人形町の路地裏にある日本茶カフェ『ShiZen Tea』
今やビジネス街として多くのビルが立ち並ぶ人形町ですが、まだまだ下町情緒も残る粋な界隈でもあります。
そんな中で人形町駅から程近い、車の通行も出来ない道幅の路地裏に2018年11月にオープンした日本茶専門カフェ『ShiZen Tea(シゼンティー)』。
2階建の民家をリノベーションしたお店は、黒猫的にワクワクMAXひゃっほー!
趣きある店内は、おひとり様でも気軽に過ごせる雰囲気です。1階は、テーブル席。カウンターでオーダーして席で待ちます。
2階は、靴を脱いで畳の上でリラックスして日本茶を楽しめます。この空間で日本茶を楽しめると考えただけで、黒猫ワクワクにゃー♪
120年の歴史ある『茂助だんご』の和菓子と共に
メニューには「上煎茶」「玉露」「抹茶」とそれぞれ様々な産地から取り寄せたこだわりの日本茶が並びます。
珈琲や紅茶は、産地や銘柄で選ぶ人も、日本茶は一括りにしてしまう人が多いですよね。
でも日本茶も様々な産地を飲み比べてして、違いを知るのも楽しそうと思い黒猫は「煎茶2種飲み比べセット」をチョイス。
こだわりのお茶には、こだわりの和スイーツが欲しい! 黒猫スイーツ散歩ですからね(笑)。
でも安心してください♪
明治31年創業で約120年の歴史ある「茂助だんご」の和菓子が取り揃えてあります(種類は時期により変わります)。日本茶と間違いない組み合わせで、ウマウマ倍増です。
3煎目まで楽しめる上煎茶を飲み比べ
黒猫は、2階で頂きました。畳の上の卓袱台で日本茶なんて最高です。
「東八重おくみどり(写真左)」 鹿児島県有明町産/東八重製茶。深蒸しの濃い色と広がる香りで、日本茶らしいコク深かい味わいでした。
「森 煎茶(写真右)」 静岡県本山産/森雅章氏。生産者さんのお名前が冠に付くほどの自信の逸品。上品で繊細な味わいです。
多分飲み比べずにそれぞれ飲んでいたら、すごく美味しいお茶という感想だけだったと思いますが、飲み比べると同じ煎茶とは思えないほど全く別物の美味しさで日本茶の奥深さを感じました。
別添えのポットのお湯で、それぞれ3煎目まで楽しむことが出来ます。
1煎目は旨味と濃厚な味わいを、2煎目は渋みを、3煎目はすっきりとした味わいをと、違う味わいがまた楽しい。
そして黒猫お楽しみの茂助だんごの「道明寺 桜餅」は渋みを楽しむ2煎目のお茶と一緒がおすすめと伺い2煎目に頂きました。餡の甘みともちもちの食感。そして春先取りの桜の香りが渋い煎茶と相性ぴったりで大満足。また違う組み合わせを試してみたくなりました。
素敵な空間で、選りすぐりの日本茶と歴史ある和菓子のマリアージュを、ぜひ楽しんでくだいね。
『ShiZen Tea』店舗詳細
取材・文・撮影=ミスター黒猫