問題!
中央に描かれている駅は、何駅でしょうか?
ヒント(1)
一部道路名を追記したものがこちら。
ヒント(2)
スポットの名前もいくつか見せちゃいます!
正解は……田町駅
なかなかに特徴的な地図! 派手ではないものの、ヒントになりうる要素が複数ある。
まず目につくのは、駅南側の川や水路と思しき水色の部分だろうか。この直線で整備された様子は、どう見ても陸地を流れる川ではなく埋め立て地とその間の運河。とあらば、山手線のなかでも東側、海岸寄りの駅だろうと推測できる。ヒント(1)には旧海岸通りも記載されているが、この道路は芝4丁目(浜松町駅と田町駅の間あたり)から東品川(旧東海道の品川宿東側あたり)までをつなぐ道路で、その情報だけでも品川駅・高輪ゲートウェイ駅・田町駅の3つに絞り込める。
駅の周囲を走る線路も大きなヒントになりそうだ。特に、地下鉄三田線・浅草線の三田駅との絶妙な距離感は特徴の1つ。微妙に距離はあるものの乗り換え可能な駅といえば浜松町駅と大門駅、秋葉原駅と岩本町駅も同様だが、それらと見分けることができれば案外決め手になりうる。さらに、田町駅の南側を素知らぬ顔で通り抜けていく東京モノレールと横須賀線の線路も独特! 横須賀線は地下を走っている区間だから、田町駅前を歩くぶんには意識しない線路かもしれない。
また、地図の東側の道路模様を見て「おや?」と感じなかっただろうか。道路が少なくて、妙にクランクしている。この部分は、高輪台の北の端っこ。岬状に突き出た高台の部分であることが、道路にも表れているのだ。さらにその北、慶應義塾大学のキャンパスがあるあたりは台地よりは若干低く、三田段丘と呼ばれる部分らしい。
駅西口には森永プラザビルが1つのランドマークだったが、老朽化によって2025年に解体。建て替えと同時に駅前デッキ広場も拡張する予定で開発が進んでいるようだ(2026年6月現在)。
また、同じく駅西口側を通る国道15号(第一京浜)は、旧東海道の道筋。田町駅の南西側にあるX字状の交差点は札の辻で、江戸時代初期の頃に街の入り口として高札場が置かれたところだ。もちろん当時は東海道の反対側は海だったので、X字ではなくY字路だったのだが、この交差点や道路の角度に見覚えがあって当てられた人もいたかもしれない。
文・地図制作=中村こより






