木調のテーブルが並ぶ広々とした店内

提灯が印象的な広々とした店内。
提灯が印象的な広々とした店内。

秋葉原駅から近いUDXビルの最深部にある『秋葉原メンゲキ酒場』。駅近くにUDXビルの入り口もあるが、「各種ショップが立ち並ぶ中央通りを進んで『ドン・キホーテ』の角を曲がれば、UDXビルの2階へと続くエスカレーターがありますので、その方が分かりやすいです」と店長の青木孝行さんが教えてくれた。

この店舗はフードコート形式の居酒屋兼ラーメン店。入り口付近や通路にある券売機で食券を購入することになるが、追加の注文は各テーブルあるQRコードで注文ができる。

ズラリと並ぶ券売機。まずはここでファーストオーダーを購入しよう。
ズラリと並ぶ券売機。まずはここでファーストオーダーを購入しよう。

店内はズラリと並ぶテーブルが圧巻で、「100名以上の宴会にも対応」しているとのこと。テーブル席の一部には自分で注げるレモンサワータワーが付いている。

3店舗のラーメン店があり、ラーメンやつけ麺はもとより、居酒屋メニューの調理をしているという。

店の外壁には利用の仕方が分かりやすくイラストで描かれている。
店の外壁には利用の仕方が分かりやすくイラストで描かれている。

セルフ方式のレモンサワータワー

卓上にレモンサワータワーがあるので、自分のペースで酒が飲める。
卓上にレモンサワータワーがあるので、自分のペースで酒が飲める。

自分で注ぐことができるレモンサワータワーが設置されているテーブルは全部で12卓。
サーバーからは酎ハイが出てくる。注文をすると、「レモン」「グレープフルーツ」「みかん」「ラムネ」の割り材を持ってきてくれるので、好きな飲み方ができる。飲み放題ではドリンクが出るまで待たされてしまうことがあるが、卓上にあるので待ち時間なし。ガンガン飲み干すことができるのがうれしい。

レモンサワーをはじめ、さまざまな酒が飲み放題になるのがうれしい。
レモンサワーをはじめ、さまざまな酒が飲み放題になるのがうれしい。

レモンサワータワーに加えて、角ハイボール、男梅サワーをはじめとしたサワー類、カクテル、ソフトドリンクなど、15種程度が飲み放題で30分500円とは格安だ。公式LINEの友だち追加をすれば、60分以上の利用で30分が無料になってさらにお得。

ただし、レモンサワータワーの飲み放題は15時から、2人以上での利用になるのでご注意を。15時までは1杯ずつの注文となる。

レモンサワーがどんどん進む居酒屋メニュー

牛すじの塩キャベツ炒めは、食感のみならず、ちょうどよい塩味で酒が進む。
牛すじの塩キャベツ炒めは、食感のみならず、ちょうどよい塩味で酒が進む。

居酒屋メニューも種類豊富。この店のイチオシである牛すじ塩キャベツ炒め750円は、ほろっと崩れる牛すじと、キャベツのシャキシャキ感がいい。
ほかにも、韓国海苔がアクセントになっているチョレギサラダ680円や、かりふわのタコ焼き600円、山盛りのポテトフライ420円など、サワーが進む料理がそろう。

らーめん屋さんのポテトサラダ。コショウの刺激もたまらない。
らーめん屋さんのポテトサラダ。コショウの刺激もたまらない。

ラーメン店を併設しているだけあって、「らーめん屋さんのポテトサラダ」480円はぜひ注文したい。料理名の通り、ポテトサラダには、角切りのチャーシューやメンマなどがトッピングされていて、まさに「らーめん屋」ならではの料理だ。酸味の効いたポテトサラダとチャーシューやメンマを合わせ、海苔に巻いて食べるのもおいしい。

箸休めにも最適なチョレギサラダ。
箸休めにも最適なチョレギサラダ。

個性豊かな3店舗のラーメンで締める

暑い季節にピッタリな冷やし鴨中華つけそば。
暑い季節にピッタリな冷やし鴨中華つけそば。

『秋葉原メンゲキ酒場』は、ランチ営業では『秋葉原拉麺劇場』と名を変え、3店舗のラーメンが楽しめる。

『満鶏軒(まんちーけん)』は、水と鴨のみでスープを作っている。冷やし鴨中華つけそば1100円は、キンキンに冷やしたつけ汁に、丁寧に低温調理された鴨チャーシューの切り落としやユズ、大葉などが入りさっぱりとしている。麺が入った丼には、ミョウガやライムがのっているので、つけ汁に加えればさらに清涼感が増す。麺は中太スレートでモッチリとしてツルツルとした食感が、鴨の旨味を引き出したつけ汁とよく合う。

豚の旨味が凝縮された濃厚豚骨魚介拉麺。
豚の旨味が凝縮された濃厚豚骨魚介拉麺。

『麺処 景虎』は、超人気店『麺処 ほん田』の新ブランド。濃厚豚骨魚介拉麺850円は、『麺処 ほん田』ならではの繊細な魚介系に、ゲンコツや背ガラ、豚足など、豚のさまざまな部位を長時間強火で煮込んだ力強い動物系を加えている。濃厚ながらくどさを感じさせないスープとしなやかな細麺がベストマッチ。

真鯛そのものを食べているような優しさが魅力的な真鯛塩ラーメン。
真鯛そのものを食べているような優しさが魅力的な真鯛塩ラーメン。

錦糸町に本店を構える『真鯛らーめん 麺魚』は、『満鶏軒』の姉妹店。店名の通り、愛媛県宇和島産の真鯛が使われている。真鯛の出汁がスープの決め手。国産小麦を使用した全粒粉入りの特製麺はコシが強くてのど越しがよく、真鯛の旨味が感じられるスープが一体になった上品な一杯に仕上がっている。真鯛塩ラーメン980円。

ラーメンはオールタイムいつでも楽しめる。お昼からラーメンでお腹を満たすのもいいが、やはりレモンサワーでほろ酔い気分で締めに食べるのがいい。どれもずば抜けた個性があるラーメンなので、どれで締めたらいいか迷ってしまう。

使い方は自由自在。飲みでも食事でも楽しめる

「AKIBA MENGEKI」のネオンサインが目印。
「AKIBA MENGEKI」のネオンサインが目印。

青木さんに、この店のおすすめの利用方法を聞いてみた。

「サワーの飲み放題もできますが、チャージがないので気軽に1杯だけ飲むことも可能です。ラーメン店は3店舗ありますので、さまざまな好みに対応できると思います。老若男女問わず多くの方に利用していただける店だと思います。グループでも、ご家族でも、お二人でも、自分好みに自由に利用してもらいたいですね。それから、隣りにある『ショーグンバーガー』は系列店ですので、この店から注文もできます。ラーメンだけでなく、ハンバーガーで締めるのもおすすめですよ」

こだわりの和牛バーガーが絶品の『ショーグンバーガー』。
こだわりの和牛バーガーが絶品の『ショーグンバーガー』。

料理をつまみながら飲み放題のサワーのグラスを傾け、最後にラーメンで締める。1軒でそんなマルチな時間を過ごせる。しかも駅から近いとあって使い勝手がいい。レモンサワータワーを楽しみたいので、誰かを誘ってちょっと一杯楽しもう。

住所:東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDXビル 2F/営業時間:11:00~21:30LO(QRコード)・22:00LO(券売機) ※日・祝は~20:30LO(QRコード)・21:00LO(券売機)/定休日:無/アクセス:JR秋葉原駅から徒歩4分

取材・文・撮影=速志 淳 構成=アド・グリーン