考えてみると、お子さまランチって贅沢だよね
なぜお子さまランチは大人には提供してくれないのだろう。みんなの大好きがいっぱい詰まった最高のメニューなのに……。実はこの「いっぱい」というのがお店には大問題。品目が多いと手間がかかる。一度にたくさんのオーダーが入ってしまったら厨房は大わらわになってしまう。というわけで、店としては「お子さま限定」にすることで提供できる、贅沢かつリーズナブルなサービスメニューなのだ。
それでは大人もOKのお子さまランチ、いただきま〜す!
運ばれてきたのは想像していたとおりのお子さまランチ。目玉焼きののったハンバーグ、エビフライ、ウインナー、付け合せはスパゲティ、にこにこポテトにサラダ。デザートには小さなプリンが付き、型抜きされた丸いチキンライスの上にはもちろん旗が立つ。完璧なビジュアルだ。
ケチャップ色のチキンライスが食欲をそそる。鶏肉の旨味とタマネギの甘みがやさしい味わいで、固めのご飯がパラリとしているのがいいバランスだ。こんもり丸く盛られ、ボリュームもたっぷり。お次はエビフライをパクリ。カリカリサクッとした歯ごたえがクリスピーで、ちょっとしたおやつ感覚だ。タコさんウインナーの下にあるタルタルソースを付けながら食べるのがオススメ。
やっぱり主役はハンバーグ。目玉焼きを割り、中からあふれ出した黄身とソースのかかったハンバーグをまとめて口の中へ。牛肉100%でしっかりと重厚な味わいのハンバーグをコクのあるソースとマイルドな黄身が包み込む。懐かしくてどこかほっとするおいしさだ。
シメのデザートまで付くのがお子さまランチならでは。少し柔らかめでふんわりしたプリンは、なめらかな食感で甘さは控えめ。全体的にボリューム満点なので、一皿でお腹いっぱい!チキンライスに刺した旗は持って帰ろうかな……。
どうせだから、あま〜いドリンクもご一緒に
いつもだったら「食後にコーヒー」という人も、ここではオレンジジュースやメロンソーダなど甘いドリンクを選ぶことが多いそう。お子さまランチに甘い飲み物なんていつが最後だっけ?どれにしようかなと悩んだ末に選んだのはイチゴミルク。イチゴシロップと牛乳を混ぜた上にホイップクリームをたっぷりのせたデザート感のドリンクで、白と薄いピンク、そしてさくらんぼの赤という色合いがなんともかわいらしい。
まずはスプーンで掘るようにしてホイップクリームをひと口。ふんわり甘〜く口の中で溶けていく食感を十分に楽しもう。その次はいよいよ分厚いホイップクリームの下のイチゴミルクだ。思ったよりもやさしい甘さで、牛乳とフレッシュなイチゴの風味が混じり合う、なんとも幸せな味だ。
フォトスポット満載!映える写真を撮影しちゃおう
インテリア雑誌から抜け出してきたようなシンプルでナチュラルな店内には、あちこちにフォトスポットがあり、小物も自由に使用できる。そういえばこの店のフードやドリンクもビジュアル効果抜群のメニューばかり。映える写真を狙ってみよう。
「好き」から生まれたたくさんの人気メニュー
「自分の食べたいものを自信を持って提供したい」という店長の進藤さん。新しいアイデアは即実行、思い切りのいいタイプだ。チーズのオムレツを作りたいとなれば、各種のチーズを使って次々と試作を重ねる。中には失敗作もあるというが、レギュラーとなった人気メニューも数多く生み出している。たらことチーズのホイップクリームオムライスもその一つ。店内でマスカルポーネチーズと生クリームをブレンドし、客の前でオムライスの上にホイップする。もちろん味も文句なしで、その上映える!と大好評だ。
味にもこだわりがあり、お子さまランチのハンバーグはもちろん、エビフライ、プリン、イチゴミルクのシロップやソースなどほとんどを店内で自家製する。「ありそうだけどどこにもない、この店らしいメニュー作りをしていきたい」と話す。新たなメニューやフォトジェニックなインテリアがますます楽しみなカフェだ。
取材・⽂・撮影=ミヤウチマサコ