天津飯店

本場の中国料理を日本風にアレンジ。ピリ辛チャンポンは旨みが満点

香りと旨みと赤い色が出る唐辛子を使用しているので見た目と裏腹にピリ辛。
香りと旨みと赤い色が出る唐辛子を使用しているので見た目と裏腹にピリ辛。

先代の父は中国・山東省出身で、本場の味と日本式中国料理の中間という優しい料理が好評だ。名物の辛口 北京チャンポン麺880円は、真っ赤なスープで激辛を予感させるが、魚貝と野菜の旨みがたっぷり。自家製麺がスープと絡んで絶妙のハーモニーだ。水餃子418円も人気で、モッチリとした皮と肉汁あふれる餡がたまらない。

山東省の味を再現した水餃子。餡をよく練ることによってジューシーさが出るという。
山東省の味を再現した水餃子。餡をよく練ることによってジューシーさが出るという。
中華食堂をイメージした1階。2階は宴会や接待にも最適な造り。
中華食堂をイメージした1階。2階は宴会や接待にも最適な造り。

『天津飯店』店舗詳細

住所:東京都千代田区内神田2-9-10 吉川第2ビル1・2F/営業時間:11:00~14:30LO・17:00~23:00LO(土・祝の夜は~22:00LO)/定休日:日/アクセス:JR・地下鉄神田駅から徒歩3分

鶴の恩がえし

たっぷりと野菜が取れる野菜そば。日頃の野菜不足を解消できそう。
たっぷりと野菜が取れる野菜そば。日頃の野菜不足を解消できそう。

これぞ町中華というような昔ながらの店構えが印象的。メニューが豊富で、どれを頼もうか迷ってしまうほど。「当店一番自慢の人気メニュー」だというのが野菜そば650円。野菜や豚コマなどを自家製塩ダレを入れて強火で炒めるので、甘味と歯ごたえがいい。スタミナ・ニラレバ炒め600円(単品。ライス・スープは+200円)も人気で、プルプルとした食感のレバーは旨みを感じる。ほんのりとした風味の刻みニンニクもいい。

仕込みと下処理に時間をかけているのでレバーのおいしさが前面に出ている。
仕込みと下処理に時間をかけているのでレバーのおいしさが前面に出ている。
店内の至る所にメニューがあり、食べたくなる料理がどんどん見つかってしまう。
店内の至る所にメニューがあり、食べたくなる料理がどんどん見つかってしまう。

『鶴の恩がえし』店舗詳細

住所:東京都千代田区神田多町2-2-5/営業時間:11:00~23:00/定休日:日・祝/アクセス:JR・地下鉄神田駅から徒歩2分

炎麻堂 神田店

麻婆豆腐は辛さやしびれだけでなく、味の奥行きを感じられる。
麻婆豆腐は辛さやしびれだけでなく、味の奥行きを感じられる。

カラフルで色鮮やかな3階建ての建物がひときわ目を引く。一番人気は麻婆豆腐。四川省最高級豆板醤や特製麻婆醤、自家製ラー油と特製山椒を加える。ゴロッとして存在感のある挽肉もいい。ランチでは、ライスとスープ、ザーサイがセットになり850円(ライスとスープはおかわり自由)。辛さは1~4辛は値段がそのままで、5辛は900円になる(写真は3辛)。

さくさく餃子550円にはクワイを練り込んでいるので、独特の食感がある。
さくさく餃子550円にはクワイを練り込んでいるので、独特の食感がある。
夜は中華ダイニングとしても好評で、料理ともにアルコールも楽しめる。
夜は中華ダイニングとしても好評で、料理ともにアルコールも楽しめる。

『炎麻堂 神田店』店舗詳細

住所:東京都千代田区鍛冶町2-8-2/営業時間:11:00~14:30・17:30~23:00/定休日:土・日・祝/アクセス:JR・地下鉄神田駅から徒歩1分

味仙 神田西口店

辛いのが苦手な人はアメリカン800円を、辛さが足りない人はイタリアン900円を。
辛いのが苦手な人はアメリカン800円を、辛さが足りない人はイタリアン900円を。

名古屋のご当地ラーメンである台湾ラーメンが食べられる。毎日作る辛旨の特性の台湾ミンチや唐辛子の辛みを最大限に生かした自家製のラー油が味のポイント。スープと台湾ミンチ、麺をよく絡ませて食べれば、ガッツリ入ったニンニクの風味が口の中で暴れる。辛さがありながら旨みも存分に感じられるので、2度、3度と食べたくなる。青菜をニンニクで炒めた青菜炒め690円、特製ダレで和えたこぶくろ650円などで一杯というのもいいだろう。

「本店に比べて麺や台湾ミンチの量が多いです」と調理スタッフの王勝斌(おうしょうひん)さん。
「本店に比べて麺や台湾ミンチの量が多いです」と調理スタッフの王勝斌(おうしょうひん)さん。
週末の夜には35席あるテーブル席がいっぱいになるほど。
週末の夜には35席あるテーブル席がいっぱいになるほど。

『味仙 神田西口店』店舗詳細

住所:東京都千代田区内神田3-7-4 香文堂ビル2F/営業時間:11:30~14:00LO・17:30~24:00LO(土・祝は11:30~21:00LO)/定休日:日/アクセス:JR・地下鉄神田駅からすぐ

取材・文・撮影=速志 淳