大人のたしなみ、仕事帰りの一杯飲み屋『スタンドヒーロー』

生ビール 370円(税別)、ボリュームたっぷりの名物ハムカツは380円。
生ビール 370円(税別)、ボリュームたっぷりの名物ハムカツは380円。

見よ、この厚さ! これはもうハムカツ界におけるひとつの究極だ。この厚さでも注文してすぐに出てくるスピード感は、そのままでも食べられるハムだからこそ。水道橋駅すぐの立地の良さも相まって、17時の開店と同時に続々と仕事帰りのサラリーマンがやってくる。18時にもなると満席となる日も多い。常連さんの中には開店当初から11年、週に4、5回来続けている人もいるほど。「ここは調理に心がこもってるからね!」。

オーナーの井上勝司さん自ら厨房に立つ。
オーナーの井上勝司さん自ら厨房に立つ。
一番奥の厨房前カウンターは常連さんの席だ。
一番奥の厨房前カウンターは常連さんの席だ。

『スタンドヒーロー』店舗詳細

住所:東京都千代田区神田三崎町2-21-9田島ビル 1F/営業時間:17:00~23:30LO(土は~22:30LO)/定休日:日・祝/アクセス:JR中央線・地下鉄三田線水道橋駅から徒歩2分

旬魚と酒をアットホームな割烹で『酒菜 向日葵』

技が映えるお刺身の盛り合わせ(1人前)1500円、海老真丈 万願寺とうがらし詰め揚(ハーフ)450円(夏限定商品)、磯ツブ貝のうま煮950円。
技が映えるお刺身の盛り合わせ(1人前)1500円、海老真丈 万願寺とうがらし詰め揚(ハーフ)450円(夏限定商品)、磯ツブ貝のうま煮950円。

コチのうす造りを中心に、ハモの湯引きや貝類を丁寧に盛り合わせた刺し身は、絵のような美しさ。ちりばめたミョウガ、海藻、レースみたいな切り口のハスイモも、皿上のすべてがピチピチだ。「素材が良いのは当たり前。どう喜んでいただくかを考えています」と大将の加瀬眞孝(まさなり)さん。熱い板前魂の持ち主で、ふと耳にしたお客の好物を、ある時そっと出すサプライズも企てる。料理に合うお酒は、唎酒師の若女将に選んでもらおう。

会話を大切にする眞孝さん。
会話を大切にする眞孝さん。
奥は掘りこたつ。
奥は掘りこたつ。

『酒菜 向日葵』店舗詳細

住所:東京都千代田区神田三崎町2-12-9/営業時間:17:00~24:00/定休日:日・祝/アクセス:JR中央線・地下鉄三田線水道橋駅から徒歩3分

爽快な酔心地が気持ちいい『もつ焼でん』

良い香りが広がる店内。
良い香りが広がる店内。

コリッと歯切れのいい豚なんこつの煮込みは、ポン酢が効いていてさっぱり。モリモリといくらでも食べられそうな飽きのこない味わいだ。「汁多めがいい方は“つゆだく”と言ってください」と笑う店主の内田克彦さんの言葉がうれしい。すりおろした生姜やシナモン、月桂樹などが入った自家製の生チューハイとは、ピッタンコの爽快な相性。ちびちび味わうなんてナンセンス。グビッと豪快に飲んで、汁も残さず平らげたい。

約2時間煮込んだ豚なんこつの煮込み380円のほか、牛もつや豚すじの煮込みもあり。串焼やちょっとしたツマミも豊富。まずは生チューハイ380円で乾杯したい。
約2時間煮込んだ豚なんこつの煮込み380円のほか、牛もつや豚すじの煮込みもあり。串焼やちょっとしたツマミも豊富。まずは生チューハイ380円で乾杯したい。

『もつ焼でん』店舗詳細

住所:東京都千代田区神田三崎町2-12-7 1F/営業時間:16:00〜22:30LO(土・日・祝は13:30〜、売り切れ次第終了)/定休日:無/アクセス:JR中央線・地下鉄三田線水道橋駅から徒歩3分

構成=アクトデザインラボ 取材・文=teamまめ(佐藤さゆり 松井一恵 信藤舞子)、かつとんたろう、山内聖子 撮影=小野広幸、高野尚人、阿部栄一郎、丸毛透