ねじまき雲(陽)

抽出方法さまざまなコーヒーに酔う

ドリッパーをまわしつつ全身で抽出。

「店員の撮影不可」とあれば緊張が走る。が、迎えてくれるのは黒い帽子とベストにループタイ姿の「ねじ君」こと長沼慎吾さんと、柔らかな雰囲気の百合子さん。百合子さんに感化され、「コーヒーにどっぷり」とのこと。青梅で焙煎とカフェを始め、以来ずっと時間のかかる手作業を続けている。抽出方法は、ペーパードリップ、サイフォン、水出しを長沼さんが担当。百合子さんは、手動式エスプレッソマシンで、手の感覚を頼りにコーヒーエキスを搾っている。季節限定アレンジも魅力で、春、ナッツラテは花柄に。12席の店内ではつながりある人の作品展示も開催。

冷めゆく味の変化も楽しみたい。コーノ ブレンド「旋風(つむじ)」700円。
ピーナッツバターを使うナッツラテ900円
パプアニューギニアの豆も使うカフェオレに、パプア産のラム酒30㎖入りのカフェラム1200円。
優しい泡のカフェラテ700円。こしあん羊羹400円はチョコ2 ~ 3種を練り込む。
ねじ君。
住所:東京都国分寺市東元町2-18-16 吉野ビル104/営業時間:14:00~21:30LO/定休日:水・木/アクセス:JR・私鉄国分寺駅から徒歩5分

胡桃堂喫茶店

これぞ、大人に愛されるお菓子

胡桃堂のシベリア500円。浅煎り珈琲680円。

西国分寺の人気店『クルミドコーヒー』の2号店で、一昨年3月に開店。『クルミドコーヒー』が子供にも人気のヨーロッパテイストでまとめられているのに対して、こちらはぐっと大人をひきつけるオーセンティックな趣だ。お菓子はひとつひとつ店内で手作り。ふわりと焼き上げたカステラに、自家製つぶあん、ホイップを挟んだシベリアは、年配の方にも「なつかしい」と喜ばれている。コーヒーは、札幌の『菊地珈琲』でダブル焙煎された豆を使用。円みのある酸味が緩やかに広がっていく浅煎りは、甘めに炊いたつぶあんとよく合う。

新築だが、昔からそこにあるような雰囲気。
喫茶店でもあり、約1000冊の本を扱う『胡桃堂書店』でもある。閲覧も可。
住所:国分寺市本町2-17-3/営業時間:11:00~21:00(日・月は~18:00)/定休日:木/アクセス:JR・私鉄国分寺駅から徒歩6分

おやつ工房 さかみち

おいしさは店主が誠実である証し

ベリーのタルト495円、紅茶450円。

「特に変わったことはしていません。基本を守っているだけなんですよ」と笑う店主の坂井美知子さん。厳選された品揃えのケーキ、焼き菓子をじっくり味わえば、坂井さんの誠実さが確かに伝わってくる。タルトは、クッキー生地にぎゅっと敷き詰められたクレームダマンドが、トッピングされたジューシーなフルーツをしっかりと下支え。醸し出されるアーモンドの香りが甘みと合わさり、ふくよかな味わいを生んでいる。ちなみに、店は平地に立っているが、名前が坂井美知子さんだから、略して『さかみち』!

フォンダンショコラパフェ1210円も季節によって内容が異なる。
「パフェのトッピングやソースも手作りです」と坂井さん。
住所:国分寺市東恋ケ窪2-36-31/営業時間:11:00~ 18:00ごろ/定休日:月、第2・4火/アクセス:西武国分寺線恋ヶ窪駅から徒歩12分

取材・文=松井一恵、信藤舞子 撮影=千倉志野、オカダタカオ 構成=林本啓祐