水郷桜 イルミネーション

高さ25m・羽の直径20m のオランダ型風車を中心に、帆引き船、 ハス田、花火、霞ケ浦などをモチーフにしたイルミネーションが並ぶ。

2012年に始まった「光がつくる"Art"」なイベント。華やかな「水と虹のアーチ」が迎える会場は、土浦を代表する風物などをモチーフにした、約24万球の電飾からなるイルミネーションで幻想的に彩られる。
例年11月中旬~2月中旬に開催。17:00〜21:00、無料。茨城県土浦市大岩田(霞ケ浦総合公園オランダ型風車前広場) ☎︎029・823・4811(市産業文化事業団)

郁文館正門

卒業生が大活躍する 藩校跡の中学校

天保10 年(1839)築の正門が唯一の遺構。歩道橋から裏側も見られる。

土浦藩の藩校跡は現在土浦第一中学校。ここは大関髙安はじめ、女優の栗山千明、ギタリストの寺内タケシら有名人の母校。ちなみに俳優の三浦春馬は市内真鍋小学校・第二中学校の卒業生。真鍋小には樹齢110年を超えるソメイヨシノ5本が校庭中央に立ち、新入生を迎えるお花見集会などがよくテレビで紹介される。見学は外から。

住所:茨城県土浦市文京町3-8

旧制土浦中学校本館

西洋の香り漂うゴシック風明治建築

玄関をはさんで西側に教室、東側に校長室や職員室を配している。

旧制中学校校舎としては全国初の国指定重要文化財となった1904年竣工の名建築。玄関の三連アーチと2つの尖塔、優美なアカンサス意匠、手すきガラスの窓などすべてが匠の技。修復工事が春に終わり、桜と濃茶の配色も創建時に戻された。現在は外観を主に部分公開中。

辰野金吾に学んだ駒杵勤治の設計。北側に続きコの字形になっている。

小田氏治(うじはる)旧跡めぐり

藤沢城跡近くの町並み。本丸跡は神宮寺と藤原藤房卿遺跡を目印に。

佐竹氏や後北条氏、越後上杉氏の狭間で30年以上戦に明け暮れた常陸小田氏15代氏治(1531〜1601)。何度も本拠の小田城(現つくば市)を追われて藤沢城や土浦城に逃れたため「最弱の戦国武将」と呼ばれる。だが人望厚く家臣や地元民に慕われ、先祖伝来の領地を奪われるたびに周囲の支援ですぐに取り戻した。晩年大名の身分を失うも天寿を全う。見方によっては最強の武将かも。

氏治の弟が現在地に移した等覚寺。 銅鐘は小田氏の祖・八田知家寄進。
幕末に23代が建てた氏治(天庵)の 墓。小田氏ゆかりの法雲寺にある。

テクノロジーカフェ シンギュラリティ

リアルなVRなど技術を楽しむ大人の遊び場カフェ

人工知能カクテル800円とオリジナルジャンクフード780円。

「新しい何かを発見できれば」との思いが詰まった新感覚の大人カフェ。技術者から文系人間まで、ゆったり酒を飲みながら気軽に最新技術に触れ親しんで語り合える。オーナー制作のVRコンテンツを楽しんだ後は、人工知能が考えたオリジナルドリンクを。

ガレージや工場を思わせる、小じゃれた店内空間で体験するVR。
住所:茨城県土浦市川口1-3-134/営業時間:18:00~23:00LO/定休日:日・月

小町山

往復2〜3時間、茨城で最新のハイキングコース

熊石と登山道を切り開いた小町里山愛好会の関紀吉さん・岡昇さん。

土浦市最高峰の宝篋山(ほうきょうさん)と知る人ぞ知る「千代田アルプス」の間にある。有志が1年かけて3つの登山コースを手弁当で整備し2018年春に完成。巨岩やオブジェなど見どころが多く、山頂付近にはパラグライダー離陸場があり見晴らしがよい。常磐道土浦北ICから約10分と近いため都内からのハイカーも急増中。

筑波山や関東平野を望む標高361mの山頂。木の方位盤は手作り。
住所:茨城県土浦市小野阿ノ山

小町の館

美しい里山風景を眺め 常陸秋そばに舌鼓

無料の休憩館は畳敷き。縁側に等身大の人形が小町山を向いて並ぶ。

小野小町伝説が残る集落の観光拠点。土産品や農産物などを販売、一角には小町のギャラリーと『そば処 小町庵』がある。土浦産常陸秋そばを石臼で碾いて手打ちし、茹でたてを出す二八そば、揚げたての天ぷらに休日は行列になるときも。予約でそば打ち体験もできる。

地の野菜が楽しめる天かけそば960円。つけけんちん1060円。
住所:茨城県土浦市小野491/営業時間:小町庵11:00~14:00(土・日・祝は~14:30)/定休日:月(祝の場合は翌休)

取材・文・撮影=飯田則夫
『散歩の達人』2019年1月号より