単なる蚤の市ではない「東京蚤の市」
2012年から始まった「東京蚤の市」。“古いものを大切にし、次の担い手にバトンを渡していく蚤の市”をコンセプトに、古道具の店や古書店など約70の出店から始まった。イベントが認知されるにつれて全国からの出店も増え、さらには2026年春から4日間開催としたこともあり、今回は4日間合計で350組を超える出店を数える。会場には個性豊かな店主が選んだ古今東西のアンティークや雑貨などがズラリと並び、一期一会の出合いを求めて多くの来場者であふれる。
「最近は来場者みなさんの熱量も高くて、盛り上がり方が音楽フェスのよう」と話すのは、東京蚤の市事務局の上野さん。開催当初は古道具や古着、古書などを目的とした買い物客が多かったが、現在では音楽のライブステージや子供向けのワークショップなどさまざまなコンテンツを展開することで、買い物以外の楽しみ方も増え、その空間にいるだけで楽しいと思えるようなイベント作りを目指しているという。
多彩なグルメや豪華なステージに心もおなかも大満足!
会場内は大きく2つに分かれていて、第一会場には約200店が集まる。そのうち約半数が古物を扱う店で、残りはフィンランドやデンマークの家具などを扱う「東京北欧市」や、ドライフラワーや多肉植物が集まる「花マルシェ」、新素材や新技術を用いて見た目から元気になれる色や形を集めた「カラフル雑貨」、鉄道エリア、紙もの雑貨など、約20種類のジャンルからなるユニークな店がところ狭しと並ぶ。目的はなくても、歩くだけできっと心ときめく一品に出合えそう。
第二会場は全国各地のおいしいものに巡り合えるエリア。なかでも、2025年春の初開催から大好評なのが「こむぎフェス」(11月2・3日のみの開催)。北は北海道から南は福岡まで、個性あふれる店のパンやドーナツ、焼き菓子、ピザ、クレープなどが一堂に集まる。
さらに今回、「あんこフェス」がイベント初登場(10月31日・11月1日のみの開催)。練り切りや羊羹といった生菓子から大福、どら焼き、たい焼き、さらには和三盆や干菓子などの和の菓子も並ぶ。甘いもの好きにはたまらない二つの企画、どちらも2日間ずつの開催なので何回も足を運びたい。
買い物やグルメの途中で楽しめるステージイベントも充実。日替わりで20組のアーティストやお笑い芸人が出演するライブステージでは、初登場となるOriginal Loveの田島貴男さん、堀込泰行さん、2025年のR-1チャンピオンに輝いた友田オレさん、最終日のトリを務めるお笑いトリオ・ハナコなど、実に豪華な顔ぶれ。さらに、ミュージシャンやパフォーマーが子供たちも巻き込んでパフォーマンスを繰り広げるキッズステージもあって、子供たちがキラキラと目を輝かせながら楽しむ姿も見られる。
「東京蚤の市は一日中楽しめるコンテンツにあふれています。まずはおいしいグルメで腹ごしらえをして、宝探し気分でお気に入りの古道具や雑貨などを探してみてください。合間には道すがら大道芸のパフォーマンスに出会ったり、すてきな音楽が聞こえてきたり。あっという間に一日が過ぎると思います」と上野さん。古いものを大切にしつつ、新しいものも100年後にアンティークとして根付くよう積極的に取り入れていて、ユニークなコンテンツが盛りだくさん! 買い物もグルメも体験も楽しめるイベントに足を運ぼう。
開催概要
「東京蚤の市‘26 AUTUMN」
開催期間:2026年10月31日(土)~11月3日(火・祝)
開催時間:9:30~16:30
会場:国営昭和記念公園 みどりの文化ゾーン ゆめひろば(東京都立川市緑町3173)
アクセス:JR立川駅から徒歩10分
入場料:前売り1800円(オンラインで開催各日の前日0時まで販売)、当日2300円
【問い合わせ先】
手紙社☎042-444-5367
URL:https://tokyonominoichi.com/2026_autumn/
取材・文=香取麻衣子 ※画像は主催者提供







