原画から印刷まで、『週刊少年ジャンプ』とコミックスの製作現場に迫る
新刊コミックスの初版部数が10年以上毎号300万部を超え、全世界のコミックス発⾏部数が5億1000万部(2024年4⽉現在)を超える『ONE PIECE』。
世界の人々を魅了する作品がどうやって作られるのか? 本展ではジャンプコミックス100巻×連載1000話記念の際にアーカイブした⾊校正や印刷刷版を、尾⽥栄⼀郎氏の原画とともに並べるほか、『週刊少年ジャンプ』とジャンプコミックスの製作現場を8Kハイスピードカメラで撮影、8Kプロジェクター3台で上映する映像インスタレーションなどが登場。
27年間で作られた1〜1110話までのストーリーをコミックスから切り出し、⾼さ3.6m・⻑さ140m の壁⾯にひとつなぎの巻物のようにした空間展⽰もあり、その世界にどっぷり浸ることができる。
過去最大級の規模となる本展の見どころをピックアップ!
1000話のネームや原画、印刷に関わる貴重な資料を公開!
尾⽥栄⼀郎氏が描いた原画を、出版社と印刷所のプロフェッショナルがリレーし、『週刊少年ジャンプ』となり、コミックスとなってファンのもとへ届くという一連の流れ。1000話のネームや原画、コミックス100巻のカバー原画や印刷に関わる貴重な資料を収める「宝箱」を通じて、マンガが⽣まれるプロセスを体感できるコーナーが登場。『ONE PIECE』の秘密と本質に触れられる貴重な資料は必見だ。
140mの局面に1~1100話が連なる空間展示や映像インスタレーションは圧巻
『ONE PIECE』の1〜109 巻に掲載された全1100話をコミックスから切り離し、貼り合わせて展⽰した「大絵巻」は⾼さ3.6m、全⻑140m ! 「⼤絵巻」を通して『ONE PIECE』の世界に包まれる。
また、『週刊少年ジャンプ』とジャンプコミックス、それぞれの印刷現場を超⾼速度カメラでとらえ、3台の8K プロジェクターで投影。臨場感あふれる映像インスタレーションでマンガが⽣まれる現場を体験したい。
ユニークなオリジナルグッズが勢ぞろい!
アパレル、ステーショナリーなど、活字、紙、印刷などのこだわりにつながる、ユニークなアイテムの数々が販売されるのも見逃せない(グッズの購⼊には本展の⼊場券が必要)。CMYK と蛍光⾊の配⾊ボディに「ONE PIECE ONLY」展のオリジナルロゴをプリントしたTシャツなど、特⾊を含め複数⾊の分版が使⽤されている『ONE PIECE』コミックスカバーの製作プロセスから着想を得た、「誰も⾒たいことがない」アパレルシリーズに注目だ。
開催概要
「ONE PIECE ONLY」展
開催期間:2024年10月9日(水)~2025年1月13日(月・祝)
開催時間:10:00~18:00(入館は~17:30)
休館日:12月31日(火)~1月2日(木)
会場:PLAY! MUSEUM(東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟2F)
アクセス:JR立川駅から徒歩10分
入場料:一般2400円、大学生1800円、高校生1200円、中・小学生800円、未就学児無料
※完全日時指定制。
※展覧会図録『ONE PIECE ONLY / 1c』(ジャンプコミックスサイズ192ページ予定 / ⾮売品)を、⼊場者全員にプレゼント(⼩学⽣以上の⽅、1⼈につき1部)。
※セブンチケット限定販売。
【問い合わせ先】
PLAY! MUSEUM☏042-518-9625
公式HP https://one-piece-only.play2020.jp/
取材・文=前田真紀 ※画像は主催者提供