宿中央通りの地下にあたり、延長303m。
特徴はなんといっても、写真左に写っている動く歩道だろう。西新宿の地下にはここのほかにも「新宿歩行者専用道第2号線(タイムズ・アベニュー)」など動く歩道が設置されている通路がある。
ちなみに出題写真の撮影地点のすぐ手前は、パブリックアート「新宿の目」があるところ。新宿スバルビルの地下にあたり、ビル自体は2019年に解体されたものの、目の脇にはまだ「スバルビル」の名前が残っている。
第3問
ヒント
台東区。
正解は…… 浅草駅
東武線浅草駅と地下鉄浅草線浅草駅をむすぶ地下連絡通路。奥は銀座線、さらに奥へ進むと浅草線にもつながっている。写真右奥には「浅草地下商店街入口」という文字も読み取れるが、薄暗くて味のある雰囲気と天井の低さでピンと来た人も多いのではなかろうか。
日本で最初の地下鉄は昭和2年(1927)開業の銀座線で、浅草駅も最古の地下鉄駅の一つ。その数年後に東武線の浅草駅(当時は浅草雷門駅)が開業しているので、この連絡通路もその頃に作られたものではないかと思われる。
戦後につくられた浅草地下商店街も、現存するなかでは日本最古の地下街として知られている。
第4問
ヒント
千代田区。
正解は…… 行幸通り(東京駅・二重橋前駅)
JR東京駅から皇居に向かってまっすぐ延びる行幸地下通路。その名の通り行幸通りの地下で、丸ビルや新丸ビルにもつながっている。写真は、皇居側から東京駅方面を見たところ。案内表示などのヒントはないが、このがらんとした広さは大きな特徴だ。
もともとは1960年に駐車場として整備された地下空間で、日本初の地下都市計画駐車場として開業したんだとか。駐車場は2層になっていたが、そのうち上の層が2004年に歩行者用の通路として整備された。写真をよく見ると「行幸地下ギャラリー」の文字が見えるが、ここはギャラリースペースにもなっていて、通路の両脇に全長220mのショーケースが並ぶ。
第5問
ヒント
台東区。
正解は…… 上野駅
地下鉄銀座線上野駅構内の地下通路。この先はスロープの出口になっていて、JR上野駅の不忍口前に出る。
壁や天井のデザインは、見覚えがあれば決め手になりそうなヒント。ここは2017年に改装された通路で、「文化の杜路」という名前がつき、上野の美術館や博物館を紹介するパネルが展示されている。
写真左には「Tokyo National Museum」という文字や、撮影時『東京国立博物館』でおこおなわれていた展示のポスターも貼ってある。この部分から、上野公園付近の駅ではないかという推測も可能だ。
第6問
ヒント
港区。
正解は…… 溜池山王駅
どこだこりゃ、と撮影した筆者ですら思ってしまうほど、ヒントほぼなしの超難問! この場所を毎日通っているわけでもないのに正解できたという方は、正真正銘地下の達人です。
ここは、地下鉄銀座線・南北線の溜池山王駅から六本木方面の出口へ向かう通路。反対側は、一度銀座線ホームの地下に潜ってから北上し、さらに千代田線のホームを経由して丸ノ内線の国会議事堂前駅までつながっている。
写真右の壁に気持ちばかりの遠慮がちなイラストが描かれているが、そのほかに特徴といえる特徴はない。強いて言えばこの直線と長さ、そして「11~14」という出口の表示。「A1」「B2」などのアルファベットがつかない数字のみの出口表記はあまり多くなさそうなので、そこに心当たりがあれば正解できたかもしれない。
全6問、これにて終了! おつかれさまでした。
実はこれまであまり地下通路を活用してこなかった筆者。今回は想像以上に地下道の充実っぷりを実感できた。地上ばかり歩いて毎年こんがり日焼けしていたけれど、今年の夏は酷暑のなかでも快適なおでかけが叶いそうだ。
文・撮影=中村こより







