名古屋人をはじめ、名古屋で味わった人たちを魅了する名店

台湾ラーメンの元祖ともいわれる『味仙』の神田西口店。名古屋出身者のみならず、転勤や出張などで名古屋で味を知った人たちがこぞって通っている。神田には今回紹介する神田西口店のほか、北口から徒歩4分の東京神田店でも食べることができる。

辛さとニンニクのパンチがクセになる台湾ラーメン

今から50年以上前に独自に開発した台湾ラーメン800円(写真)が超人気メニュー。毎日作る辛旨に味付けした特性の台湾ミンチや唐辛子の辛みを最大限に生かした自家製のラー油が味のポイントだ。醤油スープと台湾ミンチ、麺をよく絡ませて食べれば、ガッツリ入ったニンニクの風味が口の中で暴れる。辛さとがありながら旨みも存分に感じられるので、一度食べたら忘れられず、2度、3度と食べたくなる。辛いのが苦手な人は台湾ラーメン アメリカン800円を、辛さが足りない人は台湾ラーメン イタリアン900円をチョイスしよう。ちなみに、台湾ラーメンというメニュー名だが、台湾には存在していないので注意を。

「本店に比べて麺や台湾ミンチの量が多いです」と調理スタッフの王勝斌(おうしょうひん)さん。
「本店に比べて麺や台湾ミンチの量が多いです」と調理スタッフの王勝斌(おうしょうひん)さん。

一品料理でちょい飲みを楽しみ、台湾ラーメンで締めを

週末の夜には35席あるテーブル席がいっぱいになるほど。ホウレン草や空心菜などの季節の青菜をニンニクで炒めた青菜炒め690円、特製ダレで和えたこぶくろ650円など、一品料理が豊富。ビールをはじめとしたアルコール類も幅広い。最後の締めに台湾ラーメンをという人もいるが、その味わいに思わず「もう一杯ビール!」と言ってしまう人も多いとか。

 ニンニクや唐辛子を大量に使ったメニューがそろう。スタミナアップに最適だ。
ニンニクや唐辛子を大量に使ったメニューがそろう。スタミナアップに最適だ。
住所:東京都千代田区内神田3-7-4 香文堂ビル2F/営業時間:11:30~14:00LO・17:30~24:00LO(土・祝は11:30~21:00LO)/定休日:日/アクセス:JR・地下鉄神田駅からすぐ

取材・文・撮影=速志 淳