『marunowa(マルノワ)』フレンチおばんざいと厳選ワイン
暖簾(のれん)をくぐるとカウンターと小上がりの座敷が配され、和風居酒屋のよう。「東京の三軒茶屋で営んでいましたが、出身地であるこの地に家族で移住するとともに、2021年に店も移転しました」と話すのは、フレンチ出身のオーナーシェフ・田中雄基さん。筆文字で描かれた和テイストのメニューには、フランス料理をベースにしたおばんざいが並ぶ。料理に合わせるグラスワインも辛口度や味の特徴が記され、チョイスの参考になる。
『marunowa』店舗詳細
『ラポムドパン voyage(ボヤージュ) ATAMI』ナチュラルワインと小粋なおつまみ
東京で16年間ビストロを営業。2022年12月~2023年11月には、某ランキングサイトで12カ月連続「東京都で人気のビストロランキング」1位に選ばれている。「海がある街で店をやりたい」という思いで2024年2月に熱海に移住し、ナチュラルワインと地物の魚介や野菜を使ったおつまみを中心にしたワインバーをオープン。その日の入荷によって料理を決めるためメニューの多くは日替わり。
『ラポムドパン voyage ATAMI』店舗詳細
『Ricobanale(リコバナーレ)』総菜をつまみにイタリアワインを
店主の杉本さんは、イタリア料理店で働きながら、料理の幅を広げたいとワインを学びソムリエの資格を取得。2023年12月に独立開業したこの店では、シェフ兼ソムリエの二刀流で客をもてなす。店名はスペイン語の「リコ=豊かな、おいしい」とイタリア語の「バナーレ=ありふれた、些細な」を合わせた造語。杉本さんの料理への思いが込められている。総菜は量り売りでテイクアウトもできる。
『Ricobanale』店舗詳細
取材・文=塙 広明・千葉香苗(アド・グリーン) 撮影=オカダタカオ(marunowa・ラポムドパン voyage ATAMI)、逢坂 聡(marunowa〈店内および外観写真〉・Ricobanale)
『散歩の達人』2024年7月号より