珈琲 達磨堂
レトロな雰囲気で味わう本格派コーヒー
店の前に設置された大きな達磨の石像は、店主の細谷稔さんのお父さんが生前に彫ったもの。幼少期を過ごした茅葺きの古民家に使われていたはりや柱を再利用し建てられ、店内では、アンティークの照明やステンドグラスが彩りを添えている。また、有田焼のカップが300客以上揃い、豆と対話するように淹れるコーヒーが注がれる。ストレートコーヒーはいずれも香り高く、コクのある味わい。自家製スイーツとの相性も申し分なし。
『珈琲 達磨堂』店舗詳細
レストラン&カフェ ボンジュール
心を捉えて離さない手ごねハンバーグ
開店当初は軽食程度だったが、あれやこれやと料理が増え、今や食事目当ての客人が少なくない。「もともと洋食屋をやりたかったから、アイデアも浮かんじゃって」と、店主の後藤広典さんは笑う。なかでもハンバーグは、塩レモンや、ピリ辛のアジアン、金町ではいち早く登場したロコモコなど種類多彩。二度びきした合挽き肉をふっくら焼き、分厚くて柔らかく、ジューシー。シェーカーで混ぜ合わすミルクセーキの懐かしい甘みにも頬が緩む。
『レストラン&カフェ ボンジュール』店舗詳細
エゾリス珈琲店
のんびりゆったり過ごしたい
木枠ガラスの引き戸が印象的だ。「ガラガラと開けて入る感じが好きで」とは、店主の鈴木宗子さん。引き戸越しに眺めれば、小学校の桜並木の緑がすがすがしい。コーヒーは市川の焙煎屋『萌季屋』仕入れのスペシャルティを注文後に挽き、真剣な眼差しで抽出。やわらかなコクと香りにうっとりする。開店直後のため「フードはまだないのですが、焼き菓子から始めたいなと思ってます」。ゆっくりのんびり、コーヒー道を歩み始めている。
『エゾリス珈琲店』店舗詳細
構成=フラップネクスト 取材・文=佐藤さゆり(teamまめ) 撮影=鈴木愛子