『TAVOLA YASUNO (ターボラ ヤスノ)』何でも作る店主の多彩な才能に驚きの連続[ふじみ野]
ふじみ野駅の近くで4年営業していた店を閉め、2019年に自宅を改装して再オープン。休業したのは北海道でチーズ造りを学ぶためだったとか。「興味をもったら挑戦したくなるんです」とは、店主の安野豊さん。生パスタも自家製でトマトやバジルなどの野菜も栽培し、2022年にはレストランの隣にクロワッサン専門ベーカリーも。2023年9月現在はテラスを製作中で、完成後はテラス用メニューも提供予定。
『TAVOLA YASUNO』店舗詳細
『ブンボーフエ・ジャ・チュエン』ここは志木のリトルベトナムだ![志木]
米粉の麺を使った牛肉ヌードルのブンボーフエ専門店。もともとはフエの名物だが、ここのブンボーフエはオーナー・グエンさんのおばあさんがサイゴンで開業した、ブンボーフエ専門店の秘伝レシピを継承している。オキアミや牛骨を煮出したスープは深いうまみがあり、臭みを抑えるレモングラスの使い方がポイント。店内はベトナム語が飛び交い、まるでベトナムに来たような気分に浸れる。
『ブンボーフエ・ジャ・チュエン』店舗詳細
『BISTRO BONHEUR (ビストロ ボヌール)』幸せな気分に浸れる一軒家フレンチ[ふじみ野]
少しずつ味わえる季節の前菜や、素材の味を生かしたメイン料理のソースなどから、都内ホテルでフレンチを中心にさまざまなジャンルを経験した、という技術の高さがうかがえる。さらに、銀座でパティシエをしていた妻の智子さんが作る、デザートのボリュームとクオリティにもびっくり。こんなに満足度が高いのにリーズナブル過ぎて心配してしまう。日常とは別世界に来たような、ゆったりとした空間も素敵。
『BISTRO BONHEUR 』店舗詳細
『武蔵野うどん 蔵内 朝霞店』万人が食べやすい進化系武蔵野うどん[朝霞]
老若男女が食べやすいよう、武蔵野うどんらしいもっちり感は残しつつ、コシが強すぎない食感に。「目指すは武蔵野うどんの進化系」と、オーナーの高橋良さんが言う通り、付け汁もユニークだ。福岡・筑後市の薄口醤油を使った白は出汁が効いて後味さっぱり。インドネシア料理のルンダンをアレンジしたカレーもうどんに合う。ココナッツが香るまろやかさとじわじわ広がる辛さが絶妙だ。
『武蔵野うどん 蔵内 朝霞店』店舗詳細
『オルタナ』西伊豆の自慢の食材を召し上がれ![志木]
オーナー・石川雄大さんの出身地である西伊豆・松崎町の食材がテーマ。「素晴らしい生産者が多いのに知られていないのはもったいない」と、干物、シカ肉、潮かつお、ハチミツなどを現地から仕入れ、地元とは違う食べ方や合わせ方を提案している。潮かつおは生ハム感覚でサラダに、ハチミツとガーリックをソースにするなどアイデアが多彩。石窯で焼き上げる干物も驚くほどふっくらジューシー!
『オルタナ』店舗詳細
取材・文=井島加恵 撮影=高野尚人
『散歩の達人』2023年10月号より