一品ずつ丁寧に作られる週替わり定食『食べたいものをつくる店 今日』
この店のランチメニューは週替わりの定食のみ。店主の高橋さんが“今日”食べたいものを作るというコンセプトで、ひとつひとつこだわって丁寧に作り上げている。その献立は、肉または魚がメインの料理を中心に、季節の小鉢、ご飯、自家製味噌で作る味噌汁、そして自家製のぬか漬けが基本スタイル。栄養・ボリュームともに満点で、心も体も満たされる料理に、思わず毎週足を運びたくなる。
『食べたいものをつくる店 今日』店舗詳細
茶事/ 15:00~17:30LO
今晩/ 19:00~22:30LO/定休日:今日/ 月・火・水・木
茶事/ 月・火・水・木・金
今晩/ 月・火・水・土・日/アクセス:地下鉄半蔵門線・大江戸線清澄白河駅から徒歩4分
外国人も絶賛アサリあんかけ『膳処天ぷら 片山』
一度の仕込みに7kgのアサリを使い、ゆっくりエキスを抽出して完成させる出汁。牛乳のように白濁していて、見た目だけでも濃厚さが伝わる。この出汁を、一滴も逃さずご飯に絡める調理法を試行錯誤し、あんかけがひらめいた。「日本料理でいう、銀餡です」と、店主・片山博孝さん。砂糖やみりんは一切使わず、ドボドボ注ぐ日本酒の甘みが、アサリを引き立てる。熱々だが、塩味が後味をあっさりさわやかにするので、夏の胃袋に効く。
『膳処天ぷら 片山』店舗詳細
大盛りご飯が埋もれる量のアサリが!『深川釜匠』
釜飯屋として開業したが、深川めし人気で「今は、専門店のようですね」と、女将の池畑里美さん。アサリとシメジ入りの炊き込みは、釜飯屋時代のレシピで作る秘伝の出汁が要だ。仕上げにもその出汁で煮たアサリをトッピングするが、ご飯が見えないほどの量に驚く。深川めしが売り切れたら、早じまいすることも。
『深川釜匠』店舗詳細
ニュージーランドスタイルのカフェ『iki Espresso』
ドリンクはもちろん、ガラスケースに並ぶスイーツから、手の込んだプレートまで、どれもニュージーランドではポピュラーなメニューがそろう。中でも、ランチタイムに人気のエッグベネディクトは、スモークサーモンとスモークベーコンの2種類から選べるほか、トッピングも豊富で、さまざまな楽しみ方ができる。ハード系のパンと塩気の利いたサーモン、半熟卵と濃厚なソースが絡み合い、ひと口で何層もの味わいが広がる。
『iki Espresso』店舗詳細
忘れられなくなる魅惑の洋食『実用洋食 七福』
茨城産ローズポークの濃厚な旨味を醤油で引き出した柔らかいポークソテーや、麹味噌と仙台味噌をブレンドしたミソラーメンなど、洋食中華がずらり。そんななか、「初めて兄と店に来たとき、ハマっちゃって」と、その後、娘婿となった2代目・小堀功さんがすすめてくれたのがハムカツだ。たっぷりソースをかけてかじれば、さくさく軽い衣から、ロースハムに挟まれたオニオンとチーズがとろ?っととろけだし、うっとり恍惚となる。
『実用洋食 七福』店舗詳細
クラムチャウダーを彷彿させる洋丼『下町食楽酒房 深川いちばん星』
本かつお厚削りで出汁を取り、昆布の粉末を加える。この昆布がとろみを生み、アサリを覆って水分の流出を保護。口に運ぶまでアサリがぷっくりそのまんまというわけだ。味噌は、麦味噌と赤味噌、信州味噌を合わせ、洋食屋らしく、バター香るベシャメルソースを加える。具の栃尾油揚げがスープを吸い、じゅわ~。
『下町食楽酒房 深川いちばん星』店舗詳細
(クレジット)
取材=松井一恵・佐藤さゆり(teamまめ) 構成=株式会社エスティフ 撮影=高野尚人・山出高士