【アイルランド】巨人のシチューハウス

やさしいシチューはママのレシピ

アイリッシュ ラムシチュー920 円、ソーダパン、マッシュポテト各350円。マギーズ・リープIPA 900円。巨人コラボセット(シチ ュー・サイド・ビール)は1600円。

「食事を通じて文化を共有したい」とは、巨人のような風貌で笑顔を見せるアラン・フィッシャーさん。このアイリッシュシチュー専門店は、ママのレシピが基本だ。羊の肩肉が、ローズマリー、タイムとじっくり煮込まれ、やさしい旨味がスープに溶け出す。現地流にマッシュポテトやソーダパンと味わいたい。巨人伝説が元の著作や、クラフトビールの輸入も手がけ、アイルランド出身のアーティストの楽曲を店内に流したり、 観光スポットも紹介したり、不定期でイベントも催すなど、アイリッシュ文化の発信拠点となっている。

民族楽器のボーロを鳴らすアランさん。
アランさん作のアイリ ッシュ妖精伝説も販売。

『巨人のシチューハウス』店舗詳細

住所:東京都品川区豊町1-3-11 /営業時間:11:30~14:30 ・17:30~21:00(土・日は11:30~21:00で途中、中休みあり)/定休日:月 ・火/アクセス:地下鉄浅草線戸越駅から徒歩9分

【ロシア】ソーニヤ

ロシア貴族から受け継いだ豊かな香り

ボルシチ1400円、ピロシキ各330円、ロシア紅茶(いちごジャム付き)550円。ランチなら1800円(ピロシキ1種)。

黒毛和牛のスパイス煮にビーツを加えたボルシチを味わうと、滋味深さが染み渡るよう。この味はロシア貴族とともに8年間暮らした初代のツタエママが覚えたもの。ビーフストロガノフなど、牛肉料理も多彩だ。また、生地から手作りするピロシキはひき肉に限らない。「具はなんでもいいの、おうちの味なのよ」とは、店を継いだ千津子ママ。揚げたてがさっくり香ばしく、恍惚(こうこつ)となる。

ローズティリアン色の壁や天井が印象的。
ピロシキは5種から選んで。写真はスパイシーなかぼちゃ。独創的なあんこにも惚れる。

『ソーニヤ』店舗詳細

住所:東京都文京区小石川5-31-6 文京パークハイツ10/営業時間:11:30~15:00 ・17:00~21:00/定休日:木/アクセス:地下鉄丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩6分

【スコットランド】The Royal Scotsman

現地を旅した人も驚く味わい深さ

ハギスL1200円はスコッチをかけて。フィッシュ&チップス L1500円、ブラックアイルの ペールエールL1400円。

フレンチシェフだった小貫友寛さんが修業先のフランスで出合ったのがバグパイプ。以来、スコットランドに傾倒し、パブを開店。羊の臓物ミンチを蒸した名物料理のハギスは、スコッチのラフロイグをかけて。ふくよかな香りをまとい、現地で嫌いになった人ですら思わず唸なる。また、フィッシュ&チップスは、現地スタイルの約30㎝で登場。もちっ&カリッな衣がビールを呼ぶ。

小貫さんはバグパイパーでもあり、時に店内で演奏することも。音色の多彩さ、迫力に驚く。
神楽坂の路地裏にあり現地感を漂わす。

『The Royal Scotsman』店舗詳細

住所:東京都新宿区神楽坂3-6-28/営業時間:17:00~24:00(土は15:00~、日 ・祝は15:00~23:00)/定休日:月(予定によって変更あり)/アクセス:JR・地下鉄飯田橋駅から徒歩4分

【ニュージーランド】アロッサ 銀座

大自然が育んだ幸をフレンチベースで

鹿フィレ150g3600円と牧草牛フィレ150g3900円のグリル2種盛り、 ORAキングサーモンのマリネ1800円、グラスワイン900円~。

「ワインを飲みに来店する方も多いんです」とは、シェフの青木祐介さん。約200種も揃い、ワイナリー主のサインが壁に刻まれる。野菜、チーズなど、食材もほぼNZ産。それをフレンチベースで仕上げている。質の高いブランドサーモン「ORAキングサーモン」は季節によって異なる仕立てで提供してくれる。また、鹿肉や羊、牧草牛、穀物牛のグリルは、脂肪分が少なく、噛むほどに旨味が広がる。ワインに最強!

「自然がすごい」と、青木シェフ。
気張らぬ風情。

『アロッサ 銀座』店舗詳細

住所:東京都中央区銀座2-4-6 銀座ベルビア館8F/営業時間:11:30~14:30LO(売り切れ次第終了)・18:00~ 21:30LO(日・祝・連休最終日は~21:00LO)/定休日:無(2020年4月からは日曜)/アクセス:地下鉄銀座一丁目駅から徒歩1分

【アルゼンチン】COSTA LATINA

圧倒的なボリュームに瞠目

コスティーリャ(骨つきリブ)600g4750円とエンパナーダ2個880円。

「アルゼンチンでは夏も冬もアサード! 1人前は最低600g。それ以下はあり得ない!」とはオーナーの前浜ディエゴさん。アサードとはアルゼンチン式BBQのこと。パンパ(草原)でのびのび育った牛の塊肉を、塩コショウのみでシンプルに味付け。炭火でじっくり焼いて脂を落とした肉は、驚くほど旨味が凝縮。お肉ぎっしり、自家製皮を使ったミートパイ、エンパナーダも必食だ。

グリルもアルゼ ンチンスタイルの本格派。
大きなロゴが目印。1階はテラス風。屋上にも客席 があり、夏場はとくに人気がある。

『COSTA LATINA』店舗詳細

住所:東京都目黒区駒場1-16-12/営業時間:18:00~翌3:00LO/定休日:無/アクセス:京王井の頭線神泉駅から徒歩7分

【オーストラリア】64 Barrack st.

広大な海と大地の恵みを食す

軽くあぶったタスマニア産サーモンのマリネ フレッシュハーブとディルマヨネーズ1300円。

最近ブームのモダンオーストラリア料理とワイン。「土地が広く多様な気候があるため、食材やワインが豊富なんです」とはシェフの白井正樹さん。この店のワインはなんと83種類。西オーストラリア産の塩と砂糖でマリネしたタスマニア産サーモンと爽やかなピノ・グリージョ。タスマニア産マスタードのソースを添えたラムチョップには濃厚なシラーズなど、料理とワインのマリアージュを楽しもう。

シェフの白井さん。
ラムチョップのオーブン焼き2本2400円は、臭みが少なく旨味がたっぷり。

『64 Barrack st.』店舗詳細

住所:東京都港区西新橋2-11-6/営業時間:11:30~13:30LO・17:30~21:30LO(金・休前日は~22:00LO)/定休日:土・日・祝/アクセス:JR・地下鉄新橋駅から徒歩8分

構成=フラップネクスト 取材・文=佐藤さゆり、鈴木さや香 撮影=泉田真人、加藤熊三
『散歩の達人』2019年9月号より

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