世界各国の多様性あふれるイラストが大集合
毎年春にイタリア北部ボローニャ市で行われる、児童書専門の見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」(以下、BCBF)。1964年に始まり、2026年に63回目を迎えるこの見本市は、出版社による版権の売買のみならず、児童書の新たな企画を生み出す場として世界中から注目されている。
本展は、BCBFに伴って開催される児童書のイラストレーション展覧会。1967年から毎年開催され、国籍の異なる5人の審査員が、実験的な試みも積極的に受け入れ、多様性を重視した審査を行っている。
60回目となる2026年は、世界94の国と地域から4158作品の応募があった。審査の結果、日本を含む33の国と地域から75作品が入選。多彩な表現やテーマ、技法による新しい絵本の表現を存分に楽しめる内容となっている。
ボローニャ・ラガッツィ賞で注目された日本の絵本も特別展示
BCBFでは、ボローニャ展のほか、さまざまなコンクールや賞が実施されている。そのなかでも著名なのが「ボローニャ・ラガッツィ賞(BRAW)」。本展では、2026年に「ボローニャ・ラガッツィ賞」2部門でスペシャル・メンションを授与された日本の絵本、『のらねこノラ』(ポプラ社)、『ゴロゴロゴロゴロなんのおと?』(パイ インターナショナル)を特別に展示。原画とともに紹介する。
また会期中は、板橋区内やその周辺を会場とした「ボローニャ絵本さんぽ」と題したイベントも開催。各会場でこれまでのボローニャ展入選者の作品が紹介される。カフェやギャラリーをめぐりながら、新たな絵本の魅力と出合える絶好の機会となりそうだ。実施会場や開催展覧会については、公式HPにて確認を。
開催概要
「2026イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」
開催期間:2026年7月8日(水)~8月16日(日)
開催時間:9:30~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月・7月21日(火)※ただし7月20日(月・祝)は開館
会場:板橋区立美術館(東京都板橋区赤塚5-34-27)
アクセス:地下鉄三田線西高島平駅から徒歩14分
入場料:一般900円、大学生600円、高校生以下無料
※65歳以上は半額。障がい者手帳をお持ちの人は半額、介添え者一名無料。ともに要証明書。
※観覧料の取り扱いは現金のみ。
【問い合わせ先】
板橋区立美術館☏03-3979-3251
公式HP:https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/4000016/4002027/4002032.html
取材・文=前田真紀 画像提供=板橋区立美術館






