味変で最後まで楽しめる『浅草 熟成味噌らーめん のりあき・美々』
2023年4月にオープンした『浅草 熟成味噌らーめん のりあき・美々』は、浅草駅から徒歩2分の場所にある。店内には、カウンター6席とテーブル席が1つ。
メニューは熟成味噌らーめんと熟成辛味噌らーめんの2種。看板メニューの熟成味噌らーめんは、4種類の越後味噌をブレンドした自家製味噌ダレを使用。濃厚で深みのあるスープは香ばしく食欲をそそる。もちもち食感の中太ちぢれ麺は、スープによく絡み、味がしっかり染みているチャーシューはものすごく柔らかい。あん肝入りの味変味噌、奥久慈卵、生姜湯のスープ割などもあり、とことん味噌らーめんのおいしさを追及している店だ。
『浅草 熟成味噌らーめん のりあき・美々』店舗詳細
正統派から変わり種まで。4代続く浅草のラーメン店『中華料理 あさひ』
テレビ番組やWEBサイトの特集に引っ張りだこの、浅草『中華料理 あさひ』。
今回取り上げるのは、看板メニューの一つであるしょうがそば850円。4代にわたって受け継いできた正統派中華そば650円としょうがが、見事にマッチングしたラーメンだ。ほかにも、四川冷やしそば1100円、パクパクパクチーそば1100円といった変わり種まで粒ぞろい。多様なメニューを制覇するために、何度でも足を運びたいお店だ。いっぽう4代目店主・植木隆一さんのキャラクターも、メニューに負けず濃い。浅草愛に溢れており、毎年5月の三社祭の日にはお店が休みになる。来店の際には注意しよう。
『中華料理 あさひ』店舗詳細
鴨チャーシューがたまらない。大満足の中華ソバ『中華ソバ ビリケン』
都営浅草線浅草駅から徒歩2分、カフェのようなおしゃれな外観の『中華ソバ ビリケン』。
看板メニューは鴨肉を使った中華ソバ。もちもちの自家製麺は太麺と細麺から選べる。鴨チャーシューは、臭みがなく甘みがあって柔らかい。トッピングのトリュフペーストは鴨にのせて食べても、スープに溶かしても贅沢な旨味を味わえる。暑い日は昆布水つけソバがおすすめだ。もちもちのうどんのような平打ち麺は、220gとボリューミー。昆布の旨味と濃厚醤油つけ汁で、濃厚な味わいを楽しめる。麺・スープ・トッピングの全てが自家製で化学調味料不使用だ。手間暇かけたこだわりの一杯を是非味わってほしい。
『中華ソバ ビリケン』店舗詳細
黄色の看板が目印!まぜそば、つけ麺専門店『麺屋まるいち』
『麺屋まるいち』は板橋の二郎系ラーメン店『自家製麺No11』がプロデュースする、まぜそば、つけ麺など、汁なし麺の専門店。
人気メニューは汁なし麻婆で、『自家製麺No11』の流れをくむ、ちょっとジャンクで濃厚な味わいが特長。麺の量や、無料トッピングをカスタムでき、自分好みの1杯が完成できる。麺の量はS、M、Lの3種類から選べ、無料トッピングはにんにく、あぶら、マヨ(マヨネーズ)。注文システムがわからない人向けに、テーブルや壁にすべて明示されており、店員さんがやさしく説明してくれるから安心だ。浅草でガッツリジャンクにお腹を満たしたいときは、『麺屋まるいち』に決まり。
『麺屋まるいち』店舗詳細
18:00~20:45 /定休日:無/アクセス:つくばエクスプレス浅草駅から徒歩5分
田原町駅から徒歩10分
懐かしくておいしい醤油らーめん『浅草名代らーめん与ろゐ屋』
醤油らーめん発祥の地といわれる浅草で、正統派醤油らーめんを提供する『浅草名代らーめん与ろゐ屋』。
4種の煮干しと鶏ガラ、醤油から作るキラキラと脂の浮いた澄んだスープの醤油らーめんは味わい深く、どこか懐かしい。
二人に一人が注文するという和風ぎょうざ400円は、豚肉の代わりに鶏肉が使われていて大ぶり。毎朝手ごねで仕込んで手で成形するこだわりっぷりだ。『浅草名代らーめん与ろゐ屋』の醤油らーめんは、浅草の街並みによく合った懐かしさを感じられる。
『浅草名代らーめん与ろゐ屋』店舗詳細
地下鉄浅草線浅草駅から徒歩7分
つくばエクスプレス浅草駅から徒歩10分
背アブラ一筋で幸福感を満たされよう!『らーめん弁慶 浅草本店』
『らーめん弁慶』は、屋台時代から数えると2023年で50年を迎える背アブラ系らーめんの大御所だ。背アブラチャッチャ系と呼ばれる、丼の上から背アブラを振りかけるスタイルで、丼の縁も外側にも背アブラが降り注ぐ。丹念なこだわりの製法で、大量の背アブラでもクドさを感じず、甘く飲みやすい極上のスープ。
浅草で背アブラたっぷりのらーめんを「給油」したいと思ったのなら『らーめん弁慶』に行こう。
『らーめん弁慶』店舗詳細
地下鉄銀座線・浅草駅から徒歩6分
浅草で博多ラーメンを食べるなら『うりんぼ』。懐かしく新しい一杯が楽しめる
浅草駅から10分ほど歩くと浅草ラーメン激戦区とも言われる言問通りに出る。『うりんぼ』はその通りにある博多ラーメン屋だ。このご時世でもラーメン1杯650円で提供し続けている店主がお店を始めた理由は「博多ラーメンが好きだから」。どこか懐かしく落ち着く店内で仕込まれたスープにはまったく臭みがなく、あっさりとしたコクがある。のりラーメン750円、ネギラーメン850円、どれを頼んでも絶品なうえに、紅しょうがと高菜はテーブルに常備されているので思う存分自分の博多ラーメンを楽しむことができる。店主いわく1番人気は玉子ラーメン750円。スープに溶けてしまうほどトロトロの黄身はまろやかで完成度が高い。常連客も多いというが、1杯食べればその理由にも納得できるだろう。
『うりんぼ』店舗詳細
繊細なバランスが生み出す至福の鶏白湯『らーめん渡邉』
『らーめん渡邉』では、中華料理出身のシェフによる鶏白湯をベースにしたラーメンを提供する。塩ラーメン、醤油ラーメンは徹底的な乳化で、脂をとじこめて決して表面には浮かせない。
絶妙なバランスで作られたスープ、味の調和を考えておかれた調味料、技巧を凝らされた盛り付け、磨き上げられた店内。極限のバランスで脂を閉じ込めた濃厚なコクのスープはここでしか味わえない究極の一品だ。
『らーめん渡邉』店舗詳細
キラキラ輝くスープにたっぷりチャーシュー。浅草の正統派中華そば『生田庵』
浅草の馬道通と伝法院通りが交差する角に位置する『生田庵』。その抜群のロケーションで提供するのは、基本を忠実に守り、オーソドックスな材料のみで作り上げる醤油ベースの中華そば。
注文を受けてから切り分ける絶妙な噛み応えのチャーシューは大人気で、一番人気のメニューはチャーシュー麺。たっぷりと乗せられたチャーシューがたまらない。チャーシュー麺を思う存分堪能したいときはぜひここに。
『生田庵』店舗詳細
限界突破の超濃厚スープと打ち合わせを重ねに重ねた麺のマリアージュ『麺屋つけ麺太輔』
『麺屋つけ麺太輔』のつけ麺スープは単体で飲むと衝撃的な濃厚さだが、麺と合わせた途端にまろやかに。その秘密は老舗開化楼と50~60回もの打ち合わせを重ねて開発された麺と、採算度外視の超濃厚スープとの完璧なペアリング。一切の妥協を許さず完成したつけ麺は、麺とスープの完璧なマリアージュ。
ここでしか味わえない奇跡的なハーモニーをぜひ体験していただきたい。
『麺屋つけ麺太輔』店舗詳細
つくばエクスプレス浅草駅から徒歩3分
変わらぬ味を守り続ける浅草の老舗『来集軒』
1950年に開店した浅草の老舗『来集軒』は明治に設立した前身の製麺所時代から数えるとその歴史は100年を超える。現在三代目である落合氏は、創業当時から続く変わらない味を提供することをもっとも大切にしているという。濃い飴色のスープに100年の歴史を持つ自家製縮れ麺、硬めのチャーシューで作られる醤油の香高い東京ラーメンは、創業当時そのままの味を現在に伝えている。
『来集軒』店舗詳細
構成=ASTER 取材・文・撮影=aki・ハマエミ・万悠・かつのこゆき