Bar柿沼

純白のバーコートに宿る不朽の予感

棚には書院造のエッセンスが。
棚には書院造のエッセンスが。

「スタンダード」を大事にしたい。それがバーテンダー・柿沼辰弥さんの抱く思いだ。例えばカクテル。日本生まれのバンブーをはじめ、100年以上も前に誕生したものを多く供している。クラシカルな白いバーコートをまとうのは偉大な先輩たちへの尊敬から「決して汚さないきれいな仕事ぶりに憧れがあったんです」。白熱灯がともる憩いの場は長く愛されるこの町のスタンダードとなるに違いない。

店内で味わうカクテルは格別。
店内で味わうカクテルは格別。
柿沼さんは浦和『barSAKAMOTO』神楽坂『Jug』などを経て独立。
柿沼さんは浦和『barSAKAMOTO』神楽坂『Jug』などを経て独立。

『Bar柿沼』店舗詳細

Bar 柿沼(バーかきぬま)
住所:新宿区神楽坂6-8アプロードビル/営業時間:18:00~翌1:00ラストイン/定休日:日(月曜日が祝日の場合は営業、翌月曜)休/アクセス:地下鉄大江戸線牛込神楽坂駅から徒歩2分

歯車

決して「お気軽」ではございませんが

キューバ産シガーも楽しめる。1200円~。
キューバ産シガーも楽しめる。1200円~。

明かりは蝋燭のみ。静寂と暗がりの中に浮かぶのは、能舞台のようなカウンターと、そこに立つ主・濱本義人さんだけだ。ただくつろぐだけなら家でもいい。ここは日常と離れたサードプレイス。「広くない空間をお客様同士が共有する。多少の気遣いをしながらほろ酔いになって、心地よい流れを作るという過ごし方の提案でもあります」。光や音、入る情報が少ない分、普段と違う考えに行きついたり。日の高いうちから訪れるという悦楽も。

樹齢300年以上の松のカウンター。
樹齢300年以上の松のカウンター。
ハンター1600円。サクランボの蒸留酒のリッキー1500円
ハンター1600円。サクランボの蒸留酒のリッキー1500円
濱本さん
濱本さん

『歯車』店舗詳細

歯車(はぐるま)
住所:新宿区若宮町16塩谷ビル2F/営業時間:15:00~24:00/定休日:月/アクセス:JR・地下鉄飯田橋駅から徒歩3分

Fingal

セレクトされた酒が知識と舌を満たす

ピノ・デ・シャラント(左)、ロブ・ロイ各1600円。
ピノ・デ・シャラント(左)、ロブ・ロイ各1600円。

銀座や池袋の隠れ家的な街だったころの1998年に開店。当時、界隈にバーは少なかったが、谷嶋元宏さんは会社員から大好きなこの世界に飛び込んだ。「東京は世界中の美酒が集まる地。普段触れられないお酒と出会える場にしたかったんです」。バックバー、ウィスキーの深い世界をうかがい知るボトルが。小さな蒸留所のものや、入手困難なショット1万円のものまで揃う。その1杯のストーリーを聞けば、味わいはさらに深まる。

ワイン専用の部屋。
ワイン専用の部屋。
希少なブラックウォールナットのカウンター。
希少なブラックウォールナットのカウンター。
教員歴もある谷嶋さん。
教員歴もある谷嶋さん。

『Fingal』店舗詳細

Fingal(ふぃんがる)
住所:新宿区神楽坂3-1美元ビル1F/営業時間:19:00~翌1:00/定休日:日・祝/アクセス:JR・地下鉄飯田橋駅から徒歩3分。

(クレジット)
取材・文=沼由美子 構成=前田真紀 撮影=木村心保

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