北千住のもつ焼きの名店が神田に進出

白文字で「もつ焼」と書かれた黒い暖簾(のれん)に吸い込まれそう。
白文字で「もつ焼」と書かれた黒い暖簾(のれん)に吸い込まれそう。

北千住に本店があるもつ焼きが名物の神田駅前店。「都心で勝負をしたい」という思いから2016年に開店した。1階が立ち飲みスタイルで、2階がテーブル席となっていて、どちらも席料は100円。アルコールは生ビールやホッピーセット398円(税抜)のほか、各種そろっている。

1階はボッチ飲みにも最適な立ち飲みスタイル。
1階はボッチ飲みにも最適な立ち飲みスタイル。

もつ焼きは朝締めだから新鮮でおいしい

上の皿左から時計回りで、しろ、あぶら、かしら、ちれ、たん。どれも1本111円(税抜)。
上の皿左から時計回りで、しろ、あぶら、かしら、ちれ、たん。どれも1本111円(税抜)。

おすすめはもちろん、店名にもあるもつ焼き。市場から朝締めのモツが届き、店でカットして串を打つ。

店長の小原涼さんは「手間はかかりますが、店で串打ちを行うことでおいしいもつ焼きができます」と教えてくれた。弾力がある「しろ」や歯ごたえがたまらない「たん」などのほか、トロッとした「ちれ(脾臓)」やジューシーな「あぶら」などが1本から注文できる。味付けは塩やタレのほか、甘辛く仕上げた味噌ダレなどから選べる。「お任せいただければ、もつ焼きにあった味付けをします」と小原さん。1本111円(税抜)というのもうれしい。

モクモクとした煙の中でもつを焼く店長の小原涼さん。
モクモクとした煙の中でもつを焼く店長の小原涼さん。
鉄板で出されるので、最後まで熱々で食べられる。
鉄板で出されるので、最後まで熱々で食べられる。

この店の名物といえるのがだし焼玉子389円(税抜)。だし巻きではなく、だし焼。だしを入れた玉子を熱した鉄板で焼きながら提供している。桜エビの風味が効いていてトロッとフワッとした食感もいい。

旨味がギュッと詰まったハラミ焼き

はらみ一本焼は、特製ダレにつけ込んでから焼いているので、そのままでもうまい。
はらみ一本焼は、特製ダレにつけ込んでから焼いているので、そのままでもうまい。

はらみ一本焼300円(税抜)も忘れてはいけない。これは、ハラミ丸々1本を炭火でじっくりと焼いている。柔らかくて旨味が濃縮したハラミを、ポン酢おろしや玉ネギのスライスと一緒に食べれば、お酒がどんどん進むこと間違いなし。

もつ煮込みは味噌のほか、あっさりとした塩味もある。
もつ煮込みは味噌のほか、あっさりとした塩味もある。

もつ煮込み430円(税抜)の味の決め手となるのが白味噌。プリプリで柔らかいもつと野菜がふんだんに入っているので、濃厚な味噌の風味と相まって思わずスープまで飲み干してしまいそうだ。

近くにはグループ利用に最適な姉妹店もあり

姉妹店は2018年にオープン。
姉妹店は2018年にオープン。

すぐ近くには姉妹店の『もつ焼つみき瓦 神田店』(千代田区神田鍛冶町2-7-10 三新ビル1F)もある。木のぬくもりを感じさせる温かみのある店内では、もちろん、新鮮なもつを使った料理の数々が食べられる。テーブル席が中心なので、グループで利用する際はこちらもおすすめだ。

住所:東京都千代田区神田鍛冶町2-12-13 一番街共同ビルつみき1・2F/営業時間:16:00~22:00LO(土・日・祝は~21:00LO)/定休日:なし/アクセス:JR・地下鉄神田駅から徒歩約1分

取材・文・撮影=速志 淳