知られざるムシたちの行動や姿に、驚かされる

コノハギスの一種。葉っぱに擬態したキリギリス。
コノハギスの一種。葉っぱに擬態したキリギリス。

地球上で報告されている生物種の半数以上となる約100万種をも占める最大の生物群、昆虫。そのほとんどは体長がほんの1cmにも満たない小さな生物にもかかわらず、体のつくりはもちろん、行動から能力にいたるまで、その多様性には驚くばかり。

本展では、『国立科学博物館』の研究者による、マニアックな視点と研究者セレクトのマニアックな昆虫標本、最新の昆虫研究を織り交ぜながら、カブトムシやクワガタムシといったおなじみの昆虫のみならず、クモやムカデなどを含む「ムシ」たちのまだ見ぬ驚きの多様性の世界に迫っていく。

研究者が細部までこだわって監修した体長2mの5体の巨大模型や、ムシにまつわるあれこれを「見る」「触る」「嗅ぐ」「聞く」体験など、さまざまな展示を通してまだ見ぬムシの世界に触れてみよう。

オジロアシナガゾウムシ。パンダカラーのゾウのようなムシ。別名パンダムシ。
オジロアシナガゾウムシ。パンダカラーのゾウのようなムシ。別名パンダムシ。
ウスバキチョウ。原始的なアゲハチョウの仲間で日本の高山蝶の代表。
ウスバキチョウ。原始的なアゲハチョウの仲間で日本の高山蝶の代表。
エゾオナガバチ。産卵管を木に刺し、中にいるキバチの幼虫に卵を産み付ける。
エゾオナガバチ。産卵管を木に刺し、中にいるキバチの幼虫に卵を産み付ける。
オオセンチコガネ。大きな動物のフンを食べる。
オオセンチコガネ。大きな動物のフンを食べる。

新種を発見したアンガールズが公式サポーターに就任!

2023年11月にアンガールズ山根良顕さんが広島ローカルのテレビ番組『元就。』のロケで発見した昆虫が、ハネカクシの新種であることが判明。国際的な学術誌にも認められ、新種昆虫は「モトナリヒメコバネナガハネカクシ」(通称「モトナリ」)と命名された。本展では、そのハネカクシの新種「モトナリ」も登場する。

「今回は山根が発見した新種の昆虫や、ほかの昆虫展にはいないようなマニアックな昆虫がたくさん集まります。そしてマニアックな研究者にもフィーチャーするところも見どころです」(アンガールズ・田中卓志さん)

ムシたちに魅入られた研究者たちのマニアックな研究ぶりにも熱い視線を注ぎたい。

開催概要

特別展「昆虫 MANIAC」

開催期間:2024年7月13日(土)~10月14日(月・祝)
開催時間:9:00~17:00(入館は~16:30)
※ただし毎週土曜および8月11日(日)~15日(木)は19:00まで開館延長(入場は~18:30)
休館日:7月16日(火)、9月2日(月)・9日(月)・17日(火)・24日(火)・30日(月)
会場:国立科学博物館(東京都台東区上野公園7-20)
アクセス:JR上野駅から徒歩5分、地下鉄銀座線・日比谷線上野駅から徒歩10分
入場料:一般・大学生2100円、小・中・高校生600円
※未就学児無料、障害者手帳をお持ちの人とその介護者1名は無料。

【問い合わせ先】
ハローダイヤル050-5541-8600
公式HP  https://www.konchuten.jp

取材・文=前田真紀 写真=国立科学博物館